これは2021年にマリン・カツサ氏率いるKatusa Researchが出した無料eBook "MAKING MONEY OUT OF THIN AIR CARBONOMICS: How Carbon Credits will mint the Next Generation of MILLIONAIRES" の要約である。

「カーボン・クレジットで億万長者になる①～④」の続きになるので、まだ読んでない人はまずはこちらをどうぞ！

地球を救うには『大金』が必要である

パリ協定で設定された『２℃目標』を実現するには世界中からの投資が必要になる。

特にエネルギー関連（消費と生産）は70％以上の温室効果ガスを占めているので、一番重要なセクターになる。

さらに努力目標である『1.5℃』を目指すのであれば、現在エネルギー関連に使われている年間２兆ドルの予算をすぐにでも予算を倍増させて５兆ドルまで増やし、それを2030年以降も維持しなければならないと言われている。

ゴールドマンサックスは「2030年までにクリーンエネルギー関連に16兆ドル規模の投資が必要だ」と言っている。

欧州委員会は『欧州グリーンディール』で2050年までに７兆ユーロ以上を財政政策を見積もっている。

プリンストン大学は「アメリカは今後30年間で９兆ドルほどの資金的支出が必要だ」と言っている。

以上を見てわかるように、この『脱炭素』には今後30年間の大きな投資の流れが起きるだろうし、この流れから投資チャンスを捉えるにはどのように動くかを理解しなければならない。

続く