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キンコン西野、家を作って運営する

おはようございます。
UFOを発見したものの「UFOの出番時間」が40分ぐらいあったので、途中で飽きて飲みに行ったことがあるキングコング西野です。
#ホームレス小谷はUFOに飽きてスマホをイジッていた
#UFOもチラ見せが大事
 
さて。
今日はプチ人気企画『キンコン西野、家を作って運営する』の続報をお届けしたいと思います。
 
完全に個人の趣味でやっているプロジェクトなのですが、皆さんが新しくサービスを設計する時の参考にでもなるといいなぁと思ったりしています。
 

ハウススタジオのベッド問題
 

2~3日前の記事で「民泊が禁止されている地域だけど、ぶっちゃけ『民泊』と『ハウススタジオ』って何が違うの? ハウススタジオにベッドがあったら、“泊まる”人、いるんじゃね?」という話をさせていただきました。
 
漫画喫茶なんかがそうですよね。
「宿」扱いにはなってないものの、実際のところは、漫画喫茶に寝泊まりしている人はいます。
あれはどういった建て付けになっているのでしょうか?

…調べてみると、漫画喫茶は「リクライニングチェアは置いているものの、ベッドは置いていない」「ブランケットは貸し出しているものの、布団は貸し出していない」という言い分で、「だからウチは宿じゃないっす!」という切り抜け方をしているそう。
 
ならば、「ベッドがあるハウススタジオ」はどうだ?
ベッドがあるハウススタジオを24時間借りたら、実際のところは泊まれるじゃないか。
なんで「ベッドがあるハウススタジオ」は宿扱いになっていないの??
 
これについても、いろいろ調べてみると「ハウススタジオのベッドは、あくまで『セット(撮影の小道具)』であって、睡眠時に利用するものではない!」という言い分だそうです。
 
皆さん、あの手この手で(笑)
#最高です
 
ただ、僕は抜け道を探しているわけではなくて(揚げ足を取られるのも面倒だし)、超合法的に家を運営したい(僕が家を使っていない時間に、家で売り上げを作ってみたい)と思っています。
 
そう考えると、今、作っている『見上げる家』は「ハウススタジオ」として打ち出すのが妥当で、利用時間を朝10時~夜10時に限定すれば(※一晩を明かせないようにすれば)、たとえ家の中に「ベッド」があっても、「宿泊施設じゃん!」とはツッコまれなさそうです。
 
ついでに言うと「ベッドは小道具ですので、使用は禁止します❌」としておくと、僕以外の人がベッドを使わないので、いろいろ都合が良さそう。
#僕の気持ち的にも良いし
#ベッドメイク分のライニングコストを下げられるのでイイ
 

無駄なコストをかけない
 

サービス設計の話をもう少し。
 
サービスを設計する時の基本は「無駄なコストをかけない」に尽きます。
#かけるべきポイントには徹底的にかける
 
ハウススタジオを開業するとなると、当然、「予約サイトをどうする?」という話になります。
 
現状、『スペースマーケット』や『スペなび』といった“レンタルスペースを検索&予約できるサイト”がありますが、手数料は20~30%といったところ。
 
この「手数料」にはシステム利用料の他に、広告料金も含まれていると思うのですが、ぶっちゃけ『見上げる家』の宣伝は(西野の場合は)、お金を払って『スペースマーケット』や『スペなび』にお願いしなくても自前でやれば良さそう。
 
となると、予約&決済ができるサイトがあればいいので、それなら新たにホームページなどを作らずとも『BASE』などのECサイトで代用できます。手数料もグッと安い。
 
サービスを立ち上げる時に、そのポテンシャルを使いきれないプラットフォームを不用意に使ったり、“まずホームページを作ったりする”のは危険です。
最初はスモールスタートで「使えるものを使う」をやり、必要に応じてアップデートしていけばいい。
これは、あらゆるサービスで言えることですね。
 
「そのコンテンツで、その目的ならば、つかうべきは、そのプラットフォームじゃないよ」というエラーがよくあるので、新しくサービスを立ち上げる時は気をつけてください。
 
ちなみに、盗聴器を仕込むバカを牽制する為に、誰でも気軽に使える『盗聴器発見機』を玄関に置いておくと(チラつかせておくと)イイと思います。
#たったこれだけで盗聴トラブルのコストを下げられる
 

完成するまで、何度も現場に通う
 

先日の視察では「(思っていた以上に)見上げる時間が長い家だぞ」ということが分かり、「ならば天井は、もっと楽しい方がイイ」となりました。
 
そこから、「ん? 床のデザイン、メチャクチャ楽しいじゃん!」となり、
「だったら、天井を鏡張りにして、床のデザインを天井に映しましょう!」という発注をさせていただきました。
#工事中でもバンバン追加発注をする男
 
家なので当然「住むこと」を想定していますが、しかしながら『利便性』を追及すると、どうしたって相場がある勝負(競合がいる世界)に参加してしまうことになっちゃうので、そうなると、ぶっちぎることはできません。
 
なので、住むことを想定しつつ、この調子で『作品性』を追及する方向でいきたいと思います。
 
このへんの「相場があるゲームには参加しない」もサービス設計時に気をつけておきたいポイントです。
何かの参考になれば。
 
そんなこんなで『見上げる家』の制作と運営をジワジワと進めております。
いつか、撮影やホームパーティーの会場として使ってみてください。
 
さて、この遊びはどこに着地するのでしょうか?
僕もよく分かりませんが、引き続きお楽しみください。
 
現場からは以上でーす。
 
【追伸】
 
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

二階の天井スペースが意外と広いことが分かった。
 

ここ!
 

なので、こんな感じで鏡にしてみる!
 

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このnoteは2022年6月6日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

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