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テクノ新譜試聴メモ:2019-05

今月はいろいろ気になるタイトルがあった…けど、いざ試聴してみるとそんなに刺さらなかったなみたいなのが多くて、2曲だけ。SurgeonのRaw Traxとか好きなコンセプトなのに、ディストーションがウェットすぎて個人的に気持ちいいポイントを超えてしまっているんだな…おそらく、フロアで聴いたらまた全然印象違うのかもしれないけれど。

Niereich - TeXen (Christian Wünsch Remix) [Code 15]

マドリードの老舗パーティーCodeが主宰する同名のレーベルから出たNiereichのシングルに、ベテランChristian Wünschが参加。原曲のシンセ・スタブをうまくダークなほうへシフトして自分の世界観に取り込んでいるのがおもしろい。派手さはないけどドライブ感のあるテクノ。

SSTROM - Drenched 6 [Rösten 8-2]

先月に引き続き、SHXCXCHCXSHの片割れプロジェクトの新作が良かった。3枚組EPの2作目にあたる。ダイナミックにパンを振った左右で反響しあうようなヒプノティックなリフが脳を引っ掻き回す。他の曲もみんないい。このシリーズは実験的すぎず分かりやすいから、ビックネルとか好きな人にももっとウケてもいいと思う。

※ウムラウトがまずいのか、Beatportのタイトルが文字化けしてしまう。それにしても、リニューアル後のBeatportめっちゃ重くなってしまったね。

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「テクノ新譜試聴メモ」は、R-9が習慣的に行っている新譜チェックのなかから、気になったトラックについて個人的な覚え書きを残しておくものです。原則としてBeatport上で当月内にEPないしアルバムとして新規にリリースされたものが対象。通常は楽曲単位での紹介、まれにEPやアルバム単位で紹介することもあります。

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