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お客が来たら家が片付いた!

「片付けられない」で悩む私ですが、たまに不思議な現象も起きます。

移住1年目の牛窓(うしまど)の家に、知り合ったばかりの方が来ることになりました。正確に言うと、「カフェでランチしましょう」ということになって、家まで車で迎えに来てもらうことになりました。
「車がないと生活できない」と言われるエリアで車なしで生活する私は、車出してくれる機会は逃さず(笑)乗せてもらう作戦です。

「一瞬、家に上がってもらおう」「ちょろっとだけ部屋をお見せしよう」という思いが頭をかすめました。同じくまだ日が浅い移住者で、「こんな家に住んでるんだよ」「こんな暮らしをしてるんだよ」ということをシェアしたい相手だったからというのも少しあります。

でもそれは主目的ではありません。どんな距離感かまだ分からない相手ですし、「どうぞどうぞ上がって」というコミュニケーションが取れる雰囲気かも分からない。
目的はあくまで「ランチに行くためのお迎え」でした。

ところが、当日、約束の12時の2時間前。突如片付けが始まります。

出しっぱなしだった服を洋服箪笥にしまい。要らないチラシやレシートをごみ入れに捨て。化粧品は化粧ポーチへ、アクセサリーはアクセサリー入れに、文房具は所定の文房具入れへ。バッグはバッグ置き場へ、本は本置き場へ。床に転がっているべきじゃない(笑)クッションはソファの上に戻し。
難しいことは何もない片付けです。普段使ってるものを元に戻し、明らかなごみをゴミとして捨てるだけです。
毎日毎日「やらなきゃ」と思いつつ毎日やらない。積もりつもって、溜まりに溜まって、ますますやらない。そんな単純な負のループが抜けられない。
「1日15分ずつ片付けよう、そうすればいつかきれいになる」と思いついてやってみたものの、続かなかった。それが突如打ち破られたのです。

片付けながらも、「別に部屋を見に来るわけじゃないし」「見る時間ないかもしれないし」と思うんですけど、止まらない。
1日15分ずつなら8日で2時間、1週間もあればできてることです。なぜそんな簡単なことができなかったのか。なぜ2時間というもっと大変なタスクが今できてるのか。
自分でも謎を感じつつ、約束の時間のちょうど直前に片付けは終わりました。

結論から言うと、彼女は家に上がりませんでした(笑)。少し遅れて来たのと、お店に予約を入れてたので、そんな時間的余裕はなかったからです。
また「これからお友達になって仲良くしましょう」という趣旨のランチですから、ランチの後家にお招きするのが、気持ち的な順番です。
片付けの2時間は無駄になりました。

でもこれで「毎朝15分」をすっかり取り戻した感。
というか、ちゃんと毎日続けてたら、トータルの片付け時間は2時間なんてものじゃないですよね。「見せる」という観点からしたら無駄ですけど、「本来やってるはずのことを、たまたまこのタイミングでやった」にすぎません。

これって典型的な「人を呼ぶと家が片付く」現象じゃないですか(笑)。しかも「呼んで」すらないし🤣
自分は見栄っ張りだと思ったことはなく、(このブログのように)むしろ恥も外聞もなく割とあけすけに何でも見せてると思ってました。
でも毎日15分ができなかった私が2時間片付け続けることが易々とできた駆動力🤣本当は「見栄」がばっちりあるのを発見した気分でした。

まあこのブログも、片付いた暁には、「こんなに片付いてイケてる自分」を見せたい見栄を原動力に使ってるのかも🤣
自分を動かすドライブ(駆動力)は人によって違いますが、私の場合は「人に見られる見栄」は結構重要なのかも。
今後これを活かすという手を使おうかな⁉️

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