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天神さまの細道も、言葉で広くなるのかも。

25日は文殊菩薩さまと天神さまのご縁日。
今日はお地蔵さまと合わせて文殊菩薩さまの供養法もしています。

地蔵会などで諸仏の供養法を行うときは、
必ず鎮守さまにも呼びかけてその修法の趣が
しっかりと実現されるようにとご助力をお願いします。

日本の国では神祇と仏さまは協同してお働きを示して
くださいます。

祥鈴庵の鎮守さまは天満宮。
天神さまは菅原道真公ですが、この方は
日本三大怨霊と言われて恐れられた方。

また「三大」出ましたね(笑)
三大怨霊といえばまずこの天満宮菅原道真公。
神田明神平将門公。そして崇徳天皇。

中でも道真公は内裏に雷を落としたり
いろんな人を取り殺したり
取り憑いて苦しめている人の耳から青龍の姿で現れたり
かなり華やかな怨霊ぶり(?)を発揮されています。

怨霊となる方は恨みを持って亡くなり、
強力な力でその恨みを表現した方。
こういう方を鎮めるためには神として祀るのが一番
とされていました。

恐ろしい力を持っている霊だからこそ、神になったなら
強大な力で守護もしていただけるということ。

神さまとしてお祀りされて恨みが解け、
今や学問の神さまとして日本全国の受験生の
心強い味方となっておられます。

道真公は学者としても詩人としても優れた方でしたので
学問の神さまになるのもわかるのですが、
実はどうも呪術関連の知識もかなりおありだったようです。

あの華やかな怨霊ぶりはその背景あってのことだったのかも
しれません。

平安時代、歌や詩を作ることのできる人というのは
神にその言葉を操る力によって思いを伝え、
神を感動させることによって天候を変えたりすることもできる
呪術師としての側面もありました。

和歌を詠んで神泉苑で雨乞いをし、見事雨を降らせた
小野小町が有名ですね。

道真公も讃岐守として讃岐に赴任していた時期があり、
そのとき城山というところで祈雨の願文を書いて
城山の神に祈り、雨を降らせたという伝承があります。

ですので、おそらく天満大自在天神さまとなられた
道真公に助力をお願いするときも、言葉の使い方は大事なようです。

弁天さまといい、祥鈴庵に関わる神さまはなぜか
けっこう言葉にはこだわりのある方ばかり。

地蔵会や弁天祈願などでおつとめをお願いしているお次第には
供養文が入っていますが、ここの中に
「願意の内容をお伝えください」と書いてある部分があります。

ここはご自身の言葉でしっかりとご本尊にお願いする内容を
お伝えしていただきたいのですが、
美辞麗句を連ねるよりは、自分の心からまっすぐに
出てきた言葉を使うのが一番です。

身口意を一致させて。

色々書き出してみてしっくり来るものを使うのもいいですね。

言葉のリズム、口に出しやすさ、行じていくうちに
そういう部分も整ってきたりしますので、
色々試してみてください。

*********************
毎月24日はお地蔵さまのご縁日。
この日に小さな法要を営み、
生きとし生けるあらゆるものへの祝福
この世界にあるあらゆる諸霊へのご供養
全ての大地から生まれるあらゆるものへの感謝

をお祈りいたします。
お地蔵さまへのお願い受け付けてます。
締め切りは10月20日です。

宗派宗教にかかわらずお申し込みいただけます。

お問い合わせ、お申し込みは下記アドレスまで。
enshu0615*gmail.com (*を@に置き換えてください)

折り返し申し込み要項をお送りします。

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