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主に音楽とお笑いのこと。自分語りが許される場所を求めて、ここへ辿り着きました。

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あちこちオードリーで、若林さんと黒沢さんの「恋愛っていうより生活だ」という名シーンが生まれた話。

私は森三中と同世代で、 彼女たちのデビュー当時、 恐縮ながら「黒沢さんに似てるね」と 言われたことがあった。 そう言われたからが先か、 自分が元々そうなのかはわからないが、 その後の人生で一方的に、 黒沢さんの言葉と生き様が自分とリンクし、 強く共感することが何度もあった。 そんな私にとって、 今回のあちこちオードリーは、 ここからを生き抜く自分にとっての金字塔 と言っても過言じゃない回となった。 それは、若林さんが結婚のキッカケをきかれて まだ交際中だった奥さんが 夜

    • 【映画】『君たちはどう生きるか』をとりあえず見てきた、ざっくりとした感想。

      7月17日(月・祝) 公開直後を狙った多くの人の気持ちと同じく、ネットのネタバレを踏まないうち早々に観ておきたくて行ってきた。 前情報は、あのポスターとネット情報で知ってしまった声優キャスト2人に留めることができた。予告映像もなく、どんな内容か全くわからない状況で映画を観るという経験は、多くの人にとって初めての経験だったと思う。それでもなんとなく私は、胸が躍るような愉しい映画ではないことをなんとなく感じていた。他の人はどんな予想をしていたのだろう。 正直、最近の自分の精神

      • ドゥーワタッカの衝撃

        2023年3月4日『ネタパレ』でランジャタイが披露した、「ドゥーワタッカ」というネタの衝撃が強すぎたので、自分の感想を言語化する意味で書き記したいと思う。 芸人からすれば、ネタを言語化されるほど無粋なことはないと思うけど、ちょっと感動がデカかったので書いておく。 衝撃は受けたのには、ただ面白かったということに留まらない何かがあった。それはこのネタが、彼らがTVの人気者になってからの総決算みたいな、金字塔的なネタに感じたからだと思う。 そう感じた理由の1つが、お笑いサンプラ

        • 【ドラマ】『エルピス』という光。火種を燃やす音楽。

          ドラマ『エルピス ―希望、あるいは災い―』が終わった。(※ネタバレ含みます) 最終回は、TVerで繰り返し観ては泣いた。 長年仕えた人間に殺された大門亨が、最期に見た「一筋の光」。その出来事から、浅川恵那が気付かされた「信じるという希望」。 個人的に、人を信頼できなくなりそうな事がいくつかあった。でもやはり人は、信じられる人たちの中にいれば自由な思考で、健やかにいられると確信する出会いもあった。そんな気持ちにさせてくれた人たちへの感謝の気持ちもあって、一層泣けた。 プロデ

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        あちこちオードリーで、若林さんと黒沢さんの「恋愛っていうより生活だ」という名シーンが生まれた話。

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          誠ちゃんと愛ちゃんだよ

          誠ちゃんと愛ちゃんだよ

          脳の空き容量を増やす踊り。あと昨日の『THE W』のこと。

          さっき勉強していたら、 脳にこれ以上何も入らないと感じ、 中断してリビングへ行った。 すると、母がいつもかけている アマプラの適当なプレイリストで globeの曲が流れていた。 (操作ミスで課金ページへ進むのを恐れ、 毎度同じ操作でたどり着けるものを 聞いているので、 好みのプレイリストとは限らない) ちなみに流れていたのはこの曲。 曲は何でもいいんだけども、 リズムに合わせて適当な踊りをしてみたら、 脳の空き容量が一気に減るのを感じた。 身体を動かすのはいいとよく言

          脳の空き容量を増やす踊り。あと昨日の『THE W』のこと。

          空気階段、男性ブランコ、金属バット 札幌吉本ライブ記録(2022.10.10 GORIGORI吉本)

