【古参オタク?】喜べないことが悲しい【懐古厨?】

いわゆるお気持ち表明というやつになってしまうのかもしれない。




10年以上大好きなシリーズ


長年追ってきた好きなコンテンツがある。
もう十数年になる。某女児向けシリーズだ。
ずっと続いてきたアニメがいったん終了し、放送のない期間が1年半ほど続いた。そんなことはシリーズ始まって以来初めてで、とても空虚感があった。
とっくに生活の一部になっていたから。

近年、女児向け作品の生き残りはとても難しくなっているらしい。
ひと昔前まで放送されていた色々な作品も、もう続編が放送されることは無くなってしまった。そんな中で心配なく存続できそうなのは、ニチアサのあのアニメくらいではないか。

女児向けに限らず、テレビで放送枠を取り続けていくこと自体も大変になったと聞く。もうテレビ全盛の時代ではないという事なのだろう。
テレビを見て育ち、テレビ番組のネット配信なんかも普及していなかった頃を知る身としては、時代が変わったのだなぁと。
見逃して録画もしてなかったら、もう見る手段なんてなかったものね。TV○rとか本当に便利なサービスができたものだとしみじみ思う。


さてそんな中、私の大好きな女児向けシリーズのアニメが約1年半ぶりに新作放送スタートとなる。

「やったー!」

「待ってました!!」


……そう喜ぶべきなのだろう。

その口ぶりはどうした、って?
浮かない気分なのです……お察しの通り。

ずっとずっと好きで十数年追い続けてきたシリーズ。新作が出るかどうかすら皆が不安に思っていた中での新シリーズ発表。こんなに嬉しいことはなかった……はず。


手放しに喜べない理由

なんでこんなに気分が落ちてるのかって、
私の好きだった前作の続編は作られないことが確定してしまったも同然だからだ。

ちょっとわかりにくいかと思うので、もう少し捕捉をしてみよう。

このシリーズは初期タイトル(説明が若干難しいので割愛)を除き、同じタイトルで3年以上続くのが通例となっていた。
たとえばAというタイトルの2年目、3年目が放送される。
それが終わったら新作に切り替わり、Bというタイトルの放送が始まる。
Bは世界観(舞台)やキャラクターが、Aから一新されている。
そしてBも2年目、3年目の放送がされる、といった流れ。

AはAの、BはBの世界観(舞台)とキャラクターのまま続く。要はアニメでよく言う2期や3期だ。その中で新キャラクターが追加されていくこと自体は普通。
そしてBが終わった後に始まった、Cというタイトル。私はこのCがかなり好きだった。当然、AやBと同じように最低3年は続くと思っていたのだ。それが長年の当たり前だったから。

見たことがある人は、遊○王のアニメをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれない。私は過去に2つのタイトルしか履修していないが、あのアニメも同じ世界観&主人公のまま3年ほど放送するスタイルだった。

Cが1年の放送を終えた後、アニメ放送は途絶えてしまった。
いつか来るのであろう新作までの充電期間ということらしい。それがいつになるかはわからなかった。けれどこれで終わりではなさそうなことに希望を抱いていた。

そしてCの放送終了から1年ちょっと経った頃。
新作の情報が出た。
最初の情報は新キャラクターのシルエットと、その新キャラクターの台詞であろう一言のボイスくらいのものだった。これだけではまだ判断できないが、私は早くも不安を覚えていた。
続報はその数ヶ月後に発表となるとのことで。それまではまだ望みが……Cの続編という望みもあった。かろうじて……

しかし希望はなくなってしまった。
AがBへと切り替わるような、完全新作タイトルだった。Cは、もうDへとバトンタッチしてしまうことが決定したのだ。
1期しかやっていないのに?
あんなにも続編がありそうな最終回だったのに!?

1年やったなら充分だろう、と思われるかもしれないが、先述したようにこのシリーズは3年以上続くのが当たり前になっていたのだ。こっちは当然その気でいたのだ。遊○王の新作アニメがたった1年で終わってしまうみたいなものなのだ。遊○王ファンは想像してみてほしい、この絶望感、「ちょ、待てよ!?」と言いたくなるこの気持ちを。
いつまでも、あると思うな好きタイトルの続編……である(涙)

せ、せめて……せめてDが、Cの世界観をちょっと引き継いだり繋がりの感じられる作品であったらという、なけなしの望みもあった。これまでのタイトルの中でもそうしたスタイルは存在したからだ。同じ世界観で主人公が世代交代(前主人公が先輩的ポジションになる)という感じの。
でも、完全にタイトルが違うネーミングだったのでそれもなかった。


一番つらく、かなしいことは

グダグダとお気持ちオタクになってしまったが、何が一番かなしいって、

長年追い続けてきた大好きなシリーズなのに、その新作を素直に喜べないことだ。

ファンとしてあかんやろ、って思う。だめだ、あかん……ごめん。
こんなこと表立って言えない。でも言えないのが苦しい。つらい気持ちをどうにかしたい。だから匿名でここに吐き出している。

シリーズがこのまま終了してしまうより、新作が出る方が有難いに決まっている。もちろんファンとしてそれはそう思うのだ。

しかし今度の新作は、今までとガラリと変わってしまった部分が多い。
制作陣も結構入れ替わったようで、特にこのシリーズの売りであったハイクオリティな3DCG制作の会社が変わった事への不安が大きい。
どうしよう、十数年前の作品の方が綺麗じゃん! なんて思ってしまうような感じだったら……(落ち込みでモチベが無く、新作情報の映像などは最初にちらりと見ただけである)

主題歌を担当するアーティストも今までにない方向性になった。V方面の人らしく、Vに疎い私は何と言っていいのかわからない。
絶対嫌ってわけでもないが、今までは作品に出演している声優さんやアニソンを歌うアイドルグループが担当することがお馴染みだったので、困惑という面が大きい。

こういうことに対しても「うーん?」と思ってしまうことは、懐古厨というやつなのだろうか……
古いもの、今まで通りのものが良かった!と思ってしまうかのような……

キャラデザを見た感じでも、特にビビッとくるものが今のところ無い……
衣装もあんまり惹かれない。

といった具合に食指がほとんど動かない。

唯一良かったと思えるのは、前タイトルCでデビューした若き新人声優さんが全く違った役柄を演じ、大きく成長した姿を見られそうなことだ。
「えーっ! ○○ちゃん(これまで演じていた役名)と全然違った声だし演技もこんなに上手くなってる!?」と、台詞をちょっと聞いただけでもびっくりしたのでこれは本当にすごいなぁ良かったなぁと思っている。
最早、孫を見守り応援するような気持ちである。

ちなみにこのシリーズは、今までのタイトルに出演していた声優さんが新タイトルでまた別の役を演じるということがよくあるのだ。
今回も何人かがそうなっているので、古参的にはそのへんを楽しみにしてみようかなと思ったりもする。
あとは長年のシリーズファンが思わず「ふふっ」と楽しめる小ネタ要素も今まであるあるだったので、今度もまたそういう演出があったら嬉しいなと淡く期待する。



ちょっと余談

自分は基本的にいつでも心は新参気分なので、古参を自称したいと思う事はあまりない。
でも客観的に見て、シリーズ初代からリアルタイムで視聴し続けてきた者は古参だろうなぁ、と思う。
なので今回はこの表現も使用した。

同様にシリーズ最初期からの古参オタクたちは、新作への流れをどう思っているんだろうなぁ……私みたいに打ちひしがれている奴が少数派なのだろうか。厄介オタクか……ごめんよ。

まあこのシリーズ、アニメ本編が終了してからもライブで新曲バンバン出たり配信で新作ストーリーが作られたりと色々な展開があるので、Cの何かしらも出てくれたらいいなぁと思う。
クラファンしてくれよ!!! マネーは無いよわいオタクだけど少しでも力になりたいよ! お願いだから2期を見せてくれ……

でもいまいちばん望んでいる現実的なことは、これだけ言っといて「普通に楽しんでるやんけ!」ってくらいDを楽しめるようになって盛大に手のひら返せるようになることです。お願い、そうなって……これ以上苦しみたくないんだ……


ここまで厄介オタクのお気持ちにお付き合いくださってありがとうございました。

こじらせたオタクめんどくせ~~~~~!!!(自戒)





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