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【エッセイ】30年ぶりに『わかったさん』を読んでみたら色々感動した話

「新しい料理に挑戦する」を2024年の密かな目標にしているわたし。

りんごをいただいたのですが、夫婦二人暮らしで、夫が果物をあまり食べないので、アップルパイを作ってみようかなと思っていたら、ふと小学生の頃に読んだ児童書を思い出しました。
かわいいイラストで料理の作り方が載っている本です。

「こまったさん」…だったかな?
と思って調べたら

「わかったさん」でした。

(「わかったさん」はお菓子、「こまったさん」はご飯料理シリーズ。)

早速、図書館で借りてきました。
この表紙絵、よく覚えていて、見た瞬間、懐かしい気持ちになったわたし。
タイトルの"アップルパイ"がパイの絵になっているところもいいんだよなぁ。

タイトルからして、主人公の口癖が
「わかった、わかった」
なのは記憶していましたが、彼女の職業がクリーニング屋さん(両親が経営、娘は配達を担当)で、わたしの好きな動物たちが擬人化して次々と出てくるファンタジーだったことはすっかり忘れていました。

子供の頃はただ絵がかわいいと思って見ていましたか、今見てみると、登場人物たちの衣装や小物のおしゃれでかわいいこと!
"ゆめかわいい"配色や、温かい色合いのグラデーション背景があったりして、優しい気持ちになれました。

そしてもちろんお菓子の作り方も、子供にもわかりやすいように書かれていて、それでいてストーリーにちゃんと溶け込んでいるんです。
さらに、お話とは別に、本の後半にちゃんとレシピが載っています。
さらにさらに、あまったパイシートで作るスナックパイ(色々な形にして砂糖などを振りかけて焼く。)の作り方まで。
まさに、SDGsの先駆け!(拍手)

寺村輝夫さんは前出の「こまったさんシリーズ」の作者でもあり、イラストは寺村さんとの作品も多い永井郁子さん。そして、お菓子作り指導はご自身も児童向けお料理本を出版している興膳陽子さん。
子供たちへの愛情と、料理に親しみを持って欲しいという気持ちがあふれたチームなんだなと感じられて、心が温かくなりました。
シリーズの他の本もまた見てみたいなと思います。


本の中では、パイ生地から手作りですが
お菓子作り初心者のわたしはスーパーで冷凍パイシートを買ってきました。
さて、アップルパイ作ろうかなと少々重い腰をあげようとしていた矢先、なんと、うちのオーブン機能付き電子レンジが故障してしまいました!(泣)

ということで、りんごはジャムにして
パンに塗って食べるか
魚焼きグリルでアップルパイを作ろうと
思っています💦

作ったら、また記事にしようと思います。



わかったさん、こまったさんシリーズが
懐かしいなぁと思った方はぜひ
手にとって見て下さい
新しい発見があるかもしれませんよ🧑‍🍳


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