          ※ゲストはネタ各2本。正式ネタ名称は不明。 ●空気階段「タイムマシン」「方言」 ●男性ブランコ「ママ友」「音符運び」 ●金属バット「相席居酒屋」「不倫」 ●札幌吉本出演者 スキンヘッドカメラ(MC)、ゴールデンルールズ、リングリンデ、つちふまズ、コロネケン、ミクロポエジー、スクランブル(前説)  空気階段 生で見るのは初めて。もう…良すぎて震えた。2人ともただその場に居るだけで惹きつける、独特な佇まい。だからコントが始まると、一気に世界へ入っていける。王者の風格?わから

          空気階段、男性ブランコ、金属バット 札幌吉本ライブ記録(2022.10.10 GORIGORI吉本)

          お笑いの日2022 ランジャタイ×ダイアン津田コラボに寄せて

          10月8日TBS『お笑いの日 2022』で披露された、 ランジャタイ×ダイアン津田のコラボコント。 津田さんの代表的ギャグ「ゴイゴイスー」を フューチャーしたこのコントにより 「ゴイゴイスー」の歴史は、 この日以前と以降に分けられることになった。 …言い過ぎ?ランジャタイ贔屓すぎ?スミマセン。 でも、そう言っても過言じゃないほど、 見た人の多くが、「ゴイゴイスー」に 抗えない求心力と可能性を感じたと思う。 不安と戸惑いを抱え、 最後まで全力でやり抜いてくれた津田さん、

          お笑いの日2022 ランジャタイ×ダイアン津田コラボに寄せて

          【お笑い】「終活」という新しい芸人解散のカタチ ~オジンオズボーンさんの解散~

          お笑いが好きならご存じの方も多いと思うが、今年に入って、TV出演で見かけたり芸歴の長い意外な芸人さんの解散が立て続けにあった。 そんな中、芸歴20年以上になるオジンオズボーンさんも9月にYouTubeで解散を発表した。次に何をするかはまだ決まってないが、芸人を引退すると切り出した高松さん。それを受け、強く引き留めはしないが、あまり納得がいかない篠宮さん。篠宮さんは大林ひょと子という名のピン芸人で注目を集めつつあり、これからも芸人を続けていく。 解散発表の動画がアップされた

          【お笑い】「終活」という新しい芸人解散のカタチ ~オジンオズボーンさんの解散~

          2022年夏、1999年石狩のNUMBER GIRLを聴いている。

          盆の入り口ごろ。 石狩湾新港の方から、NUMBER GIRL再解散との報がきこえてきた。 私は蝦夷の地に暮らしておきながら、いろいろあって今年のライジングサン(RSR)での復活の雄姿を、観に行くことはなかった。 公式HPの向井氏解散コメントは、これまたシビれるものであった。 氏いわく「稼ぎてえ」と切望して、2019年臨んだ復活。しかし復活最初の舞台のはずだったRSR2019は悪天候による中止。 その後も翌年からのコロナ禍による無観客ライブ配信など、不本意な活動状況だっ

          2022年夏、1999年石狩のNUMBER GIRLを聴いている。

          もう何十年ぶり、くるり@札幌ペニーレーン24 (2022/7/31)

          考えてみたら何十年か振り、 先週誘ってもらって、くるりのライブへ。 𝟤𝟨年目アルバム𝟣𝟦枚目だって! ⁡ 「最近の曲を知らなくて楽しめるかな?」と思いながら行ったけど、一聴して"これぞくるり"を感じる特徴的なサウンドがどの曲にもあって、生で聴くとそれがより胸に迫った。 このバンドの凄さと長いキャリアが育んできた深みを、改めて感じさせられました。 帰り道にお友達と、 「音楽の詳しい事がよくわからないけど、 どうしてくるりサウンドに聴こえるのか、 関ジャムあたりでやってほ

          もう何十年ぶり、くるり@札幌ペニーレーン24 (2022/7/31)

          【お笑い】M-1ツアー函館で初めてランジャタイを観た話

          舞台下手のめくりに、待ち焦がれたコンビ名。 『ロックンロールは鳴りやまないっ』の刹那のイントロを出囃子に袖から彼らが出てきた時、私はもう胸をグーーーーンッと打たれて気絶するかと思うたわけです。 かつてのRISING SUN ROOK FES. 2000。 eastern youthの『夏の日の午後』を初めて聴いて、胸がグーーーーンッてなった時と同じ種類の感覚。 そこから20年近くを経て、たまにイースタンやナンバガのTシャツを着て暴れる、ずっと初期衝動の塊みたいな漫才をする

