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争族になるとどうなるの? <でも勝ちきれない編>

【円満相続・謳活⑥】

☆だれもが夢をもてる社会へ
☆すべての相続を「円満相続」に
☆日本の力を未来へ

家族と会社の世代交代をアシストします!
弁護士の盛田哲矢です(^^)


本日は、

争族になるとどうなるの??
<でも勝ちきれない編>

というお話です!

1 前回のお話

前回のお話は、
争族になるとどうなるの?
<徹底的な調査・熾烈な争い編>
でした。


その最後のあたりで、
最終的にどのような決着になっていくのか??
と問いかけましたね。

本日は、この点に関するお話です。


2 どうやって勝ち負けを決めるのか?

さて、どのような決着ということですが、
そもそも、訴訟ではどのように勝ち負けを決めるのでしょうか?

亡くなった方の預貯金から、
毎日のように、
ATMの引き出し限度額50万円が
引き出されていたというケース
を例にとると、こんな感じです。


A:お前が引き出して自分のことに使ったか、自分のものにしたんだろう!

B:そんなことするはずがないでしょ。
  亡くなった父のために使ったんだよ。

A:何に使ったというんだ?

B:生活費や日用品の購入や病院代、
  古くなった家の修理・・・
  いろいろだよ。

A:父は80歳以上だったんだから、
  生活費といっても、たかが知れてるでしょう。
  家の修理って、本当にそんなもの必要だったのか?

・・・

などなど、
様々な主張が、お互いの立場からぶつけられます。

こんなやり取りの中から、
裁判所は、勝ち負けを決めなければなりません。

一体どうやるのでしょうか?

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どうして円満相続が大切なのかなど、円満相続を実現するために最低限知っておくとよい知識を学ぶことができます。これを読んで、円満相続の実現に向けた一歩を踏み出しましょう。 【内容】 ①争族になるのは〇〇の家族 ②争族になるとどうなるの?<家族編> ③同<徹底的な調査・熾烈な争い編> ④同<でも勝ちきれない編> ⑤同<膨大な労力編> ⑥同<膨大な時間編> ⑦同<膨大な費用編> ⑧だから、【すべての相続を「円満相続」に】

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