クリーニング店で研修を受けています

クリーニング屋さんで研修を受けています。

昨日は9:30-21:20まで。一日立ちっぱなしだったので、ホテルに帰ってきたら疲労が思ったよりすごい。明らかに脚にきています。1年で8kgも増えると足腰がそれについてこれないのですね。そして今日は他のスタッフのみなさんが気を遣ってくれて8:45-18:10で研修。諸々をまとめて今、ホテルでこれを書いています。明日も7時にはホテルを出て午前中は研修で午後は東京に戻ります。

ところで、クリーニング屋さんでいろいろと発見をしたので書いておこうと思います。クリーニング屋さんで千枚くらいの衣類を見て思ったのが、まず、

男性のスーツめっちゃポケットある

これは地味に驚きました。私もかつては営業ウーマンでスーツを着ていたので、女性もののスーツのことはわかるのですが、うちは夫もスーツ着ないお仕事なので男性もののスーツをまじまじと観察することがなかったのです。

内側のポケットから財布を出したりペンを出したり、胸ポケットにケータイを入れていたり、いろんなところにポケットがあるなとは思っていたのですが・・・

上着が、胸ポケット、外側左右ポケット(片方の中にミニポケット)、内う胸ポケット、内側左右2つずつポケットでさらにミニポケットでなんと8つ。さらにズボンには前左右ポケット(片方の中に内ポケット)、お尻に2つポケット。合計13もポケットがあるんですがこんなに何を入れてるんですか?

ちなみに女性用スーツは、
・胸ポケット→なし
・左右ポケット→あってもめっちゃちっちゃいか、縫われてて使えない
・内側ポケット→ほとんどなし
・パンツにはポケットお尻のみであっても使えないくらい小さい

女性の荷物多いって言いますけど、ポケット13個ある人と、ポケットなしの人は比べたらいかんですね。

続いて、気づいたこと。

年下〜同い年くらいの夫婦が持ち込む衣類がいいやつだと結構凹みますね。

大企業をやめてからというもの、スーツも着なくなり、黒いパンツに白いシャツというのが1年、だるだるのジャケットにパンツというのが2年、パーカーにパンツというのが1年。

もともとファッションに興味がないので、ほんとに何着てもいいやと思ってるんですが、同い年くらいの夫婦が2人ともいいスーツとか仕立てのいいワンピとか持ってくるのが続くと、ボディーブローのように自分のダメさ加減が効いてきます。

みんな、いい服を持っていて、ちゃんとクリーニング店に出してるんですね。偉いです。感心しました。自分の生活も見直します。

そして最後に。

クリーニング屋、やってること結構細かい。

みなさんから服を預かるじゃないですか。ワイシャツとか。そしたら、私のイメージはポーンとカゴに投げ込んでる感じだったんですけど、全然違いました。

例えばワイシャツを預かったら、素材の確認(最近伸縮性のある生地を使ってるシャツなどもあるので)、汚れの確認とボタンの割れ欠けがないか、生地が傷んでないか(擦れてる、糸がほつれてる、毛玉がある)、ポケットに忘れ物ないかを目を皿にしてチェックして、ポケットの中に埃が溜まっていたらポケットを裏返してブラシで目地に沿って埃を掻き出しています。目と指先に神経を集中させる作業です。

そして、よく見かける数字や文字が書かれた色付きのタグをつけるときは、工場の人向けの指示を書くのですが、人体の絵の注意箇所の部分に丸描いて、コメント(「ポケット内インク汚れあり」「カフス上擦れあり」とか)書いて、ちょっと注意しないといけないような預かりものは個別の袋に内容(「貝ボタンのため注意」とか)書いて配送さんがくるまで保管しています。

もちろん店によって違うとは思うのですが、私の想像よりずっと細かい作業をしていました。もちろん納品したものの仕上がりも全品鬼チェックをして、万が一プレス皺があったらお客さんに謝罪しながら戻すかどうか相談させてもらったりと、他人の所有物を扱うお仕事なので、やっぱりなかなか神経を使う仕事だなと思っています。

仕事の流れだけでなく、こだわりや誇りを感じられて研修に行って本当に良かったなと思っています。明日もがんばろう。

精進します。


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