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金沢町家を、買うことにした。

不動産を買うときは、決済や登記が終わる最後まで気を抜けないからまだまだどうなるのかわからないし、確定できるまではあまり人に話さない方がいいような気もするのだけど、少なくとも今回「欲しいです」と言える物件と出会えたので、金沢の町家の購入に向けて前向きに話を進めることにした。

  • ローンを組むのか?どこで?どのような?

  • どんな改修をするのか?いくらかけるの?

  • どれくらい本気で宿屋をやるのか?別荘のノリでいいのか?

  • お化けでないかな?地震怖いのに、古民家とか大丈夫?

  • 坪庭の灯籠みたいなのが可愛すぎる。磨きたい

  • 消防設備は?

  • 民泊にするなら運営を任せられる人を見つけなくちゃ!

などなど。考えなくちゃいけないことはたくさんあって、10年ぶりくらいに目が覚める。ワクワクする。大きな声では言えないが、こんなことは、ぶっちゃけワカメ人生でほとんどない。

ちゃんと買えるんだろうか?わからない。

思い返すと、ちょうど父が私くらいの年齢の時、ときはバブル崩壊前夜、投資目的でNYにあるアパートの一部屋を購入して、購入時より安くしか処分できずに失敗したという一件があった。でもそれはその後ずっと続く彼の不動産愛の始まりの出来事に過ぎなくて、たまに「あの物件は損したな」と引き合いに出されるだけだ。

今回の私のお買い物も、20年して振り返ると「母ちゃん、あの頃とち狂ってたな」と息子から言われるのかもしれない。でも「母ちゃん、人生つまらなさそうだったね」と言われるよりはずっといい。母ちゃんは、自分勝手でいたい。

ということで、魂の救済のプロジェクトの、はじまりはじまり。どんな扉が開いて、どんな出会いをして、どんな失敗や発見があることでしょう!

今はもう作れない波板ガラスのはまったガラス戸を、いつか手に入れたいと思っていた

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