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●りんごの農薬散布が始まりました

農薬名は石灰硫黄合剤とマシン油乳剤

それぞれ、簡単にいうと硫黄や油なので、
もともと自然界にあるものを
農薬として使っているだけです。
 
なので、このふたつは、
有機栽培でも使用可能な農薬です。
 
だからといって、
硫黄の入った入浴剤を桃にかけて、
無農薬桃と称している農家がいますが、
これはいけません。

なぜなら、入浴剤には、
桃用に何倍に薄めてかけるか、
基準がないからです。
 
りんごに話を戻すと、
今回の対象病害虫は以下のとおりです。
 
・ふらん病
・うどんこ病
・胴枯病
・ナシマルカイガラムシ
・リンゴハダニ
・その他カイガラムシ
病気はかび(の胞子)、
虫は、めちゃ小さい卵やカイガラなので、
家庭菜園でアオムシ出たら
箸でつまみ出す、
なんてわけにもいきません。

りんごの花が咲くのが5月上旬、
りんごがなるのが9月上旬から11月です。

だから、今回の農薬は、
りんごの果実には全くかかってません。
 
これから、12から14回ほど、
農薬散布しますが、
それぞれ厳しい基準を
クリアしたものだけが
商品化された農薬なので、
ご安心ください。
 
ご質問等あれば、
お気軽にどうぞ

by農薬会社30年、長野県農薬管理指導士


石灰硫黄合剤とマシン油の散布

#農薬散布
#りんご畑
#農業

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