02頭痛問診

シングル・アゲインということ

竹内まりやさんが芸術選奨の文部科学大臣賞に選ばれたというニュースをみまして、にわかに作業中BGMにて竹内まりや祭りを開催しているわけですが、

『シングル・アゲイン』という曲、こちら私、子供の頃「地方のボンボンと都会で恋に落ちた女性が“イエ”に敗れる」曲だと思いこんでおりまして、「あなたを連れ去るあのひとの影」とはすなわち彼の母であり見合い相手だと思っていたんですね。

知らない方は今聴いてください。なんということだろうと。衝撃です。

主人公の彼女はとても彼を好いていた、無論彼も愛していたのだけれど、家業を継ぐべく地方に戻らなくてはならない、そして母親は見合い相手も用意している。都会の女など家業の何がわかるのかと、母親はせがれに見合いを勧めるんですね。

そして、彼もまた引き裂かれるような想いだけれど、幼い頃からの責任感もあり、家族というものも軽視できず、さらには自分の人生に彼女を巻き込んでいいものかと、長い長い葛藤の末、見合いを選ぶんですよ。

そうした悲劇があったがしかし、彼は彼女を忘れることができずに結局見合い相手ともうまくいかなかった的な。そうしたことを風の噂に聞くも、自分もまた新しい人生を歩んでいる、やっと本当にさよならができる…。

そういう曲だと思っていました。悲しい愛の物語ですよ。

考えすぎだったように思われてきました。

見合い相手のキャラクターまで考えてたんですけどね。見合い相手も悪い子じゃないんだみたいな。育ちがよくて素直な子なんだけれども、どこか「彼の愛は私にない」ということを感づいていてね…。

そこまでつらい受け取り方をしなくてもいいような気になってきましたよね。

────以上、気まぐれに初noteでした。原稿中に何をしているんだという話ですが気が向いたらこっそり書くかもです。

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