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私の起こした結婚未遂事件<#2.交際とプロポーズ>

前回のお話はこちら。

1週間後の土曜日に、二回目のデートをすることになった。

当時私が暮らしていた神奈川県の街に彼がきてくれて、昼から夕方にかけて長い散歩。私が当時、毎週末走っていたハイキングコースなどを案内して、普段運動不足だった彼は息を切らしながらも「この俺が、運動している!」となぜか喜んでいた。革靴が汚れてしまって申し訳無くて、ウェットティッシュでそれを拭きとってあげたけど、彼は靴の汚れなど全く気にしている様子はない。夜は地元で大将がほとんど一人でやっている小さな居酒屋に行って、沢山お酒を飲んだ。お料理が出てくるのがゆっくりなのがむしろ嬉しいくらいで、いくら話しても尽きなくて話し続けたのを覚えている。二回目のデートは前回よりも落ち着いて、それぞれが育ってきた環境のことや、彼が来年あたりに会社を辞めて起業したいと思っている事業の内容、その会社名を何にする予定か、起業仲間の話を聞いて盛り上がった。

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元コン含めて個人情報をさらしたりはしていないのですが、だんだん読んでくださるかた増えてきて、ちょっと不安になったので有料で鍵をかけることにしました。

若気のいたりで起こした結婚未遂事件をまとめたマガジンです。大人になってもあまり賢くなってませんが、自分について大切なことを知るキッカケとな…

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結婚式の思い出

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