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株式会社EpoCh、起業への想い #1


外資系企業HRディレクター ⇒ 日系東証プライム上場企業Global CHRO(最高人事責任者) ⇒ そして、2023年3月1日、株式会社EpoChを設立。
 
■2022年の年明け - 起業を選択肢の一つとして一歩前に。
「1年後を目途に自身で起業する。つまり、残り1年間はきっと自身にとって最後の企業内HR人生になるかもしれない。」
だからこそ、2022年 年始に決意したことは「今の組織に一つでも多くのことを残し、残りの時間を誠心誠意、努めていくこと」と「私と直接何かをやりたいとパッション高く表明してくださる方々にはより一層伴走し、CHROとしての私との協業で何かを体感してもらうこと」の2点。これが双方向にFairな2点だと考え、自身の心に秘めてスタートした2022年でした。
 
Why – EpoChの社名由来は?
「epoch-making(エポックメイキング)」って言葉、聞いたことがある方はきっと多いかもしれません。
現代社会でよく使われる意味は「これまでに無かったような革新的・画期的な出来事で起こる新時代、新時代を切り拓くほどの意義を持つ事柄」ってところでしょうか。
エポックを起こせる企業を目指したい」ということに紐付きますが、実はそれが社名を決めたもともとのきっかけ・背景ではありませんでした。
 
■2022年夏 – 起業の道を(ほぼ)決意。
初めに着手したのが、「Purpose(社会における存在意義)」と「Mission(お客様に対する使命)」をイメージすること。設立時に一番大切にしたかったことです。
 
何の迷いもなく、すぐにイメージして明文化できたものがこちら。
 
Our Purpose / Empower People & Organization
Our Mission / Create value through HR
 
なぜすぐに明文化できたのか・・・
Myルールの1つに「頭に降ってきたワードやフレーズは瞬時にスマートフォンに残す」というものがあり、カテゴライズされたメモの中には、インスピレーショナルな言葉の数々が蓄積され、それらを眺めるだけでシンプルにパズルのように合わさったからなのです。
 
次に、それをビジュアル化して見えたのが、Purposeからは「E, P, O」、Missionからは「C, H」のそれぞれの大文字頭文字。そこから自ずと浮き上がってきたのが全てを順番に合体させた「EPOCH」の文字。
 
Our PurposeとOur Missionを社名にシンプルかつストレートに吹き込もう。
迷い無く思えた。
そして、epoch-makingのきっかけを創れる会社にしていこう。
ワクワクしてきた。
 
吹き込むために工夫したことが、社名の中でOur PurposeとOur Missionのそれぞれがクリアに生きてくること。Our Purposeの冒頭「E」とOur Missionの冒頭「C」のみを社名の中で大文字にする最終アイディアは、愛犬たちとの夜の静かな空気の中での散歩中に湧いてきました。
近所の夜の静けさと愛犬たちに感謝!
 
 
■2022年秋① 
– Our PurposeとOur Missionの日本語イメージ化、そして決意。

自然に湧いてくる英語とは異なり、日本語版は試行錯誤を繰り返しました。
(日本語に吹き込んだ想いは次回のエピソードで触れることとします)
そのタイミングには起業の意志は自ずと固まり、あとは、私の性格的に前進をするのみ
 
だが一方で、思い込みで独りよがりになることは避ける慎重な要素もあり、自身の軸や自分なりの型には絶対的にブレないものを持ちつつ、信頼する幾つかの第三者の目を入れることで自身の考えだけに固執しない柔軟性を持つことは常に心掛けております。そうすることで、自身が避けていたかもしれないこと、気づいていなかったかもしれないことにも目を向けるきっかけとなり、新しいことや違ったことが生まれてくる。
私の特徴として、その様な「大胆さと慎重さの融合」みたいなところがあり、それがちょっとしたイノベーションを生む自他共に認める高い行動力に繋がっているのだと思います。
根本には、EpoChのOur Purposeに込めたように「関わる人たちをEmpowerしたい」動機が高く、そのためには自身がEmpowerされていることが大事で、自分の強みを生かして、どのように残りの人生でより世の中に貢献して悔いが無い生き方をしていくべきか、何を主として働いていくべきかは常々意識して行動に繋げてきたかもしれません。
 
その様な背景と特徴があり、選択肢は一つに。
自身の誕生日月である「3月」に起業することを指標に定め、そこから逆算行動を開始。
そして、このnote第一弾は自身の誕生日に発信と決めました。
 
 
Why – EpoCh設立を後押ししたことは?
 
日系企業でのGlobal CHROとしてのこの数年間、外資系企業でHRトップとしてリーダーシップメンバーにいた7年間で実現できていたことができなくなってきたのです。特に2点が顕著でした。
1点目は、AgileでChallengingでExcitingなことに出くわす頻度が非常に限定的になってきたこと。CHROという立場を生かして自ら創り出すことを試みても、先進的で革新的なグローバル企業とは大きく異なり、自身の強みや優位性をフルに生かせる機会には繋がらない。
2点目は、社会、そして組織や人が抱える課題に対してダイレクトに向き合うことが限定的になってきたこと。閉ざされた場で尽力するよりも、自身の強みを最大限に発揮して介在価値を生む場、そしてより中長期視点を持って社会貢献ができる場を自ら創っていくことが使命ではないかと思い始めました。
 
 
■2022年秋② 
– 決意から、「覚悟」「信念」「ワクワク感」へ。

私自身の「キャリアンカー」のTop2が「純粋な挑戦」「奉仕と社会貢献」。キャリアアンカー、つまり、この2つは、私自身がキャリア、むしろ人生において絶対に譲れない軸となる価値観や欲求なのです。
どんなに尽力しても工夫しても、その2つから徐々に外れていくことに危機感を持つことは自然なこと。自身の介在価値を出すことこそが間違いなく中長期での社会貢献への近道。よって、3月の起業目標に際し、まだ半年程の期間があったものの、決意したからには行動を加速。その意思を早期に会社側に伝えることで、双方向にヘルシーな状態にすることができました。
 
最終出社のその瞬間まで今まで通りに何も変わらず努めていく意思と共に早期に退職表明をすることで、「CHROとして最後の日まで自身は何も変えずに日々の務めを果たしていく覚悟」と「今後自分がいなくても組織に支障が無い状態にした上できっぱりと去る信念」と「3月から未知の世界に飛び込む不安感を超えるワクワク感」の共存で、自然と身が引き締まると同時に清々しい気持ちにもなれました。
 
難航したOur Purpose&Our Missionの日本語版に込めたエピソード、そして、EpoChがこれから世の中に提示していくであろうアジェンダ等は、次回以降のnoteに続けていきたいと思います。
 
改めまして、株式会社EpoCh起業後の第一弾noteをお読みいただきありがとうございます。
 
 
追伸として。
Our Value(大切にする価値観) – ここにも社名がリンクする!
謎解きは、是非 こちらから。
https://epo-ch.jp/#philosophy

外資系17年(HRトップ 7年)とプライム市場上場企業 Global CHRO(最高人事責任者)経験の私が「誰もが独自性を強みとして持ち、新しい無限の可能性を秘めている」を自身のコーチング哲学に、2023年3月 起業をしました。サポートくださる方々と一緒に日本を元気にしたいです!