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大学生が真剣に、どこらへんから「富豪」なのか考えた。

お金持ちになりたい。
人間の三大欲求の次にくるのがこれだと思う。

もれなく私もお金持ちになりたい。
それはもう、万札のお風呂に入って、バズーカみたいなもので札を撒き散らしたい。

こういうイメージ

私も今後富豪になれる余地はまだまだある。
明確なイメージを持っておけば、その目標にたどり着けるかもしれない。

だから、「富豪」がどんなものか定義付けしておかないといけない。
そう思い立った。

注意

本記事は完全なるフィクションの「富豪」を妄想するものです。
実際にそのような人物がいるかどうかは確認しておりません。

富豪のイメージ

とりあえず、富豪ってどんなものなのか、方向性を決めておこうと思う。

まずは言葉の意味的に、お金持ちであること。
そして、「豪」と付くのだから、豪快な方がイメージに合う。
豪快って言うんだから、煌びやか派手な方がいいだろう。
逆に見せびらかさないお金持ちはただの資産家である。
どうせ富豪ならば金に下品なくらいがいい。

具体的な人物像としては、石油王で高級車を乗り、うちわで仰がせながらウン十年もののワインパーティを開くような感じだ。

今回はこれを元にして定義付けを行う。

富豪の定義基準

「どれだけお金を持っているか」がかなりキーになってくる基準だろう。

でも、どれだけ収入と貯金があれば金持ちなのか、大学生にはよく分からない。
正直貯金残高は6桁もあれば充分金持ちに思える。

では社会経験のない学生でもわかる基準はなにか。

そう考えた時に、
「富豪にしかできないこと」
に当てはまっていたら富豪と言えるのではないか思いついた。

もちろんそれをしていたら間違いなく富豪だろう。
でもそれだけだと、万一例にあげたものをひとつもしていない富豪がいたら漏れてしまう。

だから論を補強するために、
「富豪がしがちなこと」
も挙げておきたい。

そして、富豪じゃないのに富豪だと勘違いしてしまったら恥ずかしいので、
「富豪はしないこと」
をちゃんと記しておこう。
これをしているうちは富豪ではないと自戒することができる。

この3つの基準に当てはまるものを、以下に書き出してみることにする。

富豪にしかできないこと

このように書いてみたはいいものの、少し困っている。
一般庶民には雲の上すぎて、富豪がどんな暮らしをしているのか想像がつかないとである。

ここがいちばん重要なものになるのだからかけないと困る。
とりあえずこれまで見てきたドラマやアニメ、ゲーム作品から必死に想像してみることにする。

まず、プライベートジェットを持っているのは富豪だけな気がする。
名前の響きもゴージャスだし、お金持ちでないと持てないものだ。
正直プライベートジェットが何なのかもわからないが、とりあえずこれは間違いない決め手になるだろう。

所有しているもので攻めるのであれば、次は自分専用のヘリポートだろう。
お金持ちであっても、慎ましく生活するのであればせいぜいタクシー程度だろうし、絶対に必要にならない。
ヘリコプターを着陸させる予定があるなんていかにも派手だ。
これは完全に富豪である。

ちなみにこの画像のタイトルは「宮殿」だった。
(illustAC)

そして、豪快であることを見せびらかすのであれば、ものすごい豪邸を建てることも重要だろう。
これも、節制した暮らしをするならば最低限の大きさの家で問題ない。
節制とはかけ離れた存在が建てるものこそ豪邸なのだ。

ここで「ものすごい」とつけたのは、大きな家に住みたい一般人がローンを組んでどうにか建てられてしまうものと区別するためだ。
一般に豪邸と言うと、東京の住宅街を歩けばいくつも建っているアレらも含まれてしまう。
私が今回挙げるものは「ものすごい」豪邸とする。

家が大きければ大きいほど掃除が大変になる。
もはや自分で掃除することを前提としていないくらい大きい必要がある。
一番掃除が面倒くさいのはやはりトイレだろう。
どのくらいトイレがあるかで豪邸の「ものすごい」度合いを測る。

やはり、人間はどうしても催すものだから、住人1人につき一つくらいはトイレがあってもいい。
それに、どうせ使用人も雇うだろうし、豪快に客人をもてなすだろうから、住人の数の3倍くらいはあってもいい。
また、壊れちゃった時のために、+2くらいはしておいた方がいいかもしれない。

ここでは、
(住人の数)×3+2個
以上トイレがあれば「ものすごい豪邸」とする。

しかしこの時、誰も住まない別荘だと最低2個でいいことになってしまう。
とりあえず10個以上という条件も足しておく。

また、パーキングエリアの巨大トイレや、ベルサイユ宮殿のようにトイレがない建物はこの基準の対象外とする。

富豪がやりがちなこと

次にあげるのがこれだ。
前述した「富豪でなければできないこと」と違い、これは富豪でなくてもやる可能性がある事なのでより沢山挙げることが出来る。

これはすぐに思いつくことがある。
大人数のパーティだ。
いかにもやってそうである。
パーティの時に音楽家を呼んで生演奏を聞きながら、熟成されたお酒で優雅に乾杯する。
富豪ともなるとドレスコードすらないだろう。

例えゴルフ場が買えても、運動神経悪い私には無理そう

また、ゴルフも外せない。
自分のゴルフ場で「カキーン、ファーー!!!」というのが日課に違いない。
そもそも自分専用なわけだし、「ファー」を言う相手が居ない可能性もある。

そして、その際に超高級な腕時計を持っていることも「ありそう」の度合いが高い。
きっと富豪はわざとらしくチラ見せして、「これは特注品」もしくは「これは世界で4つしかない」と言う。

また、先ほど豪邸を持っていると言う条件を挙げたので、使用人がいるだろう。
反対に、マスクと三角巾をしてせっせとお掃除する富豪はあまりイメージがつかない。
しかし、富豪でなくとも、頑張れば1人くらい使用人を雇えるだろうからこの位置付けにした。

富豪はやらないこと

私は"今はまだ"庶民なので、富豪がやらないことばかりしている。
残念ながらこの項は1番思いつきやすい。

私が普段コソコソやっていることをいくつか挙げる。

半額の肉を取り合うときはさながらこんな気分である。

まずは夕方6時にスーパーに行き、半額の肉を買うことだ。
強かなオバチャンたちに交じって店員さんのシール貼りの手元を伺ってはいけない。
悲しいことだが、これをやっているうちは富豪ではない。
そもそも富豪は自分の足でスーパーに出向かない。

次に、最安値を探すことは富豪はしない。
信頼されているブランドのものが欲しくても、どうしても高くて悩んでしまうことがよくある。
ちまちま類似商品を見漁るのは庶民の特性だ。

ユニクロのTシャツは1200円までしか値下がりしないけど、GUは600円まで下がる、などと富豪は考えない。
富豪ならば、欲しいブランドがあれば躊躇いなく買えるだけの財力と思い切りがある。

結論

ここまで完全なるフィクションと妄想の限り、富豪とはいかなるモノか考えてきた。

まとめると、
○富豪にしかできないこと
・プライベートジェットを持っている
・自分専用ヘリポートがある
・10個以上かつ、(住人の数)×3+2個以上のトイレがある

○富豪がやりがちなこと
・パーティを開く
・ゴルフをする
・高い腕時計を持っている
・使用人がいる

○富豪はやらないこと
・半額の肉を探す
・最安値を漁る

この8個を覚えておけば、目指す富豪像を見失わずに済む。
今日私は「富豪」になるための素晴らしい1歩を歩み出したのだ。

そしてもし、これらに当てはまった方がいたら、ワタクシめをパーティに招待してください。

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