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Kito Internship Program

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四国とくしま・木頭地域での学ぶ・暮らす・遊ぶドキュメントです。
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木頭1日目

東京品川から夜行バスと路線バスを14時間乗り継いで徳島木頭に到着しました。バスの中どんどん自然が増えていく窓の外の景色を見ながら、不安と期待を感じていました。

木頭に到着したのは午後3時です。まず私たちが泊まる交流センターに行きました。近くには大きな川もあり東京では感じることのできない空気の良さを感じることが出来ました。
その後木頭周辺をたくさんのお話と共に案内して頂き、様々な人と出会いました。

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木頭1日目



品川を21時半に出発し、バスに揺られること約9時間。
徳島駅に到着しました。
徳島駅は想像よりも大きく、駅周辺もたくさんのお店がありました。

ダイヤが今年の四月で改訂していた様で、乗る予定だったバスが来ず、二時間遅れのバスに…。
そんなハプニングがありつつも、無事木頭にたどり着きました。

徳島駅とはうってかわって、回りは緑に溢れています。

バス到着後、案内してくださる小林さんをメンバー三

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2016年8月4日(木) 1日目 曇り

木頭での生活1日目。今日は早朝に徳島駅に着き、宿泊する施設を紹介していただいた後、公民館でみなさんとご飯を食べました。昨晩の9時半に品川駅を出発し、今日の朝6時半に徳島駅に到着。その後、バスの時刻表が改訂されていたこともあり、11時半に徳島駅を出発し午後3時ぐらいに木頭に到着しました。木頭に向かう道中から、徳島の自然の豊かさを感じました。1日にこれほど長い時間バスに乗ったことはなく、良い経験となり

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2日目

今日の朝一は役所に伺い、朝礼に参加させて頂きました。
その後、小林さんがお手伝いをしているコミュニティカフェくるくに行きました。そして田中さんという木頭に長く住んでいるおじいさんの話を聞いたり、木頭散策を行ったりしました。
お話の中では、一本乗りの起源などを伺いました。もともと一本乗りは、材木を運ぶために川の流れを使っていたものが今の一本乗りの大会などの文化につながっているようです。
約2時間の散

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木頭2日目

今日はまず、8時過ぎに役所へ。朝礼に参加し挨拶をした後、くるくへ出発しました。

くるくに着き、田中さんの話を聞いて、周辺の散策へ出発しました。田中さんは知識がとても豊富な方で、色々な話をしていただきました。散策では柚子の木の近くを通り、山道を歩いたり川辺を歩いたりしました。歩いている際に辺りの屋号を教えてくださりました。話し言葉で使っていたため、漢字などの字はないそうです。昔は屋号で呼び合ってい

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木頭二日目

今日は小林さんに役所の朝礼につれていってもらったあと、コミュニティカフェくるくで、木頭で暮らして70年の田中さんにお話を伺いました。
すべてが手作業だったかつての山仕事の話や、今はレジャーとして楽しまれている一本乗りが材木を運ぶための手段であり「ながし」と呼ばれていたこと、日当たりのいい場所は畑にされ、人は「かげ」とよばれる日の当たらない場所で暮らしていたこと…様々な話を聞かせてくれました。

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木頭3日目

今日は午前中に堰づくり、そして午後には石臼レクチャーを行いました。

堰づくりの際は炭小屋で兵庫自然教室の3人の方と一緒に行いました。
砂利を端へ端へと寄せていき、水深を深くしていく作業でした。今日は元々川の流れが少なかったらしいのですが、それでも少しずつ水深が上がっていくのは嬉しかったです。
また、一本乗り用の4mほどある丸太を上の道から下の川に落とす際に、その杉の木を持たせて頂いたのですが、と

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木頭3日目

今日は午前中に川で堰作り、午後からは結遊館で石臼を使用して、きな粉を作りました。

堰作りは兵庫の自然教室のみなさんと共に行いました。初めての体験で、堰作りと聞いたときはどのようなものか分かりませんでしたが、実際に体験してみて、昔からの知識が活かされていると思いました。私たちは鍬やスコップなどの農具を使用し堰を作りましたが、昔は大きな丸太を5mほどの高さまで積み、隙間から水が流れないように苔を使っ

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木頭三日目

今日は早めに起きお弁当をつくって、バスで結遊館へ。
そこから兵庫自然教室のみなさんと合流して、堰作りに向かいました。

川底を掘ってその石を積み上げ、堰を作っていきます。
この作業は想像以上に腕と腰にきました。
途中、玄番さんがとびとつるの使い方を教えてくださいました。
実際に使って丸太を転がしてみて、昨日田中さんとのお話の中で出てきた「力以上に要領が大事」という言葉の意味を身をもって理解しました

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木頭4日目

本日は1日Freeの日でした。
外に出るつもりが疲れていたようで、お昼過ぎまで寝続けてしまいました。

16時ごろにみんなから秋にいと呼ばれている中山さんの畑へ伺いました。
ナス、ピーマン、オクラ、トマト、ゴーヤ、インゲンを収穫することが出来ました。自分で畑の野菜を採ることはなかなかないので、とても楽しかったです。

そのあとは、そのままバーベキューをしました。無農薬で育てている野菜を採れたてのま

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木頭四日目

今日は木頭に来てから初めてのフリーの日。
自分が考えていた以上に体は疲れていたらしく、ついつい寝過ぎてしまいました。
また、昨日の堰作りによるものか、朝起きたらお腹が筋肉痛に…。

休んだあとは、一人で交流センター裏にある川に遊びにいきました。
暑かったので絶好の川遊び日和。
既に家族連れと男性二人組がいました。

実際に川の中に入ってみると、外から見るよりも意外と深い。
対岸に行きたかったのです

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木頭4日目

今日はお休みの日だったので、いつもより遅く起床しました。しかし木頭に来てからの習慣からか、朝6時半頃に一度目覚め、また眠りに。
朝食兼昼食は昨日の残りご飯を炒飯にして頂きました。

お昼ご飯を食べ、みんなで川へ行こうと話していたのですが、のんびりしていたらまたまた眠りにつき…
起きた頃には3時になっており、秋兄のところへ向かう準備をしました。

小林さんが迎えに来てくださり、秋兄のところへ着いて初

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木頭5日目

本日は午前中に木頭の図書館に伺いました。そして、館長の大沢さんにお話を聞くことができました。

木頭にある図書館の歴史は昭和50年に始まったそうです。
アメリカではどんなに小さな村でも図書館を中心にしてコミュニティが作られているということに感銘を受けたそうです。最初のうちは、法務局の建物を利用して週に1回図書館を開いていたそうです。その16年後の1991年8月1日、木頭に正式な図書館が作られまし

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木頭五日目

今日はまず図書館で大沢さんからお話を伺いました。
こちらの図書館は、NPOによって運営されており、1991年8月3日に開設されました。
館長の大沢さんは、生まれは木頭ですが、40年間東京で暮らし、14年前木頭に戻ってきたそう。
そんな大沢さんは、やはり木頭に熱い思いを抱いているようで、図書館に纏わる話の途中で、木頭の歴史も語ってくれました。
かつて杉が高値で取引されたころ、拡大造林が進められ、目先

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