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パチンコの演出を面白いと思わせる方法・後編

これの続きです

開発者の「あ」

メーカーで試打すると、後ろで見ている開発者が時折つぶやくんですね。「」って。リーチすらかかってないにも関わらずつぶやくんですよ。

打ってる私はチンプンカンプン。何がリーチへつながるのか、そもそも何が熱いのかすら理解できていないうちに、「」。

なんで彼らはつぶやけるかってーと、運命の分岐につながるような演出が通常時に出ているから。でも私は分からない。打ち始めたばかりだから分からない。

この「」にこそ、当該機種を楽しませる秘密が集約されています。全てのフローを知っている開発者が、ここを押さえておけば楽しめるよというピンポイントの演出なんですよ。

それを小冊子なりデモ画面なりで教えてほしいんだけどなぁ。


このメンツが「分からない」って相当やばい

8年ほど前、とあるメーカーの試打会に呼ばれました。打ったのは、必勝ガイド、攻略マガジン、必勝本ら、攻略誌のベテランライターに私を加えて4名。口を揃えて「なんかよく分からない」と言いました。

開発者は苦笑いしていましたけど、このメンツで分からないってヤバいでしょ。今のライターと違い、当時はみんなちゃんと打って、ちゃんと文字を書いてる人達ですからね。

その機械は結局、稼働5週だったかな。完全玉砕でした。

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