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【3月4本目】パチンコ関連会社 第三四半期決算分析・前編

先月好評だったパチンコ業界上場企業の決算分析。今回はメーカー以外を見ていきたいと思います。件数が多いので2回に分けますよ。

私は会計の専門家ではありませんし、簿記すら持っていません。その点はどうかご理解ください。


2767 フィールズ・赤字幅縮小

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売上高・292億円(372億円)
営業益・▲19億円(▲41億円)

赤字幅は縮小しました。

縮小したとはいえ赤字なのに、株価は一本調子で上がっています。東海東京証券に到っては目標株価を1120円から1220円に引き上げました。今500円台なのにマジかよ。

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おそらくこれは「シン・ウルトラマン」への期待です。円谷プロダクションはフィールズの子会社ですからね。遊技機のウルトラマンタロウも売れそうですし、赤字脱却かな?

業界内では時々「フィールズはヤバい、倒産する」という説が流れますけど、250億円の現預金は昨年度末から変化しておらず、むしろ手形や買掛金、長期借入金は減っているので、当面大丈夫でしょう。

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ただ、ホールから回収する手形や売掛金は順調に減っています。これが尽きると現預金を食い潰す形になるので、事業が上手く行かないならば、固定資産の売却や更なる人員整理を求められます。

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