          【お笑い】M-1ツアー函館で初めてランジャタイを観た話

          【お笑い】自分的ランジャタイ備忘録 ~TV・ラジオ編~

          2022年3月現時点、私はランジャタイのコンテンツを全部観ないと気が済まないほどまでに侵されてしまいました。 いま日本にこういう私みたいな状況になっている人は多くいるんじゃないかとは思うのですが、新しく知った芸人さんの笑いを新鮮に驚き楽しめるこの貴重な最初の時間を、日々noteに書き記しておきたくなりました。 まずは、ハマっていくキッカケとなった押さえておくべき番組出演と共に、この状態に至る経緯を備忘録。 M1グランプリ決勝戦 漫才『風猫』 わざわざ言うまでもない20

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          【音楽】電気グルーヴ30年 〜ハナからSet you Free〜

          奥さん…聴きました?ピエール瀧復帰後初、再始動した電気グルーヴの新曲は『Set you Free』。 想像のさらに上をいくタイトル、歌詞、曲、映像。全ての人を納得させるクオリティの凄み。 「SET YOU FREE」 ――「君自身を開放せよ」 歌詞の一部を抜粋。 (8/24現時点で歌詞未公開、聴き取りのみのため間違いあったらごめんなさい)  初めからSet you Free  はなからSet you Free  約30年やったresumeなcentury(螺旋中?)  2020年になって理不尽な先住民 思えば最初から2人は、その場その時100%全開放のパフォーマンスを見せつけてきてくれた。 私たちは日々の暮らしの中、自らを開放する心が損なわれそうになった時、彼らの「開放せよ!」といわんばかりのライブやメディアでの活動を見ては、進むべき航路を明るく照らしてもらってきた。 そういう2人を面白がり、時に胸を撃たれ、誘われるままに気付けば2020年。そして瀧はずっとハナから、鼻から、開放されていた…「瀧が悪い」。 約30年、最初から変わらないこと、変わってしまったこと、全てをひっくるめて再び動き出す今。 誰かが用意した羅針盤など頼りにならない大海原に漂う、デッカイ2人の顔。3Dスキャンでどこまでも実物に近いめちゃくちゃ笑える無の表情の視線の先には、2人にしかたどり着けない次の水平線を見つめてる。 きっとこれからも2人は、あのアタマにのっかったユラユラ不安定なおもしろ船に私たちを乗せ、また見たことのない航海に連れてってくれるのだと思う。 この1年、石野卓球氏がメディアやレコード会社、リスナーに対して行ったアクション、そして新しい方向へ舵を切るそのスピード感は、本当に鮮やかだった。 その過程すら、結果として全開放でエンタメになってしまっていた、とんでもない才能を改めて見せつけられた印象。 なるべくしてこうなった、これからが楽しみで仕方ない!!

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          【音楽】眠れない夜にみつけた灯火のような音楽

          ■ Seiho - DESTINATION 最終目的地 2020年6月2日から1か月、毎日26~29時まで配信(火曜更新)されていた、「不眠」をテーマにSeihoが企画した楽曲と映像。4回の配信全て、Youtube上にアーカイブが残されている。 私はふだん不眠ではないけど、年に数回なかなか寝付けない日がある。たまにあるそんな真夜中、Twitterを眺めていたらタイムラインに今から配信されようとしているこれをみつけた。意図して起きているのではなく、寝ようとして寝れない真夜中には、大きな不安や孤独感が迫ってくる。そんな深い夜の闇の中にみつけた、明るくほの暖かい灯火のような音楽。私はその最後を見届けることなく、早々に眠りについてしまった。 試みとしての面白さ、楽曲と映像の心地よさもさることながら、社会の中にある埋もれそうなひとつの事象に心を寄せて活動するSeihoさんのキャラクターや才能にも惚れ直してしまった。 ▼この企画に関するSeihoへのインタビュー記事もよいです。 「DESTINATION 最終目的地 眠れない人のための深夜限定配信」 ACROSS http://www.web-across.com/todays/p7l75600000435uc.html?ra=1

          【音楽】眠れない夜にみつけた灯火のような音楽

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