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#53 【霞ヶ関キャピタル】再生の力、未来の創造!!売上高 前年比 45%増!!

今回は霞ヶ関キャピタル株式会社 について取り上げます。



会社概要

同社は、2011年に創立。その興りは、宮城県に位置するショッピングセンターフォルテが東日本大震災で被災し、その再生への挑戦から生まれた。

最初の一歩として、ショッピングセンターの屋上に太陽光パネルを取り付け、自然エネルギーの有効活用だった。同時に、不動産コンサルティング事業も立ち上げ、不動産界においてその存在感を築いていく旅が始まったている。わずか10年足らずでの成長は、金融および不動産分野で経験を積んだプロフェッショナルたちが連携し、その成し遂げた成果であった。

2018年には、東証マザーズに上場し、2019年にはインドネシアとタイに現地法人を設立。2021年4月には、メゾンドツーリズム京都株式会社を子会社化するなど、国際展開への積極的な取り組みを行なった。これらの努力は、同社の成長力と戦略的ビジョンを示すものと言えそうだ。

また、同社の特筆すべき点は、ビジネスを通じて社会問題に取り組む姿勢だ。再生可能エネルギーや認可保育園の開発など、多岐にわたるプロジェクトに取り組むことで、社会への貢献を積極的に追求。同時に、一般的なデベロッパーとは異なる「戦略的コンサルティング型デベロッパー」としてのビジネスモデルを採用し、業界内で独自性を持つ企業として存在感を高めている。


業績推移

2022年8月通期の売上高は、前期末の143億円から65億円増加し、208億円に達し、前年比で45%増加しました。同社の過去5年間のCAGRは35.5%であり、業績の持続的な成長が見られます。営業利益率は10.3%であり、同社は収益性の高い企業であることが伺えます。


コスト構造

売上原価の割合は、2017年度に55.8%でしたが、その後は変動しており、2021年8月通期には69.1%、2022年8月通期には70.3%になっています。

一方、販管費の割合は、2017年度が35.0%でしたが、その後は増減を繰り返しており、2022年8月通期には19.4%でした。


財務状況

2022年8月期の自己資本比率は24.1%でした。また、有利子負債は278億円となっています。



会社の財務状況を見てみましょう。2022年8月期の総資産は304億円で、うち流動資産が257億円、固定資産が46億円となっています。現金は54億円、売掛金が2億円です。有形固定資産は32億円です。


負債は210億円で、うち流動負債が139億円、固定負債が71億円です。

純資産合計は93億円で、そのうち資本金が35億円、資本剰余金が34億円、利益剰余金が25億円となっています。


キャッシュフロー

最後にキャッシュフローについて見ていきます。2022年8月期のキャッシュフローは以下のとおりです。

営業キャッシュフローは△117億円で、減少要因は棚卸資産が前年度に比べ、131億円の増加によるものです。

投資キャッシュフローは△4億円で、有形固定資産の取得による支出が前年度と比べて、減少しています。

財務キャッシュフローは139億円で、長期借入れによる収入が前年度と比べて、143億円増加によるものです。


最後までご覧いただきありがとうございました。

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