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遊技人口を増やすためのパチンコ台価格とは?

間違えを恐れないパッション

10年前にわんおふというブログを運営していました。本体のブログから切り離した真面目系というか、自由な考察を主体とするブログです。1年ほどで閉じてしまいましたけど、自由な考察ゆえにアラも多く、コメント欄はしばしば批判意見に彩られました。

若さゆえ許される部分ってあるじゃないですか。間違っていてもほとばしるパッションゆえ「方向性は分かる」と賛同を得られたりもする。私も45歳になり若さを失い、そのくせ知恵も知識も中途半端ゆえ、荒削りなパッションを放出することを躊躇するようになりました。老けたね、脳が老けた。

それでも時々あるんですよ。

間違ってもいいから書きたいって思うことが。


稼働か利益か

過去、いいパチンコブログで度々炎上したのは、ホールで大切なのは稼働か利益かという問題。今ならハッキリ「両方必要だよバカ」と言い切れるんですけど、若かりし頃のボンペイ吉田さんは「抜けば客は死ぬんだよ! まず稼働だろ!?」と燃え上がっておりました。

経営をする以上、最低限の利益を稼がねば潰れてしまいます。機械を入れ替えなくても人件費や光熱費は掛かる。最低限必要な費用は厳然として存在するし、それは安い金額ではない。稼働こそ重要という人は利益の源泉を指し、利益こそ重要という人は現実の数字を指す。軸が異なるだけで、実は同じことを言ってるんです。

稼働にせよ利益にせよ、数字を見ていると忘れがちになるのは、低稼働だと客一人に負わせる金額は増えてしまう、ということ。当然客足は遠のく。

そこで、必要な費用と利益を確定させた上で、一人でも多くのお客様に少しずつ負担していただこうという考え方になります。昔の社長さんは出さないと怒りましたよね。それってまさにこの考え方。客をパンクさせてしまったら元も子もないから、たまには出して客の懐を潤す、その上で多くの客を呼んで一人当りの負担を減らす。

創業者は薄利多売の原則を身に染みて知っていたんです。


変えにくい費用と変えやすい費用

必要な費用と利益を確定させた上で、それを一人でも多くのお客様に小さく負担していただこうという考え方

これを良い経営と仮定した上で、以下の計算を考えてみます。

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