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遠くの知り合いだけでなく、近くの他人にも目を向けてみる。

先日、母から手作りの布マスクが送られてきた。

なんでも、最近散歩中に知り合いになったご近所の方が布マスクを自作されているそうで、僕の分ももらってくれたらしい。僕の両親は今の家に住んでもう二十年以上になるが、それだけ時が経っても新しい出会いあるものなのだと、驚いた。

コロナの影響で、誰とでもつながれて、誰とでも会える世界が一変した。ソーシャル上の隣人だった友達とは会えなくなり、周りはフィジカル上の知らない人たちばかりになった。

会えないとはいえ、会議やzoom飲みで顔を合わせることはあるため、強い孤独を感じることは少ないが、やはり物理的な接触がないと一抹のさみしさを覚える。

僕の家の目の前には自転車屋さんがあり、徒歩数分のところにはハンバーガヤー屋さんがある。もう少し歩けば落ち着いた雰囲気のカフェもある。でも、そこで働いている人の名前は知らない。どんな場所にいようとも、心は常にソーシャルの世界にあり、必要最低限の業務的な言葉しか交わさない。

もちろん、無理に会話をしようと気負わなくても良いと思う。ただ、おそらく一年近くは今の状況が続き、さらにソーシャルとフィジカルの距離の取り方がガラッと変わる中で、今一度自分が過ごしている町とつながる意識を持つのも悪くないのでは、と思う。

僕が毎週購読している「Lobsterr Letter」というニュースレターの中でも、自分の中のネイバーフッド(隣人)像拡大のススメが書かれていた。

状況が状況だけに、例えば、長々と店の中で話すことはできないだろうけど、どこまでもいけてしまうソーシャルの世界にだけに没頭するのではなく、自分の物理的に手が届く範囲の世界にもちゃんと目を向けてみようと思う。


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