見出し画像

【206回】ああしんどい(190710)

疲れてしんどくて、何もしたくないと思いきや、本を手に取ると、結構読み進めることができる。
岡本茂樹「反省させると犯罪者になります」(新潮新書)を読み返している。

人は、自分がされたことを、人にして返すものです。優しくされれば、人に優しくすることができます。冷たくされると、人に冷たくしたくなります。そう考えると、人を傷つける人は、自分自身が傷ついていると理解できます。自分自身が傷ついているから、自分自身を大切にできないのです。自分自身を大切にできないと、当然のことながら、他者も大切にできません。(p52)

自分の心を傷つける。それが楽だったからだ。まわりに迷惑がかからないから。
そして壊れていった。
たっぷり好きな勉強をして、散歩をして、今、職場に戻ったわけだ。

嫌なことがあると、大声を上げて相手を責めたくなる。
自分を傷つけるのは以前ほど多くはないが、とにかく気持ち悪い。

そんな僕でも、育児に関しては不思議と「自分がされたことを人にして返して」はいないことに気づく。
自分が嫌だと思ったことを、娘には言わないように、しないようにしている。それだけのこと。
例えば、「きちんとしなさい」「しっかりしなさい」とは一度も言ったことがない。

気づいたら、勝手に考えて動く子どもたちになっていった。

逆に、もしかしたら、無関心さもあるから、娘は勝手に育ったのかもしれない。
掃除しなさい…など、ああしなさい、こうしなさいと言わない。
しんどいからである。
だから、僕一人でやるか、一緒にやるように依頼する。

娘が小さい頃はしんどくて、僕が耐えられなくなって、娘から離れて大声を出したり、机を叩いたりするなどパニックを起こしたこともある。

今は大きくなってきたから、落ち着いて見ることができるのかもしれない。

何が言いたいのかというと、なんだかんだいって、僕はよくやっているのではないかなと僕を励ましているのである。

ああしんどい。

復帰して10日。土日を省けば、8日目なのに。
少し休みたい。

学校の教師という仕事が向いていないのか。
子どもと関わる仕事が向いていないのか。
やりたいことは、子どもと関わる仕事なんだけどな。