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【リアルタイム更新】トキオならぬツーテンカク

今日2018年4月2日導入のトキオスペシャルを打ってみた。



Vゾーン湖北店

Vゾーン湖北店。千葉県北部我孫子市あたりの、小さな駅前にある、住宅街ど真ん中の小型店舗です。利根川を渡ればもう茨城県取手市。漂う空気の柔らかさは、土地柄ゆえか、20度を超える温かさゆえか。

Vゾーン神々廻店の系列。店舗上は事務所になっているようで、湖北台産業と記されてある。本社でしょうかね。

4パチの客付きは2割ほど。1パチは7割近く埋まっている。盤面は神々廻店と違い、新台に旨味を感じる。


スカイツリーどこいった

新装初日、1台のみのトキオスペシャルは空き台。その時点で危険な臭いを感じるものの、羽根物、しかもアムテックスの羽根物である。これをスルーしたら業界人失格でしょうよ。

んん? トキオデラックス、トキオプレミアムに比べ、中央タワーのフォルムは随分と変化したような。盤面下を見ると謎の英語。ディカイア トゥ? どういう意味だ?

いやこれ違うな。デキレ ト・・・?

デキレとちゃうでえええ!

日本語じゃねえか。なんなら関西弁じゃねえか。トキオなのに関西弁じゃねえか。すると中央タワーはスカイツリーではなく通天閣なのか。

デキレースじゃありませんよと。まさかの関西弁ローマ字読み。思えばトキオデラックスも、Dotsuicha Dameyooo!!! と書いてあったような気もする。

デキレちゃうで、か。そんじょそこらのデキレース役モノではなく、しっかりガチ抽選であると盤面で主張する。100人に1人くらいしか伝わらなくても、その1人から一笑を得られるなら良しと。

やるねアムテックス。



役モノはかなりの変化

まず第一関門の東京タワー。大ぶりになり、一時停止時間はやや延びた。しかしその分、タワーの足は玉を弾きやすくなった。

トキオプレミアムまで存在した、足にぶつかりゆっくり東京タワー内へ入り、ぶつかりながらも中央に出てスペシャルルートへ向かう「ゆっくりパターン」は激減してしまった。

仮にスペシャルルートへ向かっても、中央タワーは真ん中で停止しない。悪代官のヤグラよろしく、ノンストップで回転し続ける。

スペシャルルートへは向かいやすくなったものの、向かっても当たりにくい。トータルすると辛くなった印象。

ただ、トキオプレミアムのような銀色の部材を多用しておらず、玉のルートは白い床なので、細かな軌跡をしっかり把握できる。さすがだアムテックス。



謎の堤防

東京タワーを外れた玉は、左サイドから中央タワーへ滑り落ち・・・ない。ルート途中で上下する堤防により、一旦停止を余儀なくされるのだ。

はいどーもー

この、適当に切った杏仁豆腐のような堤防により、玉は、奥へ行くルートと、手前から中央タワーを直撃するルートへ分岐する。

打った感じではV入賞率にそれほどの差は感じなかった。中央タワーの足に絡みながらVへ向かうルートは増えた反面、回転体の溝内で跳ね返ってVへ向かうルートは激減していた。

中央タワーは一時停止しなくなったこともあり、どうやったら当たるんだと悩んでしまう。



大当りはアタッカー消化

アタッカーによる消化は地味で、気持ちよさに欠けた。

大当りするまでは羽根物だけど、当ったらデジパチと一緒。おだてブタのような名機もあるだけに、通り一遍等な批判は良くないけれど、やはり大当り中は羽根に拾わせたい。

通常時なかなか入らずイライラする場所へ好き放題打ち込む快感は、消してほしくなかった。

羽根物における攻略難易度の高い美少女みたいなものであり、普段は玉を寄せ付けないのに、大当りすると一気にデレて全てを受け入れる。この「落した感」はとってもときめきメモリアルなのだ。

↑これが、こうなる↓

大当り中の羽根のように、パッカンパッカン股を開いたりするわけですよ。



全てのトキオを並べて使いたいね

1200発まで出玉を伸ばすものの、そこからは一直線に飲まれてしまった。辛すぎる役モノに難儀した。

一方、チャッカーは7個戻しだし、オマケにもポコポコ入るので、玉の減りは緩やか。30玉交換打ち止め制のホールで打てたら、さぞかし楽しかろう。

デラックス、プレミアム、そしてスペシャル。それぞれ別の楽しさを持っているので、古いから外すというのはオススメしない。全て並べよう。

3年以上の歴史を持つデラックスは徐々に壊れていくから、自然減でいい。一気に外すと、付いていた常連さんを飛ばします。トキオ三兄弟は別機種として扱いましょう。



開発者へ一つだけお願い

よくぞ羽根物を出したよアムテックス。バランス調整は大変だったろうなと推察します。ただ一つだけ、一つだけ言わせてほしい。

前作プレミアムの右半分や、今回の杏仁豆腐みたいな小細工はさ。付け足しの小賢しさ、っていうのかな。あれこれ工夫しすぎ。

昔、SANKYOだかBISTYだかから、フェリックスキャットって出たの知ってる? 大一から出たタブチ君は?

どちらも見事な玉の動きで楽しませてくれたけど、あんま稼働せんかったよね。なぜか。何をどうしたら当るのか、初打ちで分からないんだよ。工夫して玉を動かせば動かすほど、当りにくく感じる



分岐させすぎ注意

羽根物における小賢しさとは、増えすぎた分岐のこと。デジパチじゃないんだから、そんなに分岐させないでよ

外部の意見を聞くと「イレギュラー入賞は必要!」と言われるでしょ。でもね、そればかりこだわると、王道ルートが見えなくなる。デジパチと一緒。

規則の中で役モノを作り、数値を設計し、商品化するまでは、そりゃもう大変な苦労だと思う。売れなかったらドヤされるだろうし。売れたとしても数千台だし。

ゆえに羽根物は、稼働しなきゃ会社的に許されない。追加注文されるくらい稼働させなきゃならない。ゆえに飽きぬよう色々やってしまうのだと思う。楽しんでもらおうというサービス精神もあるのだと思う。

その気持ちは尊い。尊いからこそ稼働してほしい。稼働してほしいからこそ、過剰な付け足しや増えすぎる分岐には、注意してほしいんですね。

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