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不動産屋さんって大変

『庭の木と四つの物語』@六本木トリコロールシアター

観てきました。

ストーリーとツッコミと感想と
ネタバレ満載です😌


始まる前に
こちら

でちらっとストーリー読んでたのと
こちら

のお稽古風景見て
これ、夏のメインはママと娘の彼氏よなぁ
わざわざ年の離れた彼氏って、実はママの元彼とかなんかなぁ
なんて思ってた夏😗

しかしキャスト的に年の差といえど犯罪じゃね?とか思ったりー……

秋も婦人とペンキ屋メインだからキャスト的にこの二人よなぁ、と
あれ、あやなちゃんどっちも出ずっぱり主役じゃん??って思ってました😌


舞台は同じ『家』。
時系列的に、春〜夏はあまり時間差なさそうだけど
夏〜秋は時間経ってそうでした🙄

秋の青年の言う『おばあちゃん』がベティだったらおもろいなーって思って見てました(笑)


夏〜ベティ・ド・ラ・ポンシュ〜


初見が、托卵に親子丼(´゚д゚`)って衝撃でした。続けて秋の話があんまり入ってこないレベルで(笑)

托卵と親子丼って意味わかるんかしら?ちょっとゲスい言い方だと思うけど、男性向けコンテンツとかにまぁある言葉よね🫠

まず、冒頭に男女二人(あやなちゃんと大高さん)出てきて、
この家に思い出いっぱいだけどもう別れましょう(意訳)、みたいな感じのセリフの掛け合いの後に去っていきます。

最初は気付かなかったけど、足元にランプが置いてあって、
あ、これ『春』の一場面なんかー、と途中で気づきました🤔



で、時間が進み。

ある若い女性、ジェシカが結婚予定で、この家を買うのに不動産屋さんと内見に。
あとから婚約者の金持ちボブが登場。
ボブとジェシカは親子位の年の差で、二人ともこの家を気に入る。

で、さっさと契約したいから契約書持ってこーいって不動産屋を去らせるボブ。

ジェシカとボブは何かな、普通に見てると、ジェシカはボブの財力に惹かれてはいるけど、決してボブが嫌いじゃない。結婚は望んでるけど婚約者いる立場で男と自宅でパーティ開くレベルの感覚の人。って感じでした🙄

(やべぇ、信じられん🫠婚約者居てるのに男友達を自宅に招くのか🫠フランス凄いな🫠)

ボブが常に家に居るようにすると言って嫌がったりするからやっぱり金目当てなのかなぁ。
因みにボブは離婚協議中の妻帯者で孫まで居てる人です………


で、ジェシカが、母親ここに呼んでるから会ってくれ、と言って、ベティ登場。
ベティは何ていうかわが道を行く人で、ジェシカからするといわゆる友達母子みたいな感じの人。あと『お友達』が多い人で、まぁいわゆる恋多き女なんだろなぁ、という感じ。

ジェシカが預けてるペットを迎えに行くと言って退場し、ベティとボブ二人だけになります。

(何故??😇何考えてるのジェシカたん)

二人で話していて、
最初は、ベティが、娘婿としてボブが適しているかどうかって話だったのが、
ジェシカは実は離婚した夫の娘ではないこと、
ベティとボブに同じ場所の思い出が出て来て、
実はある夏の時期に同じ場所に滞在してて、一夜のアヴァンチュール相手だったことが発覚😇

この辺の話で、ベティが裸族で性に奔放だったことがわかります😇😇

(フランス人信じらんねぇ😇😇)
(ベティ、全く共感できない人種だった😇)
(何か最近裸族の若者が何かして補導された事件無かったっけ、、、)


で、そのアヴァンチュールの時期とジェシカの産まれた時期を換算すると
ジェシカはそのひと夏で妊娠したことがわかり、ボブは自分が父親なんじゃないか!?
となるわけです🙄

ベティ的にはジェシカの目の色から、ジェシカの父親はボブではないとはっきり思ってる節がありますが、ボブからしたら、近親相姦疑惑が晴れず。

ベティは、ジェシカはまるで昔の自分そのものだ、と言う話になり、ボブを婿として認めると言って去っていきます。

で、呆然としてるボブの前に不動産屋さんが契約書持って戻ってくるんですけど、
やっぱやめ、とキャンセルするボブ。
キャンセルする理由が何か適当なこと言ってて(意味あるんかも知れないけど分からず)、不動産屋さんに、最初から分かってることじゃないかと言われるのですが、

