愛に解決できない問題はない 2017-09-12

2017-09-12記録 愛に解決できない問題はない

ほとんどの1日は素晴らしい時間を過ごせた。

朝は土砂降りのなかコーヒーやで記事をあげ、ひとびとのことを想い頭は冴えていた。
いくつも終わらせたのにまだ午後まわってすぐだった。

昔つきあっていた彼とのひとこまを書いた記事をあげ、
そして関連した記憶の過去記事を読んだら、

自分がどこまでも純粋に誰かを愛し抜いていた姿を思い出して
なんともいえない胸がいっぱいになった。

そして、二度と色褪せない愛のある関係を築ける相手がいることが
なにより幸せなことだと感じた。

そのまま花を買いに向かう。

可愛い花が今日はたくさんあった。4束抱えて花の名前をきき、

花屋に向かうまでに数え切れぬほどの22を見た。今日は恋人の日だと想い嬉しかった。

うきうきしながら、思わずメッセージをいつかのように送り続けた。空の写真、花の写真、いつも通りに。

家に戻り、シーツにアイロンをかけ、花を活けたら死ぬほど幸せな気持ちになった。

花が大好きだったこと。こんなに長く、しらなかったことを全身で味わう。

花の好きな彼に写真を送る。snsも久々にあげる。穏やかすぎる時間だった。
そしてあっというまに2時3時になる頃、一瞬、

なにをどこかでわたしは間違えて、こんな風にパートナーシップを失ってしまったのだろうかと感じるときがあった。

私は、何かしたんだろうか?またしらないうちに彼を傷つけたり、しらないうちに怒らせたりしてこうなっているんだろうか?

そんなことを思いながら、5月に最後に彼と会えなかった出来事のことを追っていったら、じんわりと胸が苦しくなってきて

まだ癒されていない感情が残っているのかもしれないとおもい
見落としていることがあるのかもしれないと思い

すこしだけ感じてみようと思った。

涙は出てきて、

部屋をうろうろして、そのときの写真をほじくり返してみようと思ったときに

なにか気が逸れたんだろうか?

 

pure inspirationを聞いていたら
そのまま嗚咽が出てきて、気持ち悪くなっった。

普段、感情の解放をしているときと同じような感覚で

何か、衝動的に「生み出したい」「吐き出したい」という感覚に襲われた。

 

初めてのことだった。

 

どうしようと戸惑い、いつもならただティッシュをもってうずくまるところ

 

走って眠っている一度も開けていない画材道具を漁った。

そのまま衝動にまかせるがままに、

 

とまらない嗚咽とともに

パレットに絵の具をかたっぱしから押し出した。

古い絵の具のせいか

 

固まってでてこないものが半数だった。

 

手がぐしゃぐしゃに汚れるままに
泣きながら

 

お尻から破ってねじりだして、

そのままゴミ箱に捨てた

 

端から端まで色を並べて

それがいっぱいになったところで

 

 

紙に、水を垂らして

色を落としていった。

 

 

もう長い間、こんなことをやっていなくて

子供の時以来だった。

 

 

どんな風に水が滲んでいくのか

どんな風に色が広がっていくのか

 

見当もつかぬまま

 

おそるそそる落としていった

 

 

水滴が

 

紙のうえで広がらずに玉になって

 

それを

 

いくつも、いくつもならべた

 

 

透明な水の玉のなかに

 

 

色を

 

落として行く

 

 

 

筆の先を水滴につけた瞬間に

 

じわっと瞬時に玉に色が広がる様を

 

うえからながめて

 

 

こんな有機的な作業を

 

 

どうしてこれまで

いちどもやってこなかったのか不思議に思うくらいだった

 

 

 

最初の衝動は

 

 

色を落として行くたびに

 

少しづつ抜けていって

 

 

まさにこれまで泣いてやっていた感情の解放を

 

別のかたちで抜いているような感じがすこしした

 

保育園の迎えの時間がきて

 

空がきれいだった

 

何かがおおきく変わっているのがわかった

 

空を見にいった

写真を何枚もとって以前のように送って

 

わたしは何かを期待したんだろう

もういちどかれが喜んでくれるとか

 

 

いつか数ヶ月こたえてもらえなかった空白の期間、わたしと彼はある方法をつかってコミュニケーションをとっていた。

それでわたしは繋がっていることを確認できたのだ

 

同じことを、まだ求めていた。それでなにかを確認しようとしたのだ。

 もうその段階は終わっているのに。 

 

それでも彼がまだ、わたしをおもっていることがわかる。

 

どちらにも行けない時間

 

まだ、二人の間には学びがあると出ている。かれとは一生の伴侶ではないのに。

 

 

どこまで高みを目指せばいいのか?とっくの昔に終わっていてもいい恋。

 

  

そのあとしばらく身動きがとれずに胸のあたりの苦しさから
なにかを絞りだそうとしたが、

なにも出てこなかった。

 そう、その痛みやくるしみは、

もう私の中にはなかった。それは彼のものだった。

 

どこにも向かえていないかもしれない。

どこかに向かっているのかもしれない。

 

わたしだけが前に進み、彼は止まっているのかもしれない。それはわからない。

 セージを炊いて、

普段は二日に一回洗うだけの髪を思い切りシャワーで流した。

 

 

悪いエネルギーをとにかく抜かなければいけない。
いまの自分には、そんな無駄な暇な時間は残されていない。

癒す場所は、

しっかり苦しんででも癒してきた。

 それは無駄なことではない。もう二度と、何かに期待したり
彼とのことで何か煩わせられるような感覚に陥らぬ境地にいく。

軽やかに、愛と喜びで、ひとは目覚めていけるのだと。
せっかくならば、愛で涙を流し続けていきたい。

もう二度と、絶望なんていう言葉が辞書から消えてしまうように。

そしてすぐに抜けて、身体中が愛で満たされる感覚がした。

 愛より強いものはない。闇は光には決してかなわない。

 愛で解決できない問題はないというチャックスペザーノの言葉が

なんども頭をよぎる。

 

 慰めや励ましや、自分への鼓舞ではなく

 

 まっすぐに鏡を見据えて

 「愛に、解決できない問題はない」

 と二度、言い切った。


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