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ドラクエⅣのこと、特にトルネコ

ドラクエで一番好きなのはⅢなんですが、Ⅳも思い出深い。

ゲームに対してユルい家とは言えませんでしたが、厳しすぎるということもなかったため、中古が出たらぼちぼち買ってもらっていました。

やはり自分が女児だからということなのか、説明書だかガイドブックだかに載ってたキャラクター一覧のうち、アリーナとマーニャ・ミネア姉妹が大変気に入りました。とりわけモンバーバラの姉妹は、おしゃれだし強そうだし、田舎の子にはものすごく魅力的に思えた。憧れのお姉さん。はやくこの人たちになりたい。

ところが、1~5章まであるのを好きな順にできると思ってたらそんなことはないんですね。第4章のまえに第3章をクリアしなくてはならないわけです。

第3章といえばトルネコ。

なんだこの鈍そうなおっさんはと。自分とは遠い存在なわけですよ、歳食ってるし。しかもヨメが寄り道しないで帰ってこいみたいな、うちの親みたいなこという。朝出て夕方帰ってくるとか、私と一緒じゃねえかと。私はぼうけんに出たいんだと。

アリーナなどは大変にその意志があり感情移入できた。ところがこの縦縞のずんぐりむっくりときたら、唯々諾々とヨメのいうことを聞いているようだ。

なぜこんな覇気のないおっさんを操作しなくてはならないのか、ハ~世も末、ぐらいの酷評を当初してたんですけれど。

すぐに「これだ!」と思いましたよね。

藤子不二雄先生の『マネーハンター・フータくん』がめちゃくちゃ好きで、小学生が100万円貯めながら日本一周するというような話だったかと思いますが、トルネコにフータくんを見たわけです。

金の亡者となり、あらゆる手段で儲けていく。弁当すら売る。店を構えてからは、ヨメもめちゃくちゃ暴利で売上を立ててくれます。おもしろいくらい稼げますからね。どうやっているのか。

結果、Ⅳでは第3章にもっともハマったと言っていい。なんでも手をつけてみなければわからない、という学びをトルネコから得たものです。

ちなみに、第1章のライアンも当初気に入りませんで、なんか歳いってるのに露出度の高いおっさんだと。しかし、子供の誘拐が多発していると聞かされ、こちらもまたすぐに感情移入しました。自分の身が危ないわけですから、是非ともライアンに解決してほしい。ホイミンも出てきてよかった。

第2章は壁ぶっ壊して抜け出すアリーナに「それな!」と思い、お待ちかねの第4章はジプシー風の音楽もすごくよかった。それぞれの章が終わってキャラクターとわかれるたびにさみしい気持ちになった。

第5章になってまた冒頭、「だれだよおまえ…皆を返せよ…」と自分で選んだ勇者にまた渋い顔になりましたが、すぐ皆仲間になるし、ああよかったと思った。

今になって思い返すと、1~4章の順番も素敵でしたね。

ちょっと前にスマホ版を再プレイしたんですが、またやってみようかな。

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