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2022年生まれまでの毛色別頭数集計【ゴールドシップ産駒】

毎年色とりどりの毛色が生まれるゴールドシップ産駒。
2022年生まれまでのゴールドシップ産駒の頭数を毛色別に集計しました。

こちらの記事の表は2023年1月に筆者のX(Twitter)で公開したものです。
注意事項がございますのでご覧ください。


注意事項

この記事の集計表は2017年~2022年生まれまでの産駒を対象にしています。
使用検索サイトはJBIS-Search

集計年に生まれた産駒(この記事では2023年生まれ)は対象外です。
以下を一読ください。

毛色確認のため筆者が活用しているサイト

JBIS-Search
公益社団法人日本軽種馬協会運営の競走馬に関する検索サイト
以下表記JBIS

血統書サービスStudbook
公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル運営の競走馬の血統書情報が閲覧できるサイト
以下表記スタッドブック

競走馬はおおよそ1月~6月に誕生しますが、
誕生後は各生産者がJBISへ自己申告(登録)し、後日血統登録のための正式な毛色検査を行います。
その時にはまだ芦毛の特徴である差し毛が生えてない芦毛当歳馬も多いため、スタッドブックでは栗毛や鹿毛の仮表記となります。
10月頃に再び芦毛の検査が行われ、最終的に毛色が確定するのは10月中旬~11月となります。

実例として
6月1日ジャジャマーチャンの23誕生
誕生時のJBISには栃栗毛と登録(仮の自己申告)
スタッドブックにも栃栗毛と仮表記
6月中に血統登録の検査(毛色検査含む)後、栗毛判定
スタッドブックの表記が栗毛に変更
10月頃に芦毛検査
11月1日時点でスタッドブックを確認したところ芦毛表記に

このように11月近くまで最終的な毛色が定まらないことがあり
参考にしているJBISの毛色登録は各生産者で行われるようなので、仮の毛色が変わっていない場合があると予想されます。

そのため集計した年に生まれた産駒の集計は翌年に行うようにしてます。
2023年生まれを含めた毛色別集計は2024年1月以降に行う予定です。

・集計した年に誕生した産駒は含まない
・使用した検索サイトJBISは各自己申告の部分があるため正確な集計でない可能性あり
・JBISに記載のあるゴールドシップ産駒は全て対象(引退、生死を問わない)

以上が毛色集計の注意事項です。

2017年~2022年生まれの毛色別集計

以下の表が2017年~2022年生まれの毛色別頭数です。
公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル認定8種

2017年~2022年に生まれたゴールドシップ産駒の毛色別頭数

ゴールドシップ産駒は全て集計対象です(引退した産駒、死亡した産駒問わず)

上から
全頭の項目
・毛色別総数
・毛色ごとの割合
・前年の頭数(グレーライン)
・前年からの増数

牡馬、牝馬の項目
・性別ごとの毛色別総数
・2022年に生まれた産駒の頭数

セン馬の項目
・毛色別総数
・前年の頭数(グレーライン)
・前年からの増数

2022年生まれのゴールドシップ産駒は
牡馬26頭、牝馬39頭と牝馬が多いですが

2021年生まれのゴールドシップ産駒は
牡馬49頭、牝馬22頭と牡馬が多いので
いい感じにバランスをとっています。

毛色別グラフ

2017年~2022年生まれのゴールドシップ産駒毛色グラフ

グラフにするとわかりやすいですが
ゴールドシップは芦毛種牡馬なので芦毛の遺伝が非常に強いです。

多い順では
1番、ぶっちぎりで芦毛
2番、栗毛
3番、鹿毛
4番、黒鹿毛
5番、青鹿毛
6番、同数で青毛、白毛
そして0頭の栃栗毛

青毛、白毛は同数の2頭となっていますが
すでにサトノジャスミンの23が白毛馬であると確認できているため
来年の集計時には白毛が多くなります。

ゴールドシップ産駒では青毛が、さらには栃栗毛が最もレアな毛色です。

毛色別活躍馬賞金順トップ3

ゴールドシップ産駒の獲得賞金の多い順トップ3を毛色別に調べました。
※こちらは2023年11月現在のものです。

2022年11月現在の獲得賞金順トップ3

オークス馬ユーバーレーベンと東京ハイジャンプ覇者マイネルグロンがいる青鹿毛は頭数的には5番目と少ないながら目立ちます。

残念ながら青毛のマイネルシエルとプレーリーシップは血統書データベースにて死亡抹消と記載されていました。

まとめ

お気付きと思いますが、ゴールドシップ産駒は栃栗毛が生まれれば毛色コンプリートです。
栃栗毛はどんな種牡馬でも激レアな毛色。
検査員の判定も厳しいと聞きますし宝くじに当たるような感覚ですが、ゴールドシップならそのうちポンっと生まれるような気がしてしまいます。

最後になりますが
公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが認定していている8種以外にも特徴的な毛色を持つゴールドシップ産駒がいます
例えば…

ヴェローチェオロの「尾花栗毛
馬の毛色の一種で、栗毛の中でも、まえがみ、たてがみ、尾毛が白い馬

ウインマイルートの「ラビカーノ
尾頭と脇腹に白い毛を持つ馬

産駒のしっぽの付け根によく現れる「スカンクテール(クーンテール)」
尾の付け根にアライグマの尾ような帯状または輪状の白い毛が現れている馬の尾

このようにゴールドシップ産駒には様々な毛色を持つ子供たちがたくさんいます。
気になった産駒の毛色にぜひ注目してみてください。

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