うつむく女上

4歳、息子の保育参観

保育参観に参加してきました。
クレパスで鯉のぼりの鱗を色塗りする。という内容。
既にカリキュラムというものがある中で過ごしている。

息子は、子どもらしく楽しんでいた。

線で色を塗り分けるって、日本独特の指導なのかな。

綺麗に塗り分けるのを分かりやすく良しとするのは、整頓能力を高めるように思うのだけれど、いつも混乱と混沌の中にいる自分には、やっぱり苦手。
色の重なりや、隙間を見たり、余白を感じたり、塗り重ねていったときの質感の変化。クレパスは紙の上にのせた瞬間にインパクトがあるから本当に変化がよく見えて面白い素材だと思う。

こんな親だからこそ、自分ではない誰かが、こうやって子どもに関わってくれることが本当にありがたい。
保育教諭が指針を与え、でてきた作品の中には、本当に望まれたような作品を生み出せる子どももいて、子どもの幅が見えて面白い。

一緒に世代を生きていくのだな。と、ドキドキする。


それにしても、4歳児の課題を観ても、自分に足りないものが見える。
複雑に思考しても、収集できるくらいのバイタリティーがほしい。と、個展を前にして、悄気る。

絵柄でブランド化するのも、色分けとよく似ている。

「自分の絵」にすることなんて望んでいない。
絵の中に見えるものを、ただ追っていく。
その力だけを求めている。


この感じは昔から変わらない。

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