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ごはんごはんごはんごはん

振り返ってみれば、わたしはなぜか”食事”のことばかり考えていた。大食漢でもグルメ系インスタグラマーでもない。しかし食に関わる時間が1日で最も多い気がする。みなさんはどうですか?

朝起きれば、冷蔵庫を開けたり閉めたりしながらバタバタと朝ごはんの支度をする。食器洗いもしながら、テレビで無意識に流行の新発売の商品を観ている。通勤中もSNSをチェックするけど、まあわたしがフォローする方は美味しそうなものを食べいてる模様。11時近くなれば上司が今日の昼ごはんどこに行く?と聞くので、どこに行くか考え始める。昼休みは週末に妹が来るので、どこかレストランを予約しなくては。夕方近くなると今晩何を作ろうかが頭のどこかでグルグルと回り始め、もう一踏ん張り残業するためにコンビニ行くかやめるか迷う。結局スーパーが終わるギリギリの時間に小走りで帰宅。何かしら足りなくてお店2軒をハシゴしたりする。1時間弱くらいかけて調理、10分くらいで完食、後片付け10分くらいか。またもやテレビで何ヶ月待ちのスイーツを取り上げている。お米を洗って炊飯器をセット。明日は生ゴミ出したい・・・

このようなことをやめた途端、今日の1日がすっかり暇になってしまった。これは正月でごちそうばかり食べた胃を休めるつもりで断食をして、気づいたことである。義務と習慣が入り混じって、こんなにもバタバタしていたなんて。食べないと決め、考えないようにしたら作業も時間も空白ができたのだ。わたし多忙じゃなかった、けっこう暇だと思った。もう口寂しいからとだらだら食事するのはやめる。買い物も毎日なんとなく行かない。宅配アプリも出前アプリも使っていいんだな。

ふと母の顔が浮かんだ。家族の健康のためにと毎日3食を必ず食べさせてくれた。外食や既製品に頼らず、丁寧に手間をかけてくれた。正月も例に漏れず、甲斐甲斐しくおせちを運んだり菓子を出したり忙しそうだった。適当でいいよと言っても譲らない。生きがいとも少し違う、無意識の習慣だと思う。ありがたいなと思いながら、次帰省したらもう一度「適当でいいよ」と言いたい。わたし自身はきちんと節制します。

#note書き初め

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