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なぜ瞑想するのか? その2

ぐるぐる回っている車輪。
その中で、回っていない場所がある。

それは中心のハブ。
そこは、車輪がどれだけ激しく動いていても、静寂の1点。

瞑想とは、いうなれば、その静寂にすっと入ること。
ある意味、それだけ。
手や足、口や眼、頭・・・
普段フル回転している部分を一時停止してみる。
普段と逆のパターンに身を置いてみることで、
見えてくる世界がある。

もちろん、ハーバード大学やスタンフォード大学などのお陰で、
瞑想の効果について、脳科学方面からの解明も進んでいる。
人間を人間たらしめると言われる「前頭前皮質」、
進化の過程でもっとも新しいといわれている部位で、
判断、決定、計画、識別や、思いやりや共感、優しさ、
とも関連が深いといわれる部位の活動を盛んにするっていう、
研究結果も出ている。
ま〜解明が進んで、納得感が高まるのは、いいかも知れないけど・・・。

どうかなって思うのは、声高に叫ばれいる、「働き方改革」。
生産性の向上!
集中力の向上!
クリエイティビティの向上!
そのためには、「マインドフルネス」!
だから、職場で瞑想をっていう動き。
なんか、車輪がぐるぐる回っている気がする。
1点の静寂ではなく、騒がしい感じがする、マインドフルネスブーム。

欧米からの逆輸入であっても、見直されるのはいいことと思いつつ。
リーダーシップとくっつけたり、
世界のトップエリートがやってるよって扇動しなくても、
もっと、シンプルでいい気がする。

そう、そして今日も静かに坐ってみる。
ただ、それだけ。



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