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戦い続けたオタクと、戦い慣れていないパチンコ業界

このイラストはエロ的にセーフ? アウト?

ほんとさ。どこからOKでどこからNGなんだろうね。上の書きかけのイラストは、フェミニスト的にセーフなんだろうか、アウトなんだろうか。やはり最終的には、白い紙を前にペンを握った時点でアウトになるのだろうか。


新たなクリーチャー岩渕潤子氏、登場

そんな中、青山学院大学客員教授の岩渕潤子氏。ギリシャ彫刻は芸術だから裸でもOKで、萌え絵は服を着ていてもNGという謎の基準を持ち出した挙げ句、萌え絵を見ると昔住んでいたイタリアのムカツク男を思い出して不快だとか、女性で萌え絵を描いている人は抑圧されて仕方なく書いているとか言い放って大炎上。

萌えキャラ見るとムカツクイタリア人を思い出す(私怨)と主張

女性の萌え絵師は圧力で萌え絵を描いていると主張

中でも強烈なのは「未成年者が街で萌え絵を見ずに歩く権利」を主張していること。その論拠として、萌え絵は多くの先進国で猥褻物やポルノとして認識されているとツイート。しかし先進国で規制されている実例を挙げられず、一瞬にして反論されちゃった。

未成年が萌え絵を見ずに歩く権利を主張

萌え絵は猥褻・ポルノ
秋葉原の広告はポルノ雑誌より悪質
海外ではひんしゅくを買っていると主張

一瞬で論破される

日本政府はキズナアイを公認している

国内で人気のFGOグランドオーダーだって海外で配信されてるんでしょ? なんで調べればすぐに分かる嘘をつくんだこの人は。社会学者とキズナアイで終わる話かと思いきや、新たな伝説が始まるエンドレスRPG状態。萌え絵の話題になると社会的な地位のある人達が続々にクリーチャーと化して徘徊し始める不思議さ。萌えの何が彼ら彼女らをそうさせるのだろう。

彼らは安易に「萌え」と一括りにするけれど、ご存知の通り萌えは広がりすぎてしまい、もはやどこにその辺縁があるか誰も定義できない。社会学者はそれを雑にまとめて「萌え=エロ=規制すべき」とやってしまうため、彼らが敵と設定しているらしいキモいオタク以外からも集中砲火を浴びてしまう。


オタク文化が市民権を得るまでに要した時間

宮崎勤の幼女殺害事件の時、私は高校生でした。その当時の空気感は本当に凄まじくて。とてもじゃないけどアニメ好きなんて公言できなかった。そんなことしたら犯罪者扱いだったしね。仲の良い連中と、表紙を隠したライトノベルや林原めぐみのカセットなんかを貸し借りしてた。あれから四半世紀。時代はここまで変わったかと驚かされます。

TVではイケメンアイドルがアニメ好きを公言したり、徹底的なアニオタが箱根駅伝で山の神になったり、児童書の表紙が萌え絵だったりと、もう、別世界。苦労したオタク達の中にはカジュアル化したオタクを好まない人もいるようですけど、私は大歓迎。彼らのおかげで、こうやってオタクを公言できるしブログも書ける。むしろアニメ版権ばかりとなったパチンコ業界では武器にすらなり得る。

オタクはね、四半世紀かけたの。犯罪者扱いから大手を振って街を歩くまで四半世紀もかけたんだよ。世間になるべく迷惑をかけぬよう振る舞い、エロマンガと犯罪率に相関関係はないことを立証し、一つ一つ論を組み立て、伝承し、安全であることを社会に示し、一般人に魅力を浸透させ、ここまで来た。


パチンコも市民権を得るための長い闘争が始まる

アンチが本格的に沸き始めたのってここ数年でしょ。オタクで言えばまだ犯罪者扱いされてる時期だよ。我々パチンコ業界人は何をすべきか。かつてオタク達がやったように、世間に迷惑をかけず、犯罪ではないことを立証し、一つ一つ論を組み立て、伝承し、安全な存在であることを社会に示し、一般人に浸透させなきゃいけない。それに四半世紀かけるんだよ。

長い戦いになる。今はまだ敵が少々お馬鹿なところがあるから戦渦は広がっていないけれど、覚えておいて。我々は存在しようとするだけで悪のレッテルを貼られるようになる。それを避けるために戦う日は必ず来る。世間の認識を覆さなきゃいけない。価値観の革命を起こすんだよ。そのためにも、パチンコは社会と対立する存在ではないことを一人一人が立証できるようにならなきゃいけない。私も含めてね。

大げさだと思う? でもね、表面上は市民権を得たと思われるオタク文化でさえ、見ないですむ権利を主張する人がいるんだよ。大学教授が毎日毎日「萌え絵を私の視界から消せ」と執念深くツイートをするんだよ。

パチンコなんてほんと、いつ消し飛んでもおかしくないんだから。


=追記=

犯罪者扱いされたオタク達は25年にも及ぶ戦いの末、いよいよ勝利に近付きつつある。叩かれ始めたばかりのパチンコ業界は四半世紀に渡って戦う気概を持っているのだろうか。

パチンコ業界全体が、自らのアイデンティティとして「パチンコを守る」と決めねばならないんだよね。自分自身を守るようにパチンコを守る。組合の人は業界を守る。ホールの人は店を守る。メーカーの人はパチンコ台を守る。私のような発信者はパチンコの楽しさと魅力を伝え続ける。誰かがやるんじゃない。貴方がやるんだ。貴方やるんだ。

この先、パチンコを叩くことで利益を得る連中が出てくるよ。そいつらは攻撃の手を緩めないし勢力を増やし続けるだろう。対する我々に味方は少ない。各人が各人のポジションで、Yes PACHINKO !! と躊躇せずに叫ぶしかない。覚悟と、執念を持って、パチンコを自らのアイデンティティとして、10年、20年と戦う。そういう戦いが始まろうとしてるんだよ、今。

アホなこと言ってるなーと思われても構わない。アホでさえこう感じるんだから、頭の良い人ならもっと危機感を抱いてるはずだ。なくなるぞ、パチンコ業界。まずは世論を敵の味方にさせない。こっちの味方にならなくてもいいから、敵の味方にさせないことが重要。その一点から始めましょうや。


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