見出し画像

2018年に書いた記事から

今年2018年は、趣味でやっているブログからほぼ完全にnoteに軸足を移した一年でした。書きもの…というかテキスト形式での日常のアウトプット自体は、自分なりにライフワークのつもりでやっているんだけど、特に「ブログ」という体裁にこだわっていたわけではないので、これはこれでいいのかな、時代の流れかなみたいな感じです。

年末だしせっかくなので、今年書いたnote記事の中から、文章の長短に関わらず、これはなかなかよく書けたという記事をいくつか自選ピックアップさせてください。noteはアーカイブというよりもタイムライン重視の作りになっているので、古い記事はすぐにアンモナイトみたいな地層に埋もれてしまうのだ…。

🏃🏻 🏃🏻 🏃🏻

『ニンジャスレイヤー』以外では珍しい小説のレビューを書きました。これは映画『オデッセイ』の原作、『火星の人』のアンディー・ウィアーさんによる新作宇宙SF小説『アルテミス』上下巻の感想文。ネタバレにならない程度に要点をかいつまんで説明したつもりです。溶接の描写に対するこだわりがすごかった。映画化楽しみだね。

川崎市市民ミュージアムで開催されたみうらじゅんさんの個展に行ってきたときの覚え書き。みうらさんのヤバさ、アーティストとしてここがすごいというポイントを、僭越ながらわたしなりに上手く説明できたのではないかと思います。

今年経験したうちで最大のトピックは、ニンジャスレイヤー翻訳チームことダイハードテイルズさんと音楽イベントで共演できたことです。当日は撮影班も兼ねていたので、俯瞰的なイベントレポートと、後半では自分のDJセットについての解説もしています。

映画評もいろいろ書いたんだけど、作品を観たあと頭の中に浮かんだこと…喜怒哀楽のどれでもない感情を、文章で思い通りに表現できたなと思うのは、この『スリー・ビルボード』のレビューかもしれません。何度でも観たい系の映画ではないけれど、これはこのときに観ておいてよかった。ネタバレの一切ない記事です。

バッハが大好きなので、その良さをなんとか伝えたいと思って書いたやつ。本当は連載記事にするつもりで、とっかかりとして一番有名なグレン・グールドの弾く「ゴルトベルク変奏曲」について書きました。

わたしはとにかく、自分が大好きなものを誰かに伝えたいという欲求が強く、ときどき何のきっかけもなく、いてもたってもいられなくなってこういう記事を書き始めます。で、書いてすぐはほとんど反応が得られなくても、何年か経って「あの記事を読んでわたしも始めました」みたいなことを急に対面で言われたりすることを何度か経験してきたので、インターネットって悪くないなと思います。

これは部屋に虫が出たのが嫌すぎて書いた軽めのエッセイ。こういうノリの文章は、特に資料などにあたらず口語体でダラダラ書けるので、無限に書けるといえば書ける。ちなみにここで行ったエアコンのドレンパイプを塞ぐという対策にも関わらず、この夏はさらに部屋でもう一戦交えることになりました。窓に隙間があったのでガムテで塞いだ。人類を救うのはガムテまたはダクトテープだ。

長らく憧れであった岡本太郎作「太陽の塔」に会いに行った日記。事前予約制の内部観覧にも参加した。この日はめちゃくちゃに暑い日で、クラクラしながらも作品のオーラに圧倒されるようにシャッターを切った。帰宅してさほど間を開けずにざっと書いた文章なので、全体的に高まったテンションを隠しきれていない。ちなみに(3)として書くはずであった京都旅行についてはまだ書けていない…。写真の整理は終わっているのでそのうちに。

パートナーがいないので、ひとり動物園とかひとりコンサートとかひとり旅とか、ひとり遊びばかりしていた一年でもありました。これは友人たちと出かけた旅行のなかで、初めて半日ひとりで海水浴をしてみた覚え書き。結論から言って、ひとり海水浴はすごいハードル低いうえに満足度が高いのでおすすめです。来年も行きたい。

figmaヤモト・コキが届いたので、なんでもないブンドドを撮るつもりがあらぬ方向に舵を切った記事。これはあれですね、夏休みの自由研究ですね。

noteで二次創作漫画同人誌の電子版を販売するということについて、実際にやってみて得られた知見をシェアするために書いた記事です。そういえば先日初めてnoteダッシュボードから累計売上金の振り込み依頼を出して、指定した口座に入金していただいたのを確認しました。ありがたいことです。

9月くらいに絵が全然思うように描けなくなっちゃって、でも文章は書けるので、描けないことを描けないってただ書こうと思って書いた記事です。まったくしまりのない雑記ではありますが、でも少しだけ頭のなかの整理ができました。書いてよかったなと思う。なお、その後お絵描きパワーが戻ってきたかというと…どうでしょう。少なくとも今はモチベーションはある!

これもバッハの記事のときと同じで、チェンバロという楽器が好きだから具体的にどこがどう好きかっていうのを書いておきたいなと急に思い立って書いたものです。具体例を挙げてコンパクトに説明できたつもりなので、このトピックに関しては現時点ではこれが完全版です。正直もっといろんな人に読んでもらいたい。お時間はさほどとらせません! チェンバロはいいぞ。

これに至っては、バッハとかチェンバロのようなよく知られた固有名詞に比べて対して、世の中ではまったく知られていないマニアックな概念のプレゼンです。それだけに、読んでもらえさえすれば誰にでもわかるように、普段以上にわかりやすく伝えたつもりです。こういう変な音楽があるんだな~みたいなのが、だいたいふんわりと伝われば大成功です。

🏃🏻 🏃🏻 🏃🏻

がっつり気合入れた記事を書くときって、どうしても2、3時間かかってしまうこともあるので、来年は軽めの記事をたくさん書くようにしたいと思っています。あとスピード感。これ書こっと思ったことはそのときに書いておかないと、熱量がどんどん下がってきてしまうので…。記事を書いてお金をもらっているわけではないから、内容の正確性よりも熱量を大事にしたい。

気が向いたら読んでみてね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?