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遺言書は「もめないため」に書くものではない?!

【遺言書①】

遺言書は「もめないため」に書くのではない?!

☆うちはもめないと思っている方

☆子ども達は仲がよいと思っている方

☆きょうだいの仲がよいと思っている方

☆遺言書を書いてと言われて、不快に思ったことがある方

☆遺言書は自分には関係ないと思ったことがある方

は特にお読みください(^^)

【すべての相続を「円満相続」に】

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個人・法人の

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アシストします!

弁護士の盛田哲矢です( ^ω^ )

本日は、

遺言書は何のために書くのか?

というお話です!

1 遺言書は「もめないため」に書くものではない

いきなりお尋ねですが、

遺言書は何のために書くのでしょうか??

是非、自分なりの回答を思い浮かべてから、

続きをお読みください( ^ω^ )

「遺言書を書いた方がいいですよ」

これは私自身も多くの方に

おススメしてきたことです。

ただ、「遺言書を書いて」というとき、

また「遺言書を書こう」と思うとき、

世間一般では、

「もめないようにするために」という

ニュアンスが強いように感じます。

たしかに、

遺言書を書いておけば、

それも公正証書で作成しておけば、

だれに、何を取得させるかを

決めておくことで、

もめないようにすることができる

ケースはたくさんあるでしょう。

しかし、

やはりちょっとネガティブな感じがしませんか??

「もめないように」というのは、

「もめる」ことを思い描いた後に、

それを打ち消すという思考です。

もっと幸せな考え方ができるのではないでしょうか??

また、

「もめないようにするため」のものだとすれば、

「もめる」と思っていない方は、

結局遺言書を書かないままになってしまう気がします。

実際には、

「もめると思っていない方」ほど、

「書いた方がいいのにな」と思うことが

多々あるのです。

ですので、

「もめないようにするため」の遺言書という考えは、

なんか違うのではないかなというのが私見です!

2 遺言書は「思いを形にして伝えるため」に書くもの

では、

遺言書は何のために書くものなのでしょうか??


私なりの回答は、これです。

「自分の思いを形にして伝えるため」


自分の思いがどれだけ具体的になっているかは

個人差があると思います。

しかし、

誰でも

自分の子ども達や家族に対して

何かしらの思いを持っているのではないでしょうか??


あなたには、大切な家族やお世話になっている方がいますか?

あなたのお子さんは(あなた自身は)、どんな子どもでしたか?

あなたはお子さんにどんなことをしてあげましたか?
(あなたはご両親からどんなことをしてもらいましたか?)

あなたはお子さんからどんなことをしてもらいましたか?
(あなたはご両親にどんなことをしてあげましたか?)

・・・


考え始めたら、

漠然としていた思いが

具体化されていくことを経験するでしょう。
(このように思いを具体化するお手伝いも
今後やっていけたらと思っています。)

このように、

自分の思いを形にして残しておきましょう!

というのが、私の考える遺言書です( ^ω^ )


3 遺言書を書くべき人は?

自分の思いを形にしたものが遺言書だとすると、

遺言書はどういう人が書いたらいいのでしょうか?

相続でもめることが明らかな方だけでしょうか?

「もめる」と思っていない方は書かなくてもよいのでしょうか?

そうではありませんよね!


大切な家族やお世話になっている方

こうなってほしいとか、

こうしてほしいとか、

こういうことを伝えたい

というものがある方は、

遺言書を書くとよいと思います( ^ω^ )!


結局、ほとんどすべての方が

遺言書を書くとよいということですね!


そうすれば、

争族を回避できる可能性が高まるだけでなく、

大切な方に、

伝えたいメッセージを伝えて、

関わる方全員が

もっと幸せな気持ちになれるのではないか

と思います(o^^o)


遺言書は、本来、

こういうポジティブなものだと思っています!


4 ゆいごん川柳

ちなみに、こんな川柳もあります。

「ゆいごんは 最後に書ける ラブレター」

第1回ゆいごん大賞受賞作品


5 まとめ

①遺言書は、「もめないようにするために書く」ものではなく、

「自分の思いを形にして伝えるために書く」もの。

 本来、ポジティブなもの。

②それゆえ、ほとんどすべての方が遺言書を書くとよい。

③自分の大切な家族やお世話になっている方への思いを具体的にしましょう。


以上、

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弁護士の盛田哲矢でした!


#終活 #相続 #円満相続 #事業承継 #世代交代 #遺言

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