SWEET HONEY BEE(バンバンバザール)

バンバンバザールのsweet honey bee。

ジャンゴ的なジプシージャズを思わせるジャジーなコードと、抒情的な歌詞がとてもよく合った通好みの名曲である。

春の雨の日に、彼女の家にいるのだろう。しかし彼女は泣いていて強がっている。多分、お互いもう別れが近いことを、予感している。

彼女に傘を借りたものの、今度会う日がいつになるかやら分からず、自分の心も揺れ動き、借りた傘を返せるような、返せないような、と思い悩むのである。

彼女に借りた傘を見ると、まるで彼女のように思える。あるいは彼女との関係そのものを象徴しているように思える。

それを返してしまうと、まるで彼女との恋が終わってしまうような、そんなナイーブな心境が歌われている。

この曲は、2005年のAcoustic Guitar Magazineに譜面の付属のCDに収録されていたバージョン(バンバンバザールとイノトモのコラボ)で知ったのだが、アレンジが実に秀逸で、ジプシージャズを思わせるジャジーなアレンジと、ギターソロが光る名演奏に仕上がっている。

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