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#5 自分たちの想いを形に        E-Parkに込めた想い

E-Parkが出来上がるまでの物語「E-Park物語」も、今回で5回目。

今までは、”E-Parkのひと”(note管理人)が感じたこと・見聞きしたことを書いてきましたが、今回はE-Park発起人でもあるE-Park実行委員 福島さんに「E-Parkへの想い」というテーマで書いてもらうことにしました。

多くの方々に私たちの想いを知って頂き、共感してもらえると嬉しいです。

SDGs目標まで10年をきった2020年頃から真剣に行動変容を起こさないといけない!と自分自身思うようになり(E-Park物語#1に詳しく記載してます。by管理人)、E-Parkへと繋がっていきました。

資本主義の概念で生きてきた多くの現代人は「利己主義」で物事の判断をする。稼ぐことが成功と言われ、利益を出すことが至上命題となっている。そして教育の場もそのような事が可能なポジションを得るための教育となり、学校や会社選定になり、人生をかけて「稼ぎ」を追求してきた。


それは「利己主義」であることの方が優位に立つ可能性がある。
利己主義は自分を中心に外へ広がるほどヒトや社会との関係性は希薄になる。自分との距離が遠いことは気に掛ける度合いが減少する存在になり下がるのである。
故に私を含めて、自分たちから一番距離のある「地球」に関する事項は、長い間無視され、係わりを持つものとして認識されず、配慮することなど無用であるごとく扱われてきた。少し言い過ぎたかもしれないが、しかしながら「利己主義」である私たち人間は「地球に良くない」と分かっていても、そのことを見て見ぬふりをして、問題を先延ばしにしてきたのである。


しかし近年、自分から一番遠いはずの地球にかかわる諸問題が自分たちが真っ先に直面する問題として姿を現してきている。SDGs Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)と名前を付け、世界全体で諸問題に向き合おうとしている。

それでは、”SDGsについて考える・行動する”とはどういうことなのか。

それは「自分以外のことを認める・気遣う」ということなのではないか。「利他的」でいる必要があるのだ。
私は、まずは自分以外の近くの人と繋がり、認め合うことから世界は変えられると考えている。その行動を「稼ぎ」ではなく「仕事」と言う。
「私利私欲のための労働=稼ぎ」であり、「自分のためだけでなくヒトのための労働=仕事」である。つまりは、町内会のごみ拾いや学校の旗持ち当番など、これらは地域や子どもたちのために行う「仕事」なのだ。


SDGsには17の目標があるが、全ては”自分以外のものに目を向ける”ことなのだと思う。その向ける方向が他者であったり環境であったりするだけなのだ。
私はE-Parkを通して「仕事」を各方面の人としていきたいと思っている。
また、誰もが普遍的な課題として持っている「幸せ」も、自分以外のものを認める、共有することで近づけたり実現できるものと思っている。

E-Parkが、他人と繋がることで感じる「温かな空間」「優しい空間」を作り出すことで、その人の居場所作りに貢献できると思っている。


地域住民、地域団体、近隣企業、その他私たちの想いや活動に共感・協働してくれる仲間を集め、E-Parkではじまった活動が社会的に見ても”あたりまえな活動”へとステップアップしていく未来が、私にはもう見えている。

E-Park実行委員 福島

エピソード#0#1はこちら

エピソード#4はこちら


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