神(々)

本SFでは、電子の電荷は相対的に決定すると仮定しています。電子が-極から+極に移動するという定説に則ると、電子数が多い空間が相対的に-になります。

すると、電子は何もない空間(真空)に対して、相対的に-になります。逆説的に、真空が+になります。

本SFでは、宇宙は空間の電子密度を平均する性質である、と仮定しています。

すると、電子は真空に向かって移動する性質である、ということになります。

これが、-と+の間に生じる電子の運動です。

次に、+から-に向かって流れる電気についてSFします。

その前に、電子の性質と磁石についてSFします。

完全反磁性

電子は空間の電子密度が平均になるように移動すると仮定すると、電子どうしが衝突することはない、と仮定します。複数の電子は、空間の電子密度が平均になるように互いに距離を保とうとします。

空間は基本的に物質を固定しません。電子を物質と見なすと、固定されていない電子は常に動いていることになります。

複数の電子は、空間の電子密度が平均になったところで固定されるわけではなく、近づいては離れる運動をしている状態にあります。

これが完全反磁性です。

宇宙(完全反磁性)崩壊と天地(磁性)創造

磁石の異極がくっつくのは、磁石の中の電子の向きを揃えているからだそうです。

空間の電子密度を平均化する電子の向きは、近視的な視点では揃いません。

重力が発生している空間では、原子や分子の進行方向は揃います。重たい原子や分子が重力場の中心に向かい、軽い原子や分子が外側に向かいます。

しかし、原子や分子の回路の中に閉じ込められた電子の向きは揃いません。

重力場が中心になる空間で、電子は密度を平均に保つことができません。原子や分子として、中心に向かうほど電子密度が高く、外側に向かうほど密度が薄くなります。

宇宙の性質を空間の電子密度を平均化することと仮定すると、重力場は反宇宙つまり宇宙の反物質になります。

これが宇宙崩壊と天地創造です。天地とは、重力場(惑星)だけが持つ物理法則です。

重力場(ブラックホール)の巨視的な磁性

重力場の発生原理についてSFします。

重力場は、原子モデルの陽子に該当すると仮定します。そのため、陽子がどのようにできるのかを、本SFの様々な仮定を用いて説明します。

電子は空間の電子密度を平均化するように移動します。すると、空間を構成する電子は互いに鏡面非対称に運動することになります。この複数の電子が互いに鏡面非対称に運動する様子が、公転です。

公転は、まるで電子の追いかけっこのように見えます。

公転軌道は遠心力により大きくなっていきます。

遠心力で電子間の結束が空間の平均から外れた瞬間、公転軌道の中心に真空が発生します。

本SFで仮定している電子の性質は、空間の電子密度を平均することですから、電子は公転軌道の中心にできた真空に向かって移動していきます。

一方で、公転の結束から外れた電子は、遠心力で外側に向かって移動し続けています。
(本SFでは、これが地球の最外殻を公転する電子と仮定しています。)

これが、向き、でしょうか?
流れ星や彗星のイメージですが、あえて地球と太陽(光)とします。

真空に収まった電子(地球)を、太陽(光)が引っ張って飛んでいますが、真空の重力(空間を平均にする性質)に引っ張られます。なぜなら、二つの電子が作る真空のサイズは電子二つ分だからです。しかし、公転軌道の中心にできる真空のサイズが電子二つ分なら、宇宙全体の真空のサイズも電子二つ分です。太陽(光)は中心と外側の両方から引っ張られていることになります。中心の力は点に集中し、宇宙の力は放射状に分散しています。これにより、太陽(光)は地球の周りを公転します。陽子(地球)と電子(太陽)の関係です。
本SFでは空間の物質は固定されないと考えていますので、実際には地球と太陽はお互いに向かい合って公転(鏡面非対称運動)していると仮定しています。太陽と地球の電子の向きが揃っていると仮定すると、地球は表面ではなく中身が常に同じ面を太陽に向けていると考えます。

ちなみに、陽子(重力場)に対して円錐を逆さにしたような電子スピンのモデルは、重力場である惑星上に限定されます。重力場がなければ、電子のスピンは陽子に対して水平になります。
銀河を撮影した写真に、平たい円盤状のものと、立体的なものがありますが、平たいのが全体像で、立体的なものが陽子部分を切り取ったものと考えます。

ここで便宜上、公転する電子の数を二つとし、電子一つ分のサイズの真空が発生した場合をSFします。

公転する二つの電子の真ん中に真空が発生すると、二つの電子の公転軌道は空間の電子密度が平均になるように縮小します。そしてまた遠心力で拡大する、という伸縮運動をします。
(これを、本SFでは時間が戻る季節の逆再生と仮定しています。)

公転する二つの電子がこの真空に入ることはありませんが、空間は飲み込まれています。

これが反宇宙の呼吸で、生命の始まりです。

公転軌道内の空間は、電子の運動により温められています。反宇宙は呼吸をする度に熱が集まってきます。

二つの電子の公転軌道の中心は、真空と平均を交互に繰り返します。この呼吸により、中心は蓄熱と放熱を繰り返している熱源になる、と仮定します。

この時、公転する二つの電子が作り出しているのは平面つまり膜です。この膜の中心が開放されると空間が吸い込まれますが、公転軌道の回転方向に対して吸い込む方向は決まっています。

この電子の公転軌道をコイルと見なし、吸い込まれる空間(磁界)を磁石とすると、公転する電子軌道に電流が流れます。

この電磁誘導は、電子の公転軌道の伸縮(呼吸)によって繰り返されます。

この二つの電子の鏡面非対称運動となる公転を電子のスピンとし、呼吸によって膜を出たり入ったりする磁界を磁石の向きとSFします。

(ちなみに、反宇宙を地球に置き換えると、吸い込むと干潮、吐き出すと満潮です。)

陽子

膜に出たり入ったりする磁界についてSFします。

電子の公転軌道の中心の熱源を、陽子とします。陽子と電子の間では、電子の公転軌道が収縮する時に電気が発生しますが、電気が発生する場所は、電子(-)が相対的に+の空間に移動した範囲です。公転軌道が拡大する時にも電子(-)と宇宙(+)の間に電気が発生しています。

つまり、原子モデルの外郭(電子が動いている軌道)は常に電気のバリアが張られていると考えます。(地球に置き換えると熱圏でしょうか)

では、この電気によって温められた空間とは、一体何なのでしょうか。

私たちは何を温かいと感じてるのでしょうか。

私たちが熱を感じているのは、電子回路だろうと仮定します。

便宜上、電子を二つだけ公転するモデルでSFしていますが、実際には無数の電子が公転しています。そして、電気によって温められた空間と冷たい空間の間に、結露ならぬ回路が発生します。運動しているはずの電子群が冷やされたものです。

これを陽子のない原子と仮定し、結晶とします。

結晶を、電流の周りにできる磁界と仮定します。

電子が穏やかに移動し微かな電気を発生する電子回路は、通常は私たちの目には見えませんが、私たちの肉眼で確認できる雪の結晶ですら、宇宙の温度に比べれば温かいです。

陽子が呼吸によって吸収する熱は、これらの結晶(公転する電子の周りに発生する磁界)です。私たちのサイズでは単に空気として認識されています。

電子とその公転軌道の中心にある陽子との間に、直接的な電気は発生していませんが、陽子は外側を公転している電子からミニチュア電子回路(ホッカイロ)を受け取っていると考えます。

稲妻は中性子から発生していると仮定します。

中性子とは何なのか、SFします。

諸説想定できるとは思いますが、ここでは一時的に発生する真空とします。

電子は、公転軌道の外側の宇宙(真空)と、公転軌道の中心の陽子(真空)の、二つの真空を持っています。公転する電子は、外側と内側の両方に属しています。

中性子は、この外側と内側の真空の間に、一時的に発生する真空と考えます。重力場というよりは、電子殻上の電子の偏り(磁場)でしょうか。髪の毛がくまったような、糸が絡まったような空間を想像しますが、

惑星の前世的なものが一時的に発生したと考えます。

重力場内は物質が還元されますので、完全な惑星はできません。

しかし、地球上においては、私たちが神とする存在に最も近いと考えます。

電子

電子には+も-もありません。男も女もありません。すべて等しく、平均になるために運動します。

神話に登場する神々は、相対的に男になったり女になったりします。神話は、電子が離合集散して様々に化身する様子であり、まるで戦闘しているかのように物質が還元していくストーリーを描いたドラマのようです。

実際に、私たちは電子の擬人化ですよね。



本作は素人のSF神話です。

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