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Juice=Juice2023秋ツアー〜Juicetory〜を終えてのアレコレ

今期もツアーが武道館をもって千秋楽を迎えました。名義上も本当の意味での単独ツアーとなり、昼夜の2回公演を通常として土日4公演も復活した充実の内容となった2023秋シーズンです。

それでは今回もツアーを振り返り「私が観て聴いて感じた」感想と思い込みを徒然に綴っていきたいと思います。よろしくどうぞ。

まずは。残念ながら5月に新加入したメンバー川嶋美楓さんは「突発性難聴」加療のため今ツアーのほとんどを欠場されました。心よりお見舞い申し上げます。

秋ツアー開催の発表に伴い、当初私がイメージした川嶋さん本格加入後の化学変化と新体制の仕上がりは先のお楽しみとして延期になってしまいましが、その逆境をメンバーそれぞれが「今できること」にフォーカスしたことにより、昨年の「Nouvelle Vague」を起点として一年かけて積み重ねてきた植村さんから遠藤さんまでの10人体制によるJuice=Juiceの熟成が深まったツアーとなったのではないでしょうか。

もちろん川嶋さんの復帰後の合流については、セットリスト内の「明日やろうはバカやろう」におけるピュアレッドのペンライト点灯という儀式を経て、松永さんが【地ならし】を徹底しており、川嶋さんとファンとの縁をしっかり繋げ続けてくれました。待ち望まれている復帰の際には、最大限の祝福と歓迎でステージと客席がともに喜び合う日になることは間違いありません。

さて、千秋楽の大舞台である武道館公演で特に感じたのは通常公演のクオリティからメンバーそれぞれが一歩先に進んだ挑戦が随所に感じられたことです。その先に彼女たちが望んでいる道であったりJuice=Juiceが求められている物であったりの輪郭が見えたように思います。

それは松永さんや有澤さんがブログなどでよく発信している「音楽と仲良しになる」という感覚に近いものかもしれません。既存の安定感あるパフォーマンスに加え、メンバーそれぞれが感じる「音楽」をどう表現するか?という問いに対し、それぞれがチャレンジを通じてをこれまでの在り方を変容させるポジティブな取り組みであったのだろうと。

特に【最年少の遠藤さん】が武道館の「FUNKY FLUSHIN’」で披露したフェイクは彼女自身の挑戦という枠を超えてJuice=Juice全体のアクションとして捉えられると言えるかもしれません。Juice=Juiceがこれからどのようなステージを指向していくのか。後輩達が音楽表現として積極的な挑戦や試行錯誤を【是として許容する】グループの在り方を知らしめる出来事だったと思います。

その背景にはやはり先輩達のキャラクターが大きく影響しているでしょう。「自由な女神」である植村さんはメンバー全員に心からの愛情を注ぎ、時には同じ目線で煽りあったりする「風通しの良すぎる」リーダー像としてみんなを導いてくれています。井上さん段原さんの二人は出自の異なる経歴でありながらも、それぞれがそのキャリアの中で努力と経験を重ね巡り合った「奇跡」ともいえる出会いで現在のJuice=Juiceの技術的/精神的なメンターとして居てくれることは後輩達の圧倒的な拠り所と言えるでしょう。「ノクチルカ」での間奏明け、二人が向き合って歌うソロリレーからのデュオ歌唱は「れいるる」の魅せ所です。

そこに加えて中堅としての役割を確実に発揮し始めている由愛里愛の二人、音楽に関する抜群な技術と知識を持つ有澤さんの台頭も見逃せません。

工藤さんは自身のバースデーTシャツなどでも宣言しているキャッチフレーズ「タコ好き全力少女」として常に全力パフォーマンスであることはもちろん、今では強みとなったと言える高音ソロパートの安定感も増しています。MCでは「伝えたいことを全部伝えようとするストロングスタイル(暴走)」もさらに磨きがかかっており(その次に控えている井上さんが困るまでがセット)そこから生まれる空気感は「自分の言葉で話しても良いんだ」と言うメタメッセージとなり、今ツアーで特に石山さん遠藤さんへ伝播しているように思います。

歌唱面での松永さんの活躍はすでに周知されていますが今ツアーでも「Va-Va-Voom」落ちサビの説得力がその実力を存分に表していました。また、優れた「松永イズム」としては上述している「赤のペンライト点灯」があるでしょう。それはツアー終盤の広島公演で突如始まりました。川嶋さんについては当初の動きとして、出演を追求しながらも最終判断でやむなく休場すると推測されるようなギリギリの発表が散見されました。川嶋さんのシーズン欠場が決定的になった故の松永さんのアクションだったのかも!?と感じています。加えて松永さんは衣装のコンセプトイメージを超越して赤のシリコンバンドをホール千秋楽の仙台公演とファイナルの武道館で「明らかにメッセージが伝わるように」着用しています。※自身のブログでもその意思を発信しています。

そして有澤さん。セットリストのオーラスであるアルバム新曲「ボン・ヴォヤージュ~想いの軌跡~」でもその華麗なヴァイオリンを披露してくれたのに加え、ツアー後半ではそこに「今の気分」を載せたアレンジを加えて「知識と技術の裏付けがある自由」を聴かせてくれました。

さて、ここまでは集大成の武道館とツアー期間全般で特に大きく感じたこと一気に書きましたが、次は秋ツアーを経たメンバー個人の現在の印象を書いていきます。



植村さん: 旅立ちの準備が始まっています。植村さん以外のメンバーは「卒業に関して意識しないよう」時々かなり腐心しているようにも見えましたが、本人は超然として時にサラッと「今回が最後」的な発言をする場面に何度か遭遇しました。メンバーに対する子離れ(妹離れ)に関しては彼女の性格上、難なくクリアしてしまうような気がします。各公演の最後は毎回「メンバーと客席に対する慈愛のオーラ」のような気品が見えました。

段原さん:すでに「 母(⁉︎)の自覚」らしきものが芽生えているように思えます。段原美容室はもとより、メンバーに手作りパンや料理を配るエピソードも多く、自身のパフォーマンスに対する向き合いやステージへの準備は当然のようにこなして、みんなへのアドバイスやサポートを心から喜んでいるようです。(改めて考えると驚愕のキャパシティ)責任感の強い性格から色々なものを「背負う覚悟」が見て取れますが、今の段原さんから滲み出る「たおやかさ」はその背負った責任に押しつぶされない強さすら感じます。そこに至った背景を推測すると「背負わなくても良いものを見分ける目」を植村さんという天才から直接学んでいるからではないか?と。そして私のブログで事あるごとに触れていますが、井上さんという「相棒」の存在は段原さんが今のポジションを咀嚼できた大きな要因だと思っています。

井上さん:段原さんを母とするならば井上さんには父としての役割を感じてしまいます。(かつてのJuice=Juiceでは宮崎由加さんと金澤朋子さんがその役割だったり) ナイスガールトレイニー、こぶしファクトリーと、これまで歩んできた経験故の強さとしなやかさ、俯瞰的な視野と謙虚、そして肩の力を抜くスタンス。積極的に後輩の面倒を見るエピソードは(ヲタクの観測できる範囲では)少なめかもしれませんが、後輩が弱っている時にアレコレ言わず、そっと側に居てくれるような安心感を感じます。こぶしファクトリー時代までの経歴の中で武道館単独公演の無い井上さんが度々話す「(武道館でコンサートできることは)当たり前ではない」の言葉の重みは他のメンバーには出し得ない説得力です。※江端さんの井上さんに対するダル絡みに関しては今後とも引き続きお相手のほどよろしくお願いします。

由愛里愛 の二人の活躍は上述のとおりですが、一言申し添えるならば、工藤さん:引き続きそのまま突っ走ってください。松永さん:最近は自身の思いを「言葉にすることの力」に目覚めたように思えます。

有澤さん: 自身の役割と苦手な事に対して無理をしない分別を身につけつつあります。皆さんご存知の「Never Never Surrender」終盤の歌い上げはもちろん、抜群のリズム感と音程の精度は今までの圧倒的な量の音楽訓練の積み重ねの賜物でしょう。歌に加えてヴァイオリン演奏での活躍もありますが、MCへの苦手意識に対しては「背伸びをせず思いを伝える」スタイルをつかみかけているように思います。ヲタクに対しての信頼から、本人がよく言葉にする「皆さんに助けられている」は心からの感謝の言葉でしょう。

入江さん:今ツアーではクール系の表情や表現に力を入れていたように感じました。自他ともに認める「三代目あざかわ」で可愛い系のポジションは盤石ですが、そこからさらに一歩踏み込んでJuice=Juiceの楽曲を解釈するにあたってマストとも言えるクールさや大人っぽさという要素に対するパフォーマンスの水準を上げようとしている印象を受けました。 元々ハロプロアイドルが大好きな入江さんですがセルフプロデュース力の高さは相変わらずです。発信力もパワーアップしており、10月からはソロのラジオ番組も始まりました。アイドルとしての活動を楽しむ天性のセンスは抜群ですね。上3人(植村さん、段原さん、井上さん)とそれぞれ二人だけでお出かけできてしまう親交力(妹力)も凄い。

江端さん:このツアーでは特に声の力が発揮されていたように思います。本人も何度か「声が出しやすくなった」と話して(書いて)いましたが、自分の発声についての手応えを感じているのでしょうね。そしてシングル「プライド・ブライト」に続き、アルバム新曲の「ボン・ヴォヤージュ~想いの軌跡~」でも曲の印象を左右する「歌い出しの後半パート」を担当しています。特徴的な声の説得力は製作陣にとっても歌割のメリハリをつける重要な要素として認識されているのではないでしょうか。そして本人が悩みながら挑戦を重ねてきた「STAGE〜アガッてみな〜」イントロでの「煽り」もブログやMCなどからそのこだわりが見えてきます。

えばヲタの私の放言(早口で):彼女自身も時々言っていますが基本的に厨二病が治らないんですよね。「美少女である自覚」があるはず?なのに、ないフリをしてるというか、無頓着がカッコいいと思ってるっぽい所とか。(常々感じていたところで先日可愛くない方向の写真加工事件が本人ブログで報告されました。しかもその恥ずかしい画像を削除する気配もありません(笑))。ヲタクに対しては「感謝」と「照れ」の狭間で逡巡する反応がとても可愛らしく(同期の入江さんとは対照的)彼女のキャラクターのフックになっているのではないでしょうか。しかしながら一見豪胆に見えて実は、繊細で優しく慎重な性格なのでバランス感覚と嗅覚がとても優れており、Juice=Juice内での立ち回りは「空気を読んだ突進力(でしゃばり)」を発揮しながらも「優しい気遣い」を感じさせるのが江端イズムです。料理やお菓子を(時には夜遅くまで)作って現場に持っていき、メンバーに食べてもらうのが大好きな所も彼女の人との関わり方の発露でしょう。あと、時々ある「床で寝ていた」とか「あんまり寝てない」とか「昼すぎまで寝ていた」の報告も厨二風味が効いていて可愛いですね。

石山さん:今期のツアーでの彼女を表現すると「自信と確信を手に入れたバーサーカー(賛辞)」です。一部界隈では「キレ山咲良氏」と恐れられているコンサート中盤での容赦しない客席への煽り。時に狂気すら感じるその要求と追い込みは昨年から単独公演を重ねた中で培われたヲタクに対する信頼の表れだと思います。その暴れっぷりとは裏腹にビジュアルはさらに洗練度を増しており「綺麗なお姉さん」はますます磨きがかかっていますね。それだけに煽りでの「キレ山咲良氏」のギャップに毎回心を躍らせています。

さくりんご(石山さん・遠藤さん)二人のソロパートの歌割についてはまだまだ控えめですが、今後それぞれの特徴を活かしたソロパートを歌う姿を見るのが楽しみです。そしてその二人の特徴といえばやはり「長身スタイル」でしょう。とにかくダンスが映えます。

遠藤さん: ばぶ。底なしの素直さと無垢は変わらず、むしろ最年少としてお姉さん達に可愛がられる毎日の中で、ばぶ化が進行してるようにも見えます。しかしビジュアルはメイクの上達に加え、ヘアアレンジも解禁された今期では様々な表情が洗練されていく過程も素晴らしかったです。今回のツアー衣装の1ポーズ目が特に「今の遠藤さん」に似合っていて、中身(性格)と見た目(強メイクと長身スタイル)のアンバランスなギャップで「イノセントなのに妖艶」という特殊な嗜好⁉︎をヲタクに喚起させてくれました。

以上、長々と一人のヲタクが「観て感じた」好き放題を今回も書かせていただきました。これを読んだ皆さんが、皆さん自身の中にあるそれぞれのJuice=Juiceの物語を補強するきっかけになれば幸いです。

何卒


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