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引越失敗談

こうやって引っ越し記事を書いていると、なんだかいつも成功ばかりしているように見えてしまいますね。そりゃそうです、成功したことばっかり書くのだから。しかしその影では膨大な失敗があるわけです。
今回はそんな失敗の話題です。


部屋の仕切り扉

今回の家には、キッチン部分と部屋との間に扉があります。最初に住んだ家も似た作りにはなっていたものの、キッチンと部屋の間に仕切りはなく、突っ張り棒とカーテンで自作の仕切りをしていたのです。
だってなんか、寝ているところから玄関が見えるのって落ち着かないじゃないですか?

だからちょっとお値段の高いホテルなどで入り口と部屋の間に扉があったりすると、なんだかすごく憧れを感じていたものです。
今回の部屋にはそれがある!なんだか扉ひとつでとっても嬉しいです。

扉の写真

どっちつかず

扉は嬉しいのですが、写真のような位置で止まります。ほぼしまった状態からでも、完全に壁まで開ききった状態からでも、最終的にはこの位置に来るのです。この調度90度付近のとっても中途半端な位置で止まるんです。部屋が1番狭く感じる絶妙なポジションのように感じませんか?
このどっちつかずの扉状態が嫌で、開いたときに壁に固定する方法をあれこれ考えていました。

磁力作戦

壁の磁石

思いついたのは「磁石」を使った固定。まず壁に、いざとなったら軽く剥がせそうな両面テープで磁石を固定しました。次に扉が壁て直接ぶつからないようにしている棒の先に、強力磁石を貼り付けました。

作戦成功例

開いて固定された扉

お見事というくらいに、壁にしっかり張り付いて固定できた写真です。磁石がくっつく感触が、扉を持つ手に伝わってくるので、最後の吸い寄せられるような感覚がなんだか気分が良いです。

つかの間の成功

これは良いことを思いつけてよかったと喜んでいた矢先、扉が元々の停車場に留まっています。
あれっ?どうして壁に当てて間もないのに固定されないんだ?と不思議に思っていたのですが、扉の上を見て納得。

壁の磁石が扉側に

なんとなんと、壁側に貼り付けたはずの磁石が、扉の方の磁石にくっついているではありませんか?「これなら固定できないわけだ」と変なところに納得し、この作戦は失敗に終わりました。
それはもう見事に「なんであんた壁の磁石を持ってるんだ!」と突っ込みたくなる絵柄でした。手癖の悪すぎる磁石です(笑)

願望度

いつものえんじろうならば、他の手を考えたりして必ず成功させるまでやりそうなのですが、今回はサラッと諦めて保留に持ち込むことにしました。またそのうち火がついたらやります。

まあ「保留でいっか」と思えるということは、この件に関しての自分の願望は、今は1度失敗しただけで諦められる程度ということ。
物事にはそれぞれ「願望度」みたいなものがあり、それによって粘り強さやこだわりの濃さは変化するものだと思うんですよね。だからそういった中のひとつの結果だけ引き合いに出して「根性がない」とか「やる気が希薄」とかと決め付けられてはたまりません。その件にはそこまでこだわっていなかったというだけのことだと思います。
更にこの願望度は、同じ内容についてでも時と場合で度合いが変わるのかなと思います。1月後には何が起こっても扉を固定してやるというくらいになって再燃する可能性もあるということですね。面白いですよね。

シャワーカーテンもどき

続きましては「シャワーカーテン」を再現してみようという欲求です。これもホテル由来ですが、これをしたらカビで悩むということがなくなるのではないだろうかと考えたから。
今回自分を褒めてあげたいのは、この初動の目的を見失わなかったことです。

即席シャワーカーテン

風呂場の入り口から
取付部分

これ材料は全部100均です。今どき100円ではなく110円なんですけどね。消費税はまあ良しとしても、その中に300円とか1000円があるのが未だに許せません(笑)
突っ張り棒を張って、そこにカーテンの輪をくぐらせて設置です。実はお試しということで、旧居の風呂場がとんでもないことになったときに扉代わりとして使ったものでした。

使用感

上が広がるよう設置

東横で学んだ、カーテンは浴槽の外側から垂れる方が良いことがたくさんというのを活かしました。
雫が桶に誘導されやすいこと、上の空間を広く見せられるアンド背中にカーテンが当たって「ひっ」となるリスクの軽減。そして今回の目的である風呂桶外への水はね防止が目的です。

入浴後の掃除で、確かに無しよりは水はねは減っていました。しかし期待するほどではなく、外の地面も壁にも水滴はありました。
入浴中にカーテンに当たらないように変な気遣いをたくさんすることを思うと、労力というか気遣いに見合った効果とは言えません。気分はとってもホテル的な雰囲気になるのですが、毎回この気遣いは悩みどころ。
しかもカーテンに水滴が残ったままだと、逆にこいつがカビの発生源になりかねないリスクもある気がしてきました。

こちらも断念

というわけで、シャワーカーテンも「まっいっか」となった訳です。
ただ何もしないというわけではなく、吸水性抜群と言われるタオルを購入し、それをお風呂の水滴拭き取り専用として毎回換気扇の補助に使うことにしました。
多分今日あたり、そのタオルが到着すると思うのですが、なんとか気持ちよく使い続けられるように頑張りたいです。

まとめ

今回は2つのえんじろうの失敗談をお届けしました。

僕って物理的な視野が狭いだけでなく、心の視野も結構狭くなりやすい傾向があります。
つまりシャワーカーテンでカビ抑制を試みようと思っていたはずが、どんな手を使ってでもシャワーカーテンを成功させるに変わってしまうことがあるという訳です。こうなるとカビ対策という目的はどこへやら。今回は目的を見失わずに要られたので、良かったなあと思います。

実はレッスンをしていると、割と生徒さんでもそういう状態になっている人が多いと感じます。先生の前だからとか、レッスン直前だから頑張らないとというのは、その典型ですよね。レッスンのために練習をしているわけじゃありませんから。
吹くこと自体を楽しむためにお金まで払っているのですから、全ては前回の自分とだけ比較してあげてほしいです。そしてその中に垣間見えるちょっとした進化を喜び合いたいですね。

あっ話がそれましたが、生活拠点も移りだいぶ落ち着いてきました。半月が過ぎましたが、まだ旧居の片付けなども残っているのです、がんばります。



#enjiro #えんじろう
#失敗 #引っ越し #シャワーカーテン #扉 #願望度

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