憲法の話

自民党が、平成24年に作った憲法の案を公開しています。ちょっと読んでみました。

今日は憲法記念日だからです。

私は、昔法学部でしたが、憲法は、得意科目でもあり苦手科目でした。佐藤先生等難しい日本語は、正直解読できませんでした。芦部先生の本は、わかりやすく感じました。学校のテストは、珍しく「優」だったと思います。しかし卒業して、法律の勉強をやめて20年以上たっており、うろ覚えながら、憲法を思い出して書いていきます。

おもうに、この自民党の憲法が制定されていたら、国は、非常事態宣言を出せていました。私権制限をやって、コロナ対策をもっとスピーディーがつ強権的にやれました。

コロナがそこまで強権的に私権を制限すべき疫病かどうか?争いあるところですが、コロナが怖い人にとっては、もっと早く自民党案のように憲法が改正されていたらよかったのに。と思う方はいらっしゃると思います。

ほか、ほとんど憲法の中身はいじられていませんでした。国防軍の創設の箇所は、いまの自衛隊の位置づけを憲法上の軍に昇華させるのでいいと思いました。

今の憲法は、明治憲法の本質を変えているにもかかわらず明治憲法の改正規定を使って強引に作られました。まだGHQが日本を占領していた時の話です。

そんな憲法の欠陥を第一に指摘したのは、実は、共産党さんでした。徳田球一さんなど自衛権はどうなる?と本質的なこの憲法の欠点を指摘しました。

ただ、戦争をしない大義において軍備予算を戦後の復興予算で重要視しないで内需に向けられたのは、日本は、運がよかったとおもいます。

いまの憲法の良さは、優し気なところです。戦争をしない。人権は守る、軍隊はいらない。などなど。しかし、優しい顔の裏には、戦勝国によっていろいろな毒が盛り込まれていました。

まず、非常事態宣言の権能が規定されていませんでした。だから、全国が混乱する事態に対する備えが不十分でした。

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