はじめからそうだったかもしれないけど、気付いたのは今だ

というセリフを言ってお話が終わります。


不動産屋さんかわいそすぎる😭😭😭
超絶被害者😭😭😭


私、始めはジェシカが可哀想じゃん、と思ってたのですけど、ベティが、ジェシカの一挙一動が手に取るようにわかり、昔の自分そのものだと言った後の、ボブの最後のセリフ、
ジェシカも托卵する気だったんじゃ……??となりました🙄

ボブのセリフが

元々親子位の年の差なのは分かってたけど
やっぱりそれは無理なんだと気づいた

という意味かも知れませんけど。

とりあえず、ベティがあまりにも断言するから、少なくとも近親相姦では無いんじゃないかなぁ、と。いやでも、自分が出来た時に母親とヤッてた男を恋人とか嫌すぎるけどな
せめて時期ズレてて😂



そして舞台暗転して準備を挟み、秋へ。

いやこの準備がね……公開ストリップなの🫠
男性陣が舞台で生着替えしてるの🫠
上だけならわかるけど、ズボンまで脱いでるの🫠🫠みせパンかも知らんけどパンツ見えてるの🫠🫠🫠

ファンは嬉しいのかな……衝立あるのに衝立の後ろで着替えない二人、、、
多分あのストリップは楽屋の問題かなぁと思ったのですけど
女性陣が主に使うであろう楽屋をつっきらないとも一つの楽屋に行けないのよね🤔
奥の楽屋狭そうだしな……

いやしかし、これはちょっとやめて欲しいと思いました。



秋〜トレアドール〜

秋はまた全然違うお話です。

屋敷の様子を見に来た地味な金持ちマダムと若いツバメ。仕事中のペンキ屋。

イレーヌという名のマダムがジョエルという名のツバメに家を買ってやろうとしてる。が、手続きの都合、中々家の名義がジョエルのものにならず、ジョエルとイレーヌが口論になります。

ジョエルからすると、イレーヌから迫ってきた癖に嫉妬ウザい。他にパトロンいるし、
って感じ🙄

(最初、ふむふむ推し活ね、と思った)
(途中で、いやこれホストと客に近くない?と)
(ジョエルが中々ウザいと思うんだけど、イレーヌは何が良かったのかなぁ、顔?)

で、用があると去っていくジョエル。

イレーヌは自己肯定感が低いわりには承認欲求が強くて優しくされたがっているんだけど、ジョエルが思うようにならず、癇癪をおこしかける。

(うーん、でもイレーヌずっとそばにいたらわりとウザい気もする🤔)

そこに話を聞きながら仕事をしていたペンキ屋が話しかける。
一緒にペンキ屋の娘さんが作ったお弁当広げて、昔のペンキ屋の恋愛話なんかしたりします。
で、話していくうちにイレーヌは自分を不細工だと思ってるけど、そんなことないってペンキ屋がイレーヌを認めて褒めてあげて、流れであはん💑な状況になり。

(何でや……ペンキ屋実はイケオジなのか!?)

自信をつけたイレーヌはジョエルと決別する、ペンキ屋とはこれきりの関係。


みたいな話です🤔


ジョエルの存在を宝塚風に言うとジゴロかな。
本人は自分じゃなくてジゴロにしとけとか言ってるから、ジゴロではないんだと思いますが……
私は、ジゴロジゴロ言うから琥珀を思い出しました🤔最後に片道切符とか言うし。


イレーヌのビジュアルが、シックなワイン色のワンピースに、眼鏡で纏め髪、なんです。

何で眼鏡なんかしてるんだ?見るんじゃなくて、見られることに気を向けてはどうか?美人なんだから
みたいなこと言われ、ペンキ屋さんに眼鏡を取られる場面があるんですが🙄

イレーヌが、眼鏡をしてるのは近眼だから、と言うんですけど
いや、ガチに近眼だったら眼鏡取ったら暮らせませんけど、何言うてるんペンキ屋??
とか思いました😇😇

近眼ナメたらあかん😇😇😇
見えんから!全てボヤけるから!!

ただ、眼鏡外されてからずっと普通に過ごしてて、鏡見たりする場面もあるんだけど
その距離で鏡見える?な距離なのよね

実は近眼じゃなくて、昔に不細工とか顔見せるなとか酷いこと言われて、伊達メガネかけてたのかなぁとか思いました。
ペンキ屋さん、伊達メガネって気づいたのかしら🙄


ところで、メガネってフランスでは保険が降りるらしいですねぇ
この時代は違うと思うけど。


ペンキ屋さんが腹減ったって、お弁当広げる場面、
まず、仕事中にワイン飲みだして、まぁフランスだしと思い。
何かグラスに入れてぐいっと飲んでて、で、同じグラスをね、イレーヌにもってワイン入れて渡すんです。

このワインのグラス、ペンキ屋さんはコップって感じの飲み口持った持ち方するけど、イレーヌさんはグラスの柄を持つ持ち方で、
グラスの持ち方で育ちの違いを表現してるのか?と思ったりしました🙄

が、
現場仕事にワイングラス持っていくのがフランスでは当たり前なのか??割れない??と不思議でした。
グラスケースでもあるの?

と思い、調べてみたら、あるやん🤔
わざわざあの形状で飲まなきゃいけないのかしら……


あはん💑な状況に至る至り方が
ペンキ屋の恋バナにあった
「カルメンの曲を歌ったら忍んできても良い合図」
って言うのに掛けていて、

それもたまたまラジオから曲が流れてきたからそんな雰囲気になった
って流れは悪くないなと思いました。

思いましたが、そこで暗転して終了、の方が好みかなー

イレーヌさん、その後にすんげぇ自信満々になるんだけども、
そもそも旦那も息子も居るんよね……仲悪いけどさ
オールドミスならまぁともかく、何か?とちょっとなりました。そんな変わるもんかな??

女性というものは、一人の誠実な男に真摯に抱いてもらえたら、生きていける

みたいな昔の価値観の話だなー😶と思いましたまる。


私はこの秋の中で『眼鏡』を『グラス』と英訳してるのがすんごい違和感で。
わざわざグラスっていうから何か意味あるんだと思いますが……ワイングラスと掛けてるのかな。

「グラスを取った」って台詞があって、(違う言い回しになってる回あったけど😂)
それは🍷と👓を掛けてるのか??と思ったりもしました。

赤ワインを贈るのに、仲良くなりたいという意味があり
メガネを外すのって、まぁ自分をさらけ出す、みたいな意味がなくもないけど

うーん、それを掛けてるのかな。

元がフランス語だから、多分フランス語で意味を掛けてるところが沢山あって
日本語としては台詞的に若干?なところがあるんだと思います。
翻訳の難しいところですよねー🤔

デブのボブも絶対元のニュアンスがあると思うんだけど
イマイチ見つけられなかった🤷


夏も秋も話の中で、スタイルに言及する場面があって

夏はベティとジェシカのスタイルが似てると言われるのですが、
役者さん的に真逆じゃないかなと心の中で笑ってました😇

秋はペンキ屋さんが、ちょっとお尻と胸が足りなくて好みじゃない→失礼な!→でも脚がいい、みたいなこと言うのですが、
これ、不二子ちゃんな女優さんがやった場合、
すらっとしてる方が好み→太ってるということ!?→でも胸がいい
みたいな台詞に変わるんかなぁ🙄とか考えたりしましたー😗

しかし言うほど脚見えないけど、ペンキ屋さん。いつ見たん?


こういう話の流れが何か昔の作品だなぁって思います。
その内日本では淘汰されそうだ🙄




公演時間は休憩無しの1時間半。

フランス人女性とは価値観合わないわぁ🤷と思いました。


キャストの感想を言いますと、

富本さん、若手俳優なんだなぁ、という感じ。あんな激不憫な役にゲスい役に舞台上であんなお着替え………お疲れ様です🙂
最後の挨拶であやなちゃんに「そーちゃん」って言われてた(笑)

上田さん、急遽なご出演、お疲れ様です🙂ジェシカちゃん、何だか見る度謎存在だった……可愛らしいお嬢様でした。

大高さん、ベテランさん流石!演技って経験値なんだなぁと思いました。言い回し?口調がリアルというか、間がいいというか🤔すっ転ぶところとかアドリブじゃないのに何かリアルだった🙄
ドラマも経験されてるんでしたっけ。なるほど、小劇場にぴったりの役者さんでした。
あやなちゃんに「洋夫さん」って呼ばれて、「その呼び方は!!😂」ってなってた(笑)
若い娘さんに下の名前でさん付けされたらドキドキするよね(笑)

綾さん、あやなちゃん。全く正反対の女性を演じきっておりました😌
やっぱり宝塚出身だし、ミュージカルメインだったからか、何つーか、演技が派手?っていうのかな?他の人に比べると、バーン!とした感じがあるなぁって思います。
それが今回のベティに凄く合ってて、イレーヌも気弱な役だけど存在感がちゃんと感じられるって感じでした。喰われてないっていう感じ?🤔
ベティは可愛い印象ですが、イレーヌは綺麗って印象。あのイレーヌの衣装が、体のライン出まくりで、それがスタイルの良さを際立たせていたなぁ、と。

メイン二人、役の年齢とまぁ合ってない二人でしたが、(足して2で割れたらちょうどいいような🤔)、演技でカバーって感じでした。


住もうとするカップルが破局を迎える、呪いのお家だなぁ😂
頑張れ不動産屋さん😂😂

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