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ReadingとListeningで英語づけ

誰にでもすぐにできる英語づけ環境の作り方を紹介します。ぜひとも全部取り入れるつもりで取り組んでください。言葉の上達は、時間の積み上げと自分のトレーニングの方法と成果を振り返り常に改善するDeliberate Practiceにかかっています。

Reading素材はタダでいくらでもある

まずは身近なところから、パソコンやスマホを英語モードにしてしまいましょう。メニューもヘルプも全て英語になります。次は、Googleや、facebook、InstagramもTwitterなどのアカウントも英語にすること。日常目に触れるものの多くがこれで英語になります。もちろんGoogleで調べ物をするときは、日本語ではなく英語でしましょう。

書店でみつけた読みたい本の著者が外国人なら、原書のタイトルが必ず本のどこかに書かれています。私ならその場でAmazon.comで原書をオーダーします。

日本の新聞をやめて英語のニュースを読む。日本の新聞で自然な英語で書かれているのはThe Japan Timesです。Google Newsの言語と地域を変えると、英語ニュースが様々なソースから入ってきます。あるいは、Reuters通信でアメリカとイギリス版を読んでいれば価値観が偏ることを避けられます。

最初は辞書に頼ってもいい。しかし英和辞典やGoogle Translateなどはおすすめできません。なぜならいつまでたっても「日本語に訳して理解する」習慣から抜け出せないからです。英語は英語のまま理解する癖をつけることが大事です。辞書なら英英辞典を使うべきです。語彙が多くreputationが高いのは、American Heritage Dictionary、Oxford Dictionary of Englishでしょうか。スマホアプリ版があります。ちなみに専門用語でこれらの辞書でもみつからなければWikipedia(もちろん英語版)が頼りになります。

Listeningもとにかく量!ひたすらトレーニング

そのためには、まずはテレビの時間をゼロにしましょう。「ニュース番組は必要」は言い訳にすぎません。ネット上に豊富にある英語ニュースで置き換えるべきです。アメリカ英語ならCNN, イギリス英語ならBBC, アジア発のチャンネルならChannel News Asiaなど。これらのニュースサイトには、テキストとビデオがありますから、聞いてわからなくても、読んで理解できるかもしれません。YouTubeへ行けば、BBC, CNNなどそれぞれニュースのビデオクリップが豊富に見つかります。日本のニュースならばネットでNHK Worldは無料です。

自分が興味を持てるビデオクリップやpodcast、映画などをネット上で英語で探しましょう。歌、映画、趣味のバイク、料理、ファッションなどなんでも良い。YouTubeには十分すぎるほどの英語リスニング練習の素材があります。スポーツの試合も豊富にあります。

TED Talkなら世界で注目されている影響力のある人の話が聞けます。スクリプトが下に書かれていますから単語を確認することもできます。

TVやDVDなどの映画を英語チャンネルで聞くのは良い方法です。

いずれも字幕なしで耳を鍛えることが肝要です。聞き取れなければ何度も繰り返しです。そのために大切なことは、興味を持てる素材を使うこと。興味のないものを「英語の勉強のため」に読んだり聞いたりするのは長続きしません。

日本人は音声を50音しか識別できません。しかし英語にはもっと多くの種類の発音があります。最初はこれらを識別できないのは当然なのです。同じ素材を、聞き取りができるようになるまで、何度も繰り返し聞くことが大切です。これは耳の感度を上げる神経系統の訓練ですから、意識を集中して繰り返すことが重要です。スポーツや楽器の練習と同じことです。とにかく繰り返し行うこと。ある時突然、一つのフレーズがわかるようになるはずです。その一歩一歩を積み重ねていけば、やがて加速度的に聞き取れるようになります。

ボキャブラリーを増やす

ボキャブラリーを増やすには、ひたすらインプットを増やすことです。読む量と聞く量が物を言います。赤ちゃんが言葉を覚えるプロセスを思い出してください。

ある一つの分野で使われる単語(例えばあなたが代替エネルギー問題に興味があるならその関連のニュースで使われる言葉)はマスターしましょう。興味のある分野での英語がある程度わかるようになれば、そこから別の分野に進めばよいのです。


残りのwritingとspeakingは次回へまわします。しかしこれらを全部やっても、まだまだ十分ではありません。その不十分さを補うのが前回ご紹介した人を巻き込んでいくことです。こちらも並行してトライしてみてください。

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