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バスの中のほこり

3月末は実家で過ごしてきたえんじろうです。
タイトルにほこりって書きましたが、綿埃のホコリじゃないですからね。またまた実家の方でのバスの運転手さんの態度から感じた、仕事への誇らしげな誇りについての話題です。


ウグイスの初鳴き

さてその前に、この度ようやく2024年初のウグイスの声を聞くことができました。今年は本当に遅かった。2月半ばにはもう聞こえ始めることだってあったのに、だからこそ旧の正月と春とウグイスもそれほど遠く感じなかったはずなのに、新年度になってようやくという感じです。

ではまず、春らしい景色をお届けしますね。昨日実家から戻って来る朝に撮影しました。

写真 桜の木
写真 スノーフレークの群生

細江の地に越してから覚えた「スノーフレーク」が、群生しているところに出くわして、懐かしさと嬉しさで一廃になりました。
夢中になってスマホを構えていると、通りすがりの人から挨拶されてちょっと恥ずかしかったです。

写真 山の朝

朝と言ってももう日も昇り、山の斜面にも光が入ってきている様子ですが、故郷の景色と日差しの組み合わせは良いものですね。

バスでの移動

さて、早朝から移動して途中でレッスンをしてから帰ってきたわけですが、その道中のバスの中での出来事です。
運転手さんとOBらしき人との会話が聞こえてきて、盗み聞くつもりはないのに内容まで割と伝わってきます。抵抗しても無駄だと思ったので、その会話をじっくり聞いて楽しみ始めていました。

大変そうな仕事

すると、車内放送のコントロール系がほとんど手動でやっていること。だがその一部が自動なため何が自動化を把握していないと返って大変なことになってしまうこと。放送を流す先も操作しないといけなかったり、バス停で止まるか否かによって放送内容の一部を切ったりするなども必要らしいこと。
運転手だからただ運転してりゃいいって訳じゃないということが、多生は知っていたつもりだったのにとても鮮明に伝わってきました。鮮明というよりも生々しくって感じですね。

もちろんこれはどんな仕事でも言えることで、オカリナふきはオカリナ吹いていればそれだけで良いわけじゃありません。チラシも作るし会場確保もするし、予約の処理なども必要です。作曲編曲だってやります。
どんなお仕事も本来のやることと、それを実現させるためにやることとが、数段構えの構造になっているのですよね。

2人の人間性

さて、そんな様々な雑用を含めた運転手のお仕事内容を、今度の仕組みはこんな感じだよと「楽しげに」OBに語っている運転手さんと、それを関心と尊敬の眼差しで応援するような反応をしているOBの人。
どちらも素晴らしい人間性を感じる組み合わせで、まるで大人の手本でも見ているような気持ちになりました。

何よりも仕事の間に仕事の話題で朗らかでいるってことは、本当に素晴らしいなと思います。これは「自分は良い仕事をしている」という自信や誇りのようなものがあって成り立つことではないでしょうか?

写真 バスの運転席を覗く

なんか悪い事している感じですよね。こっそり撮影したつもりはないですが、一応ぼかしも加えておきます。
自分も尊敬する気持ちで撮影しました。

もうひと押し

更にワクワクしたのは、運転手さんが「ここでドカンとなるんだよな、ほらここ!」と同時にバスがドンと揺れます。
つまり道路状態をしっかり把握しているということ。そしてそれをできれば避けたいのだが、どうしようもないんだということがよく伝わってきました。その後のOBさんとの対話から、道路の状態の悪さとバスの車体のクッション性のメンテ問題が見えてきました。

あらゆる問題はあれど、その中で運転手さんは自分の仕事の範囲でできることをしっかりやっているからこそ、そしてOBさんにもそれが伝わっているからこその対話だなあと思いました。

敬意の大切さ

画像 人とロボット

AIが発達してきている現代だからこそ、この先において「敬意」の存在感がどうなってゆくのか気になるんです。

人とAIやロボットの立ち位置を上下関係にすると、命令することに慣れすぎた人間が「敬意」という物自体を忘れ、いざ人と話す際には円滑な会話が成り立たなくなってしまったりとか。
物や道具だから何やってもいいとか、そういう見方をする人間にならないように、えんじろうは今のうちから気をつけたいなといつも感じています。そういった意味では今の「オカリナの虜」スタイルというか目線は、これからも大切に続けてゆきたいなって思っています。

相手が何であろうと、自分が到底できそうもないことをできるものはどれも尊敬に値すると思います。感謝と敬意はいつも感じていたいですね。

おまけ

ところでAIで上の画像を作った(作ってもらった)のですが、ロボットに指示する人間という意味合いでかいているのに、心底納得できる画像が出てきませんでした。上の画像では対等というか、なんか来訪者と向かい合っているかのような構図ですよね。
他の候補はロボット襲来みたいになっていたり、とにかく人が圧倒的上から目線で指示しているように印象付ける画像は、AIは作りたくないのかなって思いました。



#enjiro #えんじろう
#バス #運転手 #仕事 #誇 #敬意

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