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日本国民が天皇陛下を尊重する理由をつかめない方へ

4月最後の更新が遅くなり申し訳ありません。5月1日も終わろうとしていますが、平成から令和ということで「天皇」について考えてみます。


在日コリアン(朝鮮人)の方々に取材しているときのこと。「安倍は許せないけど平成天皇は好きだよ」という言葉が飛び出しました。

いや・・・・・・。平成天皇と呼んでいいのは死去後。現在の天皇はあくまでも天皇であり、陛下、ないしは今上天皇(きんじょうてんのう=当代の天皇)と呼ぶのが正しい。正しいのだけれど、これは日本人でも知らない人が多いのでスルーしました。

彼は在日3世。日本で生まれ日本で育った。平壌へ行ったこともあるそうです。金正日時代の飢餓を目の当たりにし、祖国への支援は自身に課せられた使命であると心に決めたそうです。国籍は朝鮮、戸籍は慶尚道(韓国南部)ですから、祖父や父は半島南部の共産主義者だったのでしょう。

共産主義者というのは差別用語とも言われますが、この場合は歴史的な事実を示す用語であり、差別勘定はないことをご理解ください。

以前記したとおり、在日朝鮮人に北朝鮮人はいない。ほとんどが半島南部出身。共産主義者が弾圧を逃れ日本へ密航してきた人が多い。

日本で生きる知恵として、皇室への敬意を口にしている印象を受けました。嫌ってはいないけれど、なぜ日本人があそこまで皇室を崇敬するのかは分からないという感じ。

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