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行けば元気になれる場所

朝、起きる。息子を起こして授乳。布団を片付ける、掃除機をかける、洗濯機を回す。

ご飯を食べたいけれど、息子がグズる。あやす。早くご飯食べたい。息子を側に寝かせて食べる。グズる。抱っこしながら食べる。皿洗いは諦める。

洗濯物を干す。息子グズる。抱っこする。寝かす。グズる。「ちょっと待っててね〜」と声をかけながら干す。待たせるときはなるべく、「○○してくるからね」と説明するように気をつける。

化粧もしてしまいたい。でもグズっている。何をしてもだめ。「ちょっと待っててね〜」と声をかけながら化粧する。全国の親たちが一番言ってる言葉は「ちょっと待って」じゃなかろうか。

息子が寝たすきに昼ごはんを食べる。昨日の夕飯の残りをチン。いつ起きるか分からないから早食いする。あ、起きた。急いでかき込む。

家にいると、終わらないグズグズとの格闘だ。快晴なのでお散歩に行く。往復歩くのはキツいから、行きは電車で。隣駅の喫茶店をめざす。

***

この喫茶店は、少し前に散歩をしていて見つけた。店内の様子は外から見えず、入るのは少し緊張した。静かなお店なのかな。息子がグズったらどうしよう。

そんな不安をよそに、マスター(女性)はカウンターに座った私の隣に来て、息子を抱っこしてくれた。「うちにも孫が3人いるのよ〜」

あぁ、あったかい。元気がほしいときはここに来よう。そう思った。

***

「こんにちは」

今日はこの前よりもお客さんが多い。よかった、カウンターのはじっこが空いている。前回と同じアイスカフェオレを頼む。今日は娘さんが手伝いに来ているみたいだ。

しばらく大人しくしていた息子、突然「うきゃー」と話し始める。マスターの顔がほころぶ。今日も当然のように抱っこしてくれる。店先の檸檬の木を息子に見せてくれた。

娘さんも抱っこしてくれる。マスターの孫のお母さんだ。「あぁ、懐かしい。まだふわふわしてるね〜」

息子を2人に任せてゆっくりアイスカフェオレを飲む。

今夜も夫は遅い。夕飯は買って済ませよう。肉屋で揚げ物を調達し、ぶらぶらと歩いて帰った。

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