玉手箱つづら
自作の小説たち。せっかくノートにあげてるのにまとめてねえな?と思って急いで作ったですね。
こんばんは。玉手箱つづらです。 このページは私の書いた小説の紹介をまとめる倉庫的なものです。 軽い説明とカクヨムさん行きのリンクを貼りますので、興味を持っていただけたら是非ぜひ覗いて行っていただけると嬉しいです。 (カクヨムさんは読むだけなら登録不要です) (ノートにも小説をチマチマ貼ることにしました→経緯) (「誰ぞ?」という方のために自己紹介のページも貼っておきます) -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・- H31.4.2.4:26 タイトルは
出雲旅行の記事、いつもみたいに太字バンバンじゃないのは単純に体力の問題です。拙者、疲れ申した。 ので、乗っ取られたとか人が変わったとかではございません。 人はたえず変化し続けるものではありますが。
こんばんは玉手箱つづらです。趣味で小説を書いておる者です。 行ったのよ。旅行に。 友だちと。 去年熊野に行った友だち。毎年の恒例行事になるかもしれない。 17日は雲がすごい日だった。 稲佐の浜。10月、神様が出雲大集合する時、ここから来るんだって。 ここで撮った写真たちがこの旅では一番気に入ってる。 2日目は結構な雨だったので博物館と松江への移動日のみにした(晴れてたら日御碕神社などなどの予定ではあった)。 殲景・千本桜景厳みたいな青銅器展示。
一年前くらいに書いた小説を供養のためにアップしました。 あんまりうまくハンドルを握ってあげられなかった実感があります。 習作ってついてるのはそういうことです。
雨を溜めこんだ葉々が、風に揺すぶられてそれをこぼし、雨よりも激しく俺を濡らした。 反射的に目をつむり、ハンドルを取られ、自転車ごと倒れこみそうになるのをどうにか踏みとどまる。さあ、と、雨音が、ようやく追いついたように背後でわき立った。 十月半ば、長く続いた夏は週の頭ごろ突然終わった。秋めく間もなく、既に乾いた空気が張り詰めはじめている。雨のなかでもそれは変わらない。唇が細かく割れて、時折小さく痛んでいる。 「待さん?」 不意の声がした。顔を向けると、通り過ぎたと思った
こんばんは、玉手箱つづらです。 趣味で小説を書いておるものです。後書きと称して関係ない雑文を垂れ流すのも趣味としておりますが、今回は(後書きかはともかく)関係あって、小説書いてたらいいことがあったって話です。自慢話です。 よろしくおねがいします。 さて皆さん、有隣堂のユーチューブチャンネルをご存じですか? ていうか有隣堂は知ってる……のか? 僕は神奈川生まれ神奈川育ちなので当たり前のように有隣堂を知ってたんですが、実はこの辺にしか無いらしい、ですね?(まだちょっ
こんばんは。玉手箱つづらです。 趣味で小説を書いておる者です。 今回はタイトル通りで、旅行記です。が、ノートに写真をあげるのは大変なので、何枚か貼ったら後はツイッターのリンク貼っておくので、もしご興味があればそちらに飛んでいただく形式にしようかと思います。怪しいリンクじゃないんだ信じてくれよ(夜神月)。 真っ白な岩場と、 硫黄で蒼い湖と、 仏像がたくさん。 風車もあるよ。 海鮮も食べた。 ……よし。 あとはツイッターから見てくれぃ。 おわ
あとひとことが出ず夜明けツイッター
※この記事は写真の貼りすぎでギガの爆弾みたいになっている可能性があります。Wi-Fi環境下で閲覧された方がよいかもです。 こんばんは。玉手箱つづらです。 趣味で小説を書いている者です。後書きと称して関係のない文を垂れながすのも趣味としております。この文は先日(これ書き始めた頃は「先日」の範疇だったんだ……。気付いたら1ヶ月以上経ってやがった)公開した「ひろうかみ」(コチラ)という短編の後書きとなっております。関係は……まあ、ちょっと、なくもない……か?くらいです。よろし
「かがみの孤城」めちゃくちゃよかったぞ〜!!!(映画版)
車道を歩いていた。 見渡せば、そこは山林で、木々の向こうには人の賑わう気配もあった。坂になっていてよく見えないけれど、明るく群れるひとたちの、興奮の声が聞こえてくる。まだ昼間だが、祭りでもやっているのだろうか。 俺のいる車道を挟んだその反対には、海が……いや、対岸が見えるから、湖か。暗い緑の隙間、曇天の下にも透きとおっている湖面は、今日が晴れていたならばもっときらめいたに違いない。遠く、物語めいた装飾をまとう遊覧船が、航海を模して滑っていく。 箱根かもしれない、と思う
こんばんは、玉手箱つづらです。 趣味で小説を書いておる者です。後書きと称して小説と関係ない話を垂れ流すことも趣味としております。 この文は先日あげた「窒息と犬ケラ」(コチラ)の後書きです。関係ある話も最初にちょっとだけします。よろしくお願いします。 ★☆★☆★☆★☆▼▼☆★☆★☆▼▽▼▽▼☆★☆★☆★ というわけで。お久しぶりでございます。ご無沙汰しております。特に後書きはだいぶ久々です。趣味なのにね。書きたいことは結構あったんですけど、長文垂れ流す時間がなくて…
本日分のデータ入力を終え、ふっと息をついた手で、薄っぺらな紙を摘まみあげる。 安全日誌。作業中に発見した危険箇所を挙げさせる、当番制のアンケート。下らなさそうでいて、実際、現場での安全意識を持たせる効果はバカにならないらしいそれを、裏に表に返して眺めていると、大越さんと真志係長の話し声が聞こえてきた。 「一週間かあ」 「そうなんですよ。連絡も全然で」 「まあ、もう帰っては来ないだろうね」 「ですよねえ」 かじり聞きだったけれど、すぐに奥間くんの話だと判った。製品課に勤め
日々の楽しみが睡眠に行き着いたら、おしまいだ。 何をするよりも眠りたい。そうやって迎えた朝の頭の軽さ、体温、渇いていない口のなか。労働のしやすさ。それらを知ってしまって、夜がプツンと短くなった。八時間も眠ると、寝覚めは劇的によくなる。それだけでも、抗いがたい快楽だった。 今夜もまた、早い時間にベッドに入って、今夜やらなかったことすべてを、隠すみたいに灯りを消す。実りのない日々を苛む意識も寝息にほどかれ、散漫に薄らいで、布団にうつった自分の熱が気にならなくなっていく。