不可解

花譜がやっぱ好きだなって思ったりやっぱアーティストはどんなになっても葛藤するのかなぁ・・・?とか思ったり
その真意は僕たちにはわからない。

不可解も完結という扱いになった。
不可解というか花譜というか。その物語を見続けている人たちも若い人も増えて、有名になってすごいなって思いつつ。

花譜について自分がなんか思うことを書こうと思う。
花譜の一番良いことって僕は現実と空想がごちゃまぜになっていることだと思うんだ。これってきっと観測者(花譜のファンの呼称)でも共感してくれる人が多いと思う。

当たり前に現実とリンクした話が出てきて、でもイマジナリーな存在でもあるみたいな。

それは多分…もしかしたら花譜にとってもそうなんじゃないかなって思う。
花譜には現実の花譜と空想の花譜がいて、ライブはその2つが重なり合っているような感じ。花譜が花譜を演じている。というのは初期から一貫された世界観だと思う。
いやこれは偶然そうなったみたいなのもあると思うけど。
まあとにかく、少なくとも僕はその実在感に惹かれている。一番は声とか歌なんだけど、それの次にやっぱそこに惹かれてる。


世界観

4年をかけて作られてきた世界観。
花譜のファンを長くやってきた人は多分PIEDPIPERの作る世界観がこの年月の中で芽を出し、育ち花を咲かせたみたいなのは感じてると思うし多分そうなんじゃないかと思う。正直最初はなんていうかちょっと地に足ついていないようなふわっとした印象だったけど、時間とともに曖昧だったように僕には見えた世界観も解像度が上がって、なんていうか少し先は見たくなるなって感じになってた。最初の頃のクラファンのとかリキッドルームの不可解を見た人はきっと困惑のほうが多かったんじゃないだろうか?いや、まあ受け入れられた人もいるかもだけど僕は困惑した。
でもきっと花譜と同年代の少年少女達には見え方が違ったんだと思う。いいよね。今はとにかく壮大な世界観の中でいろんなことをやっていってどんどん観測者達を壮大な物語・世界に巻き込んでいって、現実と空想がより混ざるような感じになっていってる。


グッドラックカンザキイオリ

カンザキイオリ脱退についてのコメントで、いい服を買えて明日のご飯にも困らない。そんな守られた中でなにが表現できるんだみたいな事を言っていて、その悩みこそ僕は贅沢な悩みだと思ったし、そこに苦しむ程にまだまだあなたの世界では足りてないのだろうと思った。
最後じゃないと花譜が言ったように縁は繋がり続ける。切るのは自分次第。
凡人の自分がなんていうか偉そうなことを言えるわけでもなく、ただ、新たな挑戦に幸運を祈るばかりである。良い物語だと思う。


成長する花譜

不可解から不可解で花譜の成長を感じるというのはこれは花譜の楽しみ方の一つというか、花譜を初期から観測している人の特権だと思うというか…まあとにかくそうだと思う。
僕は花譜を話す時に、PIEDPIPERも言及してたと思うけどその声の魅力について話してたりする。
だけど同時に自分は決して歌の技術がものすごく高いわけじゃないという事を以前は言っていて、それは武道館を含む不可解参で改める事になったと思ったりした。

花譜の未来


僕は花譜が現実に即した存在だからこそ、いつか花譜を卒業するというか花譜から孵る日が来るんだろうなって思い続けてる。それは悪いことじゃないんだけど、バーチャルってすごく存在があやふやで曖昧で現実に力負けするし、花譜は今はまだ20歳にもなってない若い人で、花譜って存在を続けるにはTHINKERが頑張らないといけなかったりするし、人間は何十歳になっても成長して変化するし、きっとこの花譜の殻から変わっちゃう日が来るんだろうなって思ってる。
僕はライブの度にそれに怯えて、でもすごく好きで10年50年100年たっても花譜が元気で幸福であり続けてくれたら良いなって思う。
ライブがいつも僕の最後の日になって欲しいとも思うし、同時に花譜の未来になる日であって欲しいとも思ってる。
今日はカンザキイオリの未来の日だったし神椿の魔女達の未来の日だったと思う。
今日の不可解は花譜の未来の日ではなかったと思う。まだ花譜が続いてくれる事に安心している自分が嫌。

花譜と同年代が心底羨ましいという話

なんていうか自分はもう30過ぎで花譜とは干支1周以上離れちゃっててなんていうかそういうところで花譜と同年代の観測者とは見え方とか考えも違うだろうしなんというかまあ羨ましいというか花譜と同世代であるとかそういうものを胸にしまえて羨ましいなって思ったりする。これは花譜が好きという気持ちにもっと純粋になれると思うからなんだけど・・・

僕は花譜が好きなのは変わらないのだけどやっぱ現実に即した花譜って存在であるからこそそこを純粋に好きという事に違和感が出ない事が羨ましいなって思う。

不可解参想

全編通して、不可解参想は不可解全編の弔いというかなんていうか、閉幕のライブだったと感じる。花譜が主人公なんだけど同時に花譜はもうここで一区切りついたんだよという印象を強く受けた。バトンを渡すためのライブって思った。花譜は続くんだけど、本当に区切りだって思った。

リキッドルームで行われた不可解

「今日から明日の世界を変えるよ。バーチャルとリアルのつなぎ目から今ここにいるよ。」
この記事を書きながら見返していて、この頃は声を出して良かったんだ・・・とかまだ誰も花譜のワンマンライブなんて来たことなかったから手探りだったなぁとか古参みたいな気持ちで見てる。
ここからというよりもっと前のYoutubeしかなかったようなときとか、超会議でやったVTUBERFESJAPANとかそこから4年位経ったって思うと感情が終わる。なんていうかあの日が最後の日じゃなくて良かったって自分に思う。

あれからコロナが流行して、僕たちは声を出せないライブでペンライトを振り回したり腕を上げて手を叩いて、オンラインライブでコメントをして、花譜と神椿の面々と交信をしてる。


花譜

幸あれ





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