転職して7日で、最低から最高になった話
大手からベンチャーへの転職
2019年8月、2年半働いた人材コンサルティング企業からIT系ベンチャーへ転職した。
転職したいちばん大きな理由は「成長スピードを上げたい」。
その希望を叶えつつ、文章に関わる仕事×人生の選択に関わる仕事×成果が見える仕事という軸で探したときに、採用メディアの運営とHRマーケティングができるいまの会社がぴったりハマった。
優秀な人たちが、大手の10倍のスピードで進んでいく世界
入社して数日、いちばん食らったのは、働いてる人のレベルが異常に高かったこと。
前の職場も経歴だけ見ると有名大学卒のピカピカエリートばっかりで、コーポレートサイトのプロフィール一覧作ってるときなんかはよく「食らって」いたのだが、いまの会社は学歴はもちろん、それよりなにより実力がすごい。
そのなかでもいちばんの違いを感じたのが、ITリテラシーと積極性、スピード感。
これは社風だったりベンチャーというのが大きいのかもしれないけど、大手ってものすごいのんびりしてる。あと、組織がしっかり構造化されている分レポートラインが長く、絶対崩せない。そして「自分あるいは所属部署の仕事の範囲」にこだわる人が多かったから、積極性より消極性のほうがよく見えてしまっていた。
リアルに共感採用
メルカリとかサイボウズに代表されるような「共感採用」。
正直、大手の時はほとんど感じたことがなかった。ポジションとスキルがマッチすれば採用、というのが多い印象。
でも、いまの会社は、ビジョンへの共感、バリューを守る姿勢をほんとに大切にしてる。
会社のビジョンを想起できる原体験を持っていることが採用の時も重視される。
だからこそ同じ感覚で、同じレベル感で仕事ができるし、このスピードで成長するんだと思う。結論、共感採用大事。
ワーママほんとに働けますか?
8歳(小2)、5歳(年長)の2人の子をもつ身として、仕事と家庭の両立は必須。
会社にはすでにワーママの方が数人いたし、リモート・フレックスOKと、条件面でも育児しながら働きやすい感じがする。
でも、さっき書いた通り大手の10倍の業務スピードで進んでいくので、気を抜いてたらたぶん置いてかれる。
あと、フルリモート・フルフレックスということで、夕方や夜、土日祝日に仕事してる人もいる。なので、放っておくとずっとSlackの通知が鳴り続ける。
最初はたくさんあるSlackのチャンネル(チームごとの掲示板のようなもの)のどこ見たらいいかわからなくて、通知が来たら見るようにしてたけど、自分が仕事してない時やリラックスしてる時、子供と一緒にいる時にはちょっと…メンタルやられそうになった、一瞬。
ただありがたいことに、代表が業務時間外は返信しなくていいと公言してくれている&みんなそれをすごく理解しているので、通知オフの時間を設定したら気持ちが楽になった。
※(ここから書くのはいまは思ってないことなので、3日目くらいまでの感想だと思ってください)深夜や土日でもすぐ返事する人がいると、完全シャットアウトしてる自分だめじゃんって思ってしまったり、深夜に返信してるにもかかわらず「返信遅くてすみません!」の一言を見ると、即レスが正義! みたいな雰囲気を感じちゃってちょっとツラかった。
仕事と家庭の両立というと、時間やタスクの両立をイメージする人が多いと思うんだけど、個人的には愛情の話なんだよな。言い換えると、気持ちを傾けるものの割合の話。
子供といるときに、気持ちの6割が仕事にいってる、みたいなのを避けたい。子供を愛でている時は10割子供に気持ちを捧げたい。
最低→最高ってどゆこと?
・ほんとにここで働けますか?の不安が解消された
「なぜ私が採用されたのだ…」という気持ちがあった。
確かに成長スピードを上げたいと思って転職したけど、自分のスタートのレベルが低すぎて萎縮してしまった。みんなが積極的に自由に発言する雰囲気のなか、人前に出たり目立つのが嫌いな私は浮くと思った。
いまいるワーママさんたちも、もっているスキルが高いから仕事と家庭を両立できているのであって、私のスピード感では育児しながら業務をこなす自信が持てなかった。
でも結論、働ける。
とにかく「自分で決められる」会社なのだ。流されてしまう人がそのまま流されてしまうと、仕事量や人の働き方に合わせてしまって大変かもしれないけど、自分から手を挙げればちゃんと相談できるし、ちゃんと考えてくれる。
でも、良くも悪くも自分で自分のことを把握して、決めて、言わないとなにも変わらない。そのためには、自分の中の正解不正解・やるやらない・やりたいやりたくない・できるできないをちゃんと持ってないとだめ。それができないとたぶんキツイ。
・ちゃんと共感できてないかも?の不安が解消された(7割)
会社と個人の価値観の一致をとても大切にしている会社。
でも、その価値観がつくられた原体験を自分が持っていないのが不安だった。初日の入社時研修で「なにか原体験ある?」って聞かれてほかの方が学生時代の部活動の話とかしているのを聞いて「やべーそういうのないー」とめちゃくちゃ焦った。
でも、「熱量」という意味合いで捉えたときに私には結構明確にやっていきたいことがあるので、そこで採用してくれたんだと思う。(ん?だいじょうぶ?)
あと、完全に後付けだけど、メディアにはある程度の客観性と第三者視点が必要。特に採用メディアを目指すなら、うちの会社が知らない人から見てどう見えるかっていう視点が大事だと思っているから、枠の外からものごとを見てしまう自分は向いてるかも、とちょっと思っている。うん。
・いろんなツールを全部全力で使っているんだけどわかんねー、の不安が解消された(8割)
Gsuiteから始まり、Slack、DocBase、自社プロダクト。
それらのツールを全部ちゃんと活用してる。ガンガン活用してる。みんなほんとに積極的で自発的。すごい。
Office365しか使ってこなかった、ITリテラシーのない私には異文化感はんぱなかった。これ全部使いこなせるの?という不安が止まらなくて震えた。
でもこういうのは慣れですね。1週間経ったらちょっと慣れてきて、逆にサクサク進むのとか、検索したらやり方出てくるとか最高じゃん! って思った。
つらつらと書きなぐりましたが、楽しい仕事ができそうな感じがするのでスキルアップがんばりたい。(子たちが夏休みで実家に泊まりに行っているゆえの余裕かもしれない、ちょっと怖い。)
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