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BMXのバニーホップとフロントアップの試行錯誤は続く。

 比較的多めなバニーホップのエントリだが、それほどに奥が深いというのかぼくの理解がいつも追いつかないのか。

 当ブログのバニーホップ記述もかなり散らかっているので、今までの流れをひとまとめにこうでした、と記事リンクを貼るような事は叶わないので雑に思い起こしてみる。

 バニーホップというかフロントアップだが。

 始まりは四年前、思い出してBMXを買ってからの流れをまずは書かないと今回書きたいことの整合性が取れない。 

 最初のBMXによる初めてのバニーホップはもちろん、なにも判らないバーを上に引き上げるフロントアップだった。 想像していたものとのあまりの違いにその場で諦めそうになった。 明らかにこれは苦手である。
 まあバニーホップなんて出来なくてもBMXは楽しいはず……

 とはならなくて、ありとあらゆる8割程の技の入りの部分がバニーホップであった。

 バニーホップから逃げて逃げ回っていたけれど、いよいよ1年程してBMX自体にも慣れてきた頃さてはこの自転車の長いのがよろしくないんだな? とばかりにショートフレームを買う。
 結果はもちろん何も芳しい事はなく、ただフロントアップからバニホをこなすためにフレーム(から一台分まるっと)を買ってしまったので予算を注ぎ込んでしまっては結果を出さないわけにも行かず、とにかく年甲斐もなく恥も外聞もなくそろそろ本気を出してみますか、とhow toを時間の許す限り読みあさり始めた。

 それはもう、前にも書いたけど、押せとか引けとか、伸びろとか伸びるなとか、玉石混淆ともプロアマまとめて見まくって意味不明になりつつも、フロントアップが肝なんだなということは理解し、努めてきた。
 何度も、いままでのやり方は上に引いていたな、もっと後ろにだ、と思い直し少しずつではあるが良くなってきている気がする。

 ところでフロントアップには大まかに三種類あると言える。

① ペダルを漕ぎあげるフロントアップ
    ~ウィリーやトラ車 
② 斜め上にバーを引くフロントアップ
    ~パワー型のスタンド 早い
③ 真後ろにバーを引くフロントアップ
    ~マニュアル型のフロントアップ 遅い

 ①の漕ぎ上げはとりあえず置いておいて、バニーホップで使用するのは②と③であるが、プロライダーとかの筋トレムキムキ系ニキ達をみているとおおよそ②であると思われる。 バーに上から瞬圧をかけて反動を使い背筋で持って行くのか? 自分は上げきれないので判らないが、ペダルに体重が乗った状態では上げられないので自分もある程度抜重なりしているのかとおもう。 書いていて気が付いたけどその抜重行為が半拍遅らせた脚のタメになるのか? こんどやってみる価値はありそうだ。 (そういえばそれを思いついてはそんな動き出来るか!と前世の記憶が蘇り)

 それより今ぼくが取り組んでいるのは③のマニュアル型フロントアップである。 how to的にはバープッシュからボート漕ぎのように斜め下から前、斜め後ろとなめらかに円を描くような(気持ちで)下に入力した力を後ろに持って行くとよく語られているがこれは②のパワー型フロントアップだと思う。 語り手がマニュアル式フロントアップからのバニーホップを説明しながらもフロントアップのきっかけについては混同しているのではないか・・・

 実際近頃やっと理解を深めつつあるマニュアル式フロントアップだけど、高い位置から一気にタメを突っ込んで、という筋力というか力の方向が違うのでそれはぼくには出来ず、腰を低く揉み手でフロントアップをするにはバーが高い状態にあるため下方向の力は入れにくい。 よってある時から思い切ってもう、下方向は捨てて前プッシュだけでいいのでは、と思ったらその方がスムーズだった。

 というかつまり、世の理解とhow toにはこの②と③のパワー型とマニュアル式が混ざっている、 もしくは教授様方におかれましても、何割かは自身がどちらのやり方であるのかは意識せず混ざってしまっているのではないのかな、と言いたい。

 かつてここに、新たに気づいたマニュアル式フロントアップは、🚲↙←↖↑↗みたいな書き方をしたとおもうけれど、今は←→でいいと考えている。 マニュアル式に関しては。
 何故これを書かなくてはと思ったのかは、この気付きによると過去のぼくの記述においてもそれらは混ざってしまっている、勘違いと未熟さからくる嘘なのではと思ったから。 

 さて、フロントアップはかなりよくなって今度はそこから先の問題を解決しよう。
 新しいマニュアル式フロントアップからのバニーホップはどうにも後輪が浮ききらない。 いや、尻がシートに当たるまでしっかりと浮いているのだけど、おそらく自身の高さが足りない。
 なので、脚力の問題は今すぐ解決出来ないので所謂「刺し」をやってみる事にした。

 今までも勿論、「刺し」はチャレンジしてきた。 ただ、滞空時間の足りなさなどが理由として刺している余裕がなかった。
 それが今は何かできそうな気がする、 くらいに高いテンションをもって行ってみたのが上の動画である。
 結論としていまなら出来なくはない。 ただやはり時間か筋力が足りないこと。 スピード、動くスピードがまず足りない。 どこかで聞いた、

「おじさんは自分の考えている1/3の速度でしか動けない」

 という格言を思いだし心を刺されている。 刺せないのに刺されるなんて理不尽である。

 計測値としては未だ70センチには届かず60センチあたりでもがいているのだけど、考えたことが出来るようになったり変化してよりよい、いい形になっているのはモチベーション維持に大きな助けとなる。
 ただその新しいフロントアップのやり方でいい感じに後輪に乗れていたやり方も次第に悪い方に慣れ、後輪に乗り切らなくなってきているような気がしている。 これがいいのか悪いのかはわからないが… おそらくはフロントの上がるのが遅れるので急いで背中が浮いてしまっている事なのかなあと、全てはタイミングの問題だね。
 とにかく数跳んで、必要な筋力が育つのを待つ、俺が育てた状態に期待して。

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