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仕事とは何か?

おはようございます。

さて。
今日は『仕事とは何か?』というテーマでお話ししたいと思います。
多くの人が「仕事」の意味をはき違えたまま働いていて、なんか、すっごく勿体ないので、今日の記事は(コピペして)お友達や社内の皆さんにコッソリと共有しちゃって構いません。
#表には出しちゃダメだよ
#コッソリね

いかに価値を創造するか?

昨日は『スナック西野』の収録がありました。
ゲストは、「0000スタジオ」や「elu」といった面白いサービスを展開して、最近チョーシに乗っている「けんすうサン」


前半3分間は「ペットボトルのコーラと缶のコーラは微妙に味が違う」という1ミリも面白くない話をしているので、そこは観なくても大丈夫です。
#本編はクソ味噌に面白かったです

けんすうサンとは、やはりサービス開発の話になるのですが、「いかに価値を創造するか?」というワードが逐一出てきます。
やっぱり、それに尽きるんですね。

eluを世の中に広める施策として面白かったのが、最初は「誰でも使えるサービス」として世に出していたものを、途中で「友達に招待されないと使えないサービス」に変更し、その瞬間に、一気に利用者が増えた点です。

面白いですよね。
若干、不便になったのに、「手元に置いておきたい」という人が増えた。

そこから話は「いつか買うものを、今買う人はいない(いつでも買えるものを買う人はいない)」に発展し、「elu」の本丸である『限定数』の話になります。

eluは基本「限定販売」で、「追加販売」のチャンスは一度しかありません。
それが、価値を生んでいるわけですね。
#詳しくはスナック西野をご覧ください
※こちら↓


ここでのポイントは「elu」というサービスにしろ、「elu」に出品されている作品にしろ、「売っているモノ自体は変わっていない」という点です。

eluのサービス内容が大幅にアップデートされたから利用者が増えたわけでもなく、作品のクオリティーが大幅に上がったから買う人が生まれたわけでもなく、「価値を付けた」から利用者が増え、作品が買われたわけです。

 仕事とは「手足を動かすこと」じゃない

この件に関しては、今朝の田村Pのオンラインサロンの記事でも言及されていました。

※田村Pのサロン↓

彼女のメッセージをすっごく乱暴に要約すると、

「売れない商品を店頭に並べて『買ってくださーい!』と延々言ってるヤツがいるけど、その前に【商品の価値】を上げろや。手足を動かしているだけで働いている気になってんじゃねーぞ」

です。
#もっと優しく言ってくださっています

たしかに手足を動かせば、お金が生まれることがあるので、僕らは、ついつい「手足を動かすこと=仕事」と捉えてしまいますが、本来、仕事というのは「価値を提供する」ということなので、eluのようにブランディングで価値を生むか、シンプルに商品のクオリティーをブッちぎりに上げるかしなければなりません。

ちょっとゾクッとする話ですが、町を見渡せば、「販売(活動)はしているけど、価値は生んでないよね」というケースが多々見受けられます。

たぶん、販売員の中で「仕事」の定義が定まっていない。
なので、「販売すること」を「仕事」に分類しちゃっているけれど、「価値付けがされていない商品を商品棚に並べて、『いらっしゃーい!』と声を張り上げること」は、仕事とは呼びません。

仕事とは「価値を創造すること」です。

 50万円を売り上げた「捨て素材」

最後に、『価値を創造する』の一例を紹介して終わります。

以前、サロン内で紹介させていただいたので、御存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のオリラジ藤森君のMVはAパターンとBパターンを作り、最終選考でAパターンが残りました。

現在、世に出回っているのはAパターンです。
※コチラ↓


そして僕らは、最終選考で落っこちたBパターンのMVを(eluで)『5000円×限定100個』で販売しました。

世に出回っていないBパターンのMVは完売。
50万円の売り上げを作りました。

面白いのは、採用されたAパターンは無料で提供し、ボツになったBパターンでキャッシュを生んでいる点です。

僕らは、Bパターンにどんな価値を付けたのか?

一つは「世に100個しかない」という価値です。
これを何も考えずに(価値を付けずに)、「ボツになったBパターンのMVを100円で(無限に)販売しまーす!」と販売していたら、きっと、5万円売りげることもできないでしょう。

これこそが「販売はしてるけど、仕事はしていない」という状況です。

ミュージカルのスタッフさんには、もう1つ。
「Aパターンを一般公開する前に、Bパターンを限定販売しましょう」という話をしました。

「皆よりも先に見れる」という価値を付けたわけですね。

これにより、ボツMVは50万円の売り上げを生んだわけですが、“価値を付けて販売していなければ”、こんな売り上げは作れません。

「仕事(働く)ってこういうことだよ❤️」という一例です。

お友達や職場の皆さんに共有してみてください。

現場からは以上でーす。

【追伸】
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このnoteは2021年8月24日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

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