【206回】ああしんどい(190710)
疲れてしんどくて、何もしたくないと思いきや、本を手に取ると、結構読み進めることができる。
岡本茂樹「反省させると犯罪者になります」(新潮新書)を読み返している。
自分の心を傷つける。それが楽だったからだ。まわりに迷惑がかからないから。
そして壊れていった。
たっぷり好きな勉強をして、散歩をして、今、職場に戻ったわけだ。
嫌なことがあると、大声を上げて相手を責めたくなる。
自分を傷つけるのは以前ほど多くはないが、とにかく気持ち悪い。
そんな僕でも、育児に関しては不思議と「自分がされたことを人にして返して」はいないことに気づく。
自分が嫌だと思ったことを、娘には言わないように、しないようにしている。それだけのこと。
例えば、「きちんとしなさい」「しっかりしなさい」とは一度も言ったことがない。
気づいたら、勝手に考えて動く子どもたちになっていった。
逆に、もしかしたら、無関心さもあるから、娘は勝手に育ったのかもしれない。
掃除しなさい…など、ああしなさい、こうしなさいと言わない。
しんどいからである。
だから、僕一人でやるか、一緒にやるように依頼する。
娘が小さい頃はしんどくて、僕が耐えられなくなって、娘から離れて大声を出したり、机を叩いたりするなどパニックを起こしたこともある。
今は大きくなってきたから、落ち着いて見ることができるのかもしれない。
何が言いたいのかというと、なんだかんだいって、僕はよくやっているのではないかなと僕を励ましているのである。
ああしんどい。
復帰して10日。土日を省けば、8日目なのに。
少し休みたい。
学校の教師という仕事が向いていないのか。
子どもと関わる仕事が向いていないのか。
やりたいことは、子どもと関わる仕事なんだけどな。