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報告 手打ちそばハナレ

先日の土曜日、今年3回目となった「NOSTALGIA」でのフルライブをしてきました。天候にも恵まれ、ほぼ1日かけた「手打ちそば ハナレ」さんとの共同企画のような感じで、お客様に心からのんびりとした時間を色んな方向から演出できたらというもの。
お天気にも恵まれ、無事に開催できたことに感謝しつつ、感想を込めながら振り返ってまいります。

街を離れ会場へ

紫陽花を眺めながらの移動写真

まだところどころに鮮やかな色合で残っている紫陽花の花に、嬉しくなりながら会場に向けて移動しました。

手遅れ看板

ハナレさんの案内看板らしいのですが、写真を撮ろうとしたらもう間に合いませんでした。これじゃあ読めませんね(笑)

手打ちそば ハナレ

さて、ここからはえんじろうの写真に加えて、お客様のS氏から譲っていただいたお写真も交えてお届けして参ります。どうもありがとうございます。

ハナレさんの写真
看板の写真

ここまでくると、ああ「ハナレさんに来たなあ」という気持ちになりますね。
えんじろうは普段から割とのんびりな時間の流れでいきていると感じていますが、日々時間に追われている人にとってはこの景色にたどり着いた時点から時の流れが変化していくのを感じられると思います。

トンボがいた写真

空にはトンボの姿が!こちらはS氏の写真です。

玄関の写真

会場準備

少しずつ荷物を運び込みながら、限られた時間でのセッティングの始まりです。

焦りもあるし接続ミスで変な状況になるのも嫌なので集中もしているのですが、嫌いじゃないんですよねこの時間。ワクワクするというか、やることはほぼ決まっているにも関わらず、これからどうなるんだろうかという感覚が常にあります。
お客様にそれを見てニコニコして頂けるのが楽しみという気持ちになります。

そば茶の写真

準備が一段落したところで、ハナレさんがそば茶をくださいました。
冷えていてお蕎麦の香りがたくさん詰まっていて。体の中からハナレさんの雰囲気が浸透するようでした。

物販スペースの写真
オカリナテーブルの写真

リハーサル中

リハーサル中

こちらはリハーサル中の写真です。
音のバランスを確認するために客席に移動していましたので、そののり(どののり?)で撮影しました。テーブル配置はお食事モードになっているので、演奏のときにはまた代わります。

撮影しながら、お客様はこんな感じで見てくださるのだなあと、この日この場所だからこその風景をしんみり楽しむことができました。ラッキー。

おそばの時間

山を背にする離れさんの写真

山を背にしたハナレさんの建物です。同じく山を背にして自分の声を響かせている鳥たちの声が、辺り一面にこだまします。

軒の遊び写真

縁側の軒先から紐が垂れていました。そこにはアサガオのツルが巻き登ってきており、初めて見る光景がありました。

そばのオブジェ?

まるで箸でお蕎麦をすくい上げたときの映像に見えませんか?

地面のアサガオの写真

こちらがアサガオ本体ですね。こういった遊び心がすごく響きました。えんじろうにはかなりの大ヒットでした。

そうそう、この日はまずお客様のお食事タイムから始まりました。
和やかな普段のハナレさんの雰囲気が素敵で、僕らはその間は控えていました。お食事タイムの後しばらく休憩時間があり、演奏はその後からです。

演奏時間

今回もまた、縁側の外から入場しました。

ご挨拶中の写真

まずはご挨拶をして、早速1曲めという感じで流してゆきました。
1曲めってライブの雰囲気を定義してしまうような部分があると感じます。今回は少し元気の良いリズミカルさと切ない雰囲気を込めたオリジナル「時の海」で始めてみました。
選曲も演奏も良かったと思うのですが、曲紹介がなんかいまいち。もうちょっと判りやすく締まりもある紹介をしたいのですけどね。難しいなあ。

しんみり演奏中の写真
緑を背負った演奏写真

NOSTALGIAの3人も鳥たちと同様に山を背にした演奏ができます。なんか嬉しいなと思います。しんみりした曲や少し重たい曲なども演奏しました。

ソロ演奏など

今回で3回目のNOSTALGIA。
ハナレさんは時間の流れをゆったり感じることをかなり意識したため、3人それぞれのしんみりソロ演奏の時間も取り入れました。

りょうこさんの曲紹介中
りょうこさんのソロ演奏写真
りょうこさん演奏中の3名の写真

まずはりょうこさんのソロ演奏から。その間僕と井手さんは、縁側から外を眺める人というある意味「景色の一部」になりました。
いつもコンセプトとかイメージは浮かぶのですが、それを上手にお客様に伝えられているのかどうかは甚だ疑問なのですよねえ。

井手氏ソロ演奏写真
ギターソロ演奏中の写真

今度は井手氏のソロ演奏ですが、そのまま前半終了という流れななので、他の2人は退場しました。

裏手より撮影

お庭で待機しながら、井手氏の演奏を後ろから撮影してみました。
ハナレさんの空間に、暖かなギターのソロ演奏の音色が響き、前半は終了となりました。

お花の演出も

お花の差し入れ写真

今回駐車場係などにもお力をお貸し下さった地元の方が、素敵な生花までご用意してくださいました。
ハナレさんがもつ素敵なお客様と地域のご縁に便乗させていただき、3人でできること以上のステージを作り上げていただいています。

紫陽花の写真
素敵な作品

約10分の休憩が終わり、後半の始まりです。

後半もソロから

オカリナソロ演奏

まずは1曲えんじろうのソロ演奏「巡る思い」をお届けし、その後は「音紡ぎ」を行いました。YouTubeでやっていた「幸せ音紡ぎ」の成果で、こうして「リアル音紡ぎ」を行えるようになりました。

音紡ぎ仕組み説明中

音つむぎはいろんな機械を使って実現しています。それらの仕組みを音が流れる順番に従って面白く解説しています。
これは前回駒屋さんでお客様からの感想をもとに、こうやろうと決めました。やはり解説があると、より親しみを持って効くことができるというご意見でした。光見えても小さな進歩は続いているんですよ(笑)

トラブルもあったり

トラブル対処中の写真

実はトラブルも有りました。音のバランス調整をしてスピーカに送り出すミキサーの電源が、突然停止してしまったのです。
実はこのミキサーはモバイルバッテリーで動かしていました。いたつもりでした。しかし実際はバッテリーの電源が入っていなくて、内臓のエネループで動いていたみたいなのです。その電池が空になってしまったので、停止した模様。

ありがたいことにトラブルから数秒でその状況を把握できたので、すぐに復旧できました。自分で作り上げたシステムならば、何かあったときに原因を見つけやすいですね。これが誰かに全部やってもらった場合は、もう僕にはお手上げってことになりますので、こういう事やっててよかったなあと思えます。

もちろん次回に向けて反省を活かしますね。

演奏は続く

しんみり演奏写真
わくわく演奏写真

その後もしんみりした曲や思い切り楽しい曲など、色々進んでゆきます。そしてついに大御所「命・三千十」でございます。

4人編成の演奏
ハナレに響く釜の音

斎藤氏が奏でる炊飯機の内釜の音色が、ハナレさんの空間に響きます。

どうしてもお笑いみたいになりがちな内釜なのですが、今回は割とその音色の保つ力に、皆様に耳を傾けていただけたように感じました。何か「伝えられた」という手応え的なものを感じられた気がしました。
受け取ってくださった方、ありがとうございます。

アンコール後のお辞儀

おかげさまでアンコールもいただき、約2時間のライブ(というよりもコンサート?)は無事終了となりました。

演奏後のゆったり

ハナレのお庭写真
レコード盤と紫陽花の写真

えんじろうが演奏本編の次に好きな時間がやってきました。
お越し下さったお客様とのやりとりです。人と話すこと自体得意ではない僕ですが、演奏後の話題は「オカリナ」や「音楽」に限定されがちなので、気楽に会話ができるような気がしています。

自分が愛する楽器のことや、大好きな音楽のことを聞かれたりすることは、本当にありがたく嬉しいことです。
中でもオカリナの個性のお話だとか、オススメのCDのお話だとか。声をかけてくださりありがとうございました。CDのお買い上げもとっても嬉しかったです。一生懸命その時点での最高を求めて作ったCDを、どんな風に楽しんで頂けるのかワクワクします。

待ち時間

そばを待つお茶の写真

今えんじろうは、そば茶とともにお蕎麦が来るのを楽しみに待っています。この「待つ」という行為が、最近の世の中では意外と少なくなったと感じます。それは「便利になった」と言い換えられるわけですが、良いのか悪いのかと言われると判断しにくいとは思いませんか?

待つ間に人は色々なことを思います。最近はそれさえも飽きさせないための膨大な情報で埋め尽くされ、色々なことを思う瞬間はほぼ皆無です。
今正に忘れ去られそうになるほど追い込まれている「思う時間」、それがハナレでお食事が出てくるまでのひとときにはあります。

ざるそばの写真
お蕎麦の写真

食べ物のみでなく入れてある器も楽しめる。一口目を食べる瞬間に向けて、全てがそのためにあるような流れのようなものを感じます。

楽しむ努力

食べ物のみでなく入れてある器も楽しめる。一口目を食べる瞬間に向けて、全てがそのためにあるような流れを感じます。
ひとつの行為をとことん煮詰めて楽しむ。これはオカリナを吹くというただそれだけの行動を展開して、生演奏活動やCD作品の制作にまで広げてゆくのと同じことなのかも知れません。

単にそういうのがえんじろうは大好きで、同じようにそういうことが好きな人達と繋がらせてもらえているということなのかな?

家路へ

真っ赤な夕日

家にたどり着く頃には真っ赤な夕日が沈んだ直後でした。
こんな日は車窓のライト写真よりもこういう自然の雄大なグラデーションのほうが似合う気がしました。

活躍の楽器たち

活躍した楽器たち

今回活躍したのは8本のオカリナと、2つのカリンバです。

整列した写真

カリンバはそれぞれ調律が異なります。そしてここに帰ってきているのが証拠に、今回は誰かお客様の手に渡ることはありませんでした。

オカリナは同じ音域で音色違いという組み合わせが2組。多くのメーカーを同時に使うのは、曲による個性に直結できるから。
これからもお客様に楽しんで頂けるように、できる工夫を色々「思う時間」から考え付けるようにしますね。

お隣の県からおいで下さったお客様もおられましたが、この日お越し下さったお客様に感謝の気持でいっぱいです。井手さんとのNOSTALGIAの音を聴いてくださり、本当にありがとうございました。

聴けなかった方へ

それではここで、今回ライブに来られなかった方へ、えんじろうから心ばかりのお届け物をさせていただきます。
えんじろうのソロ演奏コーナーを抜粋いたしましたので、気になるという方はぜひご覧ください。美しい景色と、ミキサー直結の良い音質でお楽しみいただけますよ